抜歯矯正で後悔する?デメリット・メリットを詳しく解説します!

  • 2024.02.162024.02.27
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「矯正治療を受けたいけど抜歯は不安…」

「抜歯はどんなメリット・デメリットがあるのか分からない!」

といった人は多いかと思います。

抜歯矯正は歯を抜くだけに、しっかりと納得したうえで治療に臨みたいですよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、抜歯矯正について詳しく解説していきます。

本記事を読むと、抜歯矯正に関する理解が深まり、より安全に矯正治療に臨むための知識が身につくでしょう。

本記事には、抜歯矯正のイロハを詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

抜歯は何のため?

抜歯矯正は、歯並びの改善や口元の美しさを目的とする矯正治療において、特定の歯を抜くことによって治療の効果を高める方法です。

これは、主にスペース不足が原因で歯が正しい位置に並ばない場合や、難しい症例に対応する必要がある時に採用されます。

抜歯矯正の主な目的は、以下のようになっています。

スペース確保

抜歯矯正の重要な目的は、歯のスペースの確保です。

歯が密集している場合や、大きすぎる歯が正常な歯並びを妨げている場合に、抜歯によって必要なスペースを作り出し、残りの歯が正しい位置に収まるようにします。

難しい症例に対応できるようになる

抜歯を行うことで、重度の歯列不正や顎の不均衡を有する複雑な症例に対して、より効果的な治療が可能になります。

抜歯により、歯並びを整えるためのスペースを確保し、歯を適切な位置に移動させることができるようになります。

Eラインの基準を満たし美しい横顔に

Eラインとは、 オトガイ部(下あごの突端部)と鼻先を結ぶ線のことで、美しい顔立ちを実現するためにはこのEライン上またはやや内側に唇があると良いとされます。

そのため、歯並びが原因で唇が前方に出てしまっている場合は、矯正治療によって改善するとEラインの基準を満たしやすくなります。

多くの場合、歯のスペースが不足し、押し出される形で歯が前に出た結果、唇が突出して見えることで横顔の見た目が悪くなります。

そのため、抜歯矯正を行うことで歯のスペースを確保してあげると、顔のバランスを整え、Eラインに沿った自然で魅力的な笑顔を作り出すことが可能になります。

抜歯矯正の流れ

ここでは、抜歯矯正がどのように進んでいくかの一般的な流れを紹介していきます。

流れを理解し、見通しをもって治療に進みましょう!

1.初診・相談

矯正治療を考えている患者は、まず矯正歯科で初診を受けます。

この段階で、歯科医師は患者の歯並びや顎の状態をカウンセリングし、矯正治療の必要性について相談します。

この段階で、自身が疑問に思っていたり、不安に感じたりすることを質問するとよいでしょう。

こちらを参考に!

歯科矯正をしたいけどまずは相談だけでも大丈夫?無料相談について

2.検査・ 診断と治療計画の作成

診断のために、X線写真、口腔内写真、歯型などが取られます。

これらの情報を基に、歯科医師は患者の状態を詳細に分析し、抜歯が必要か、どの歯を抜くべきか、矯正の全体的な計画を立てます。

3.抜歯

後日、治療計画に基づき、指定された歯が抜歯されます。

抜歯は、通常、矯正治療を開始する前に行われますが、第一小臼歯または第二小臼歯のどちらかを抜歯する際には、矯正治療を開始してから行うこともあります。

 

こちらを参考に!

抜歯と矯正のスケジュールについて!抜歯や矯正装置をつけるタイミングは?

4.矯正装置の装着

抜歯後、1週間〜1か月程度の適切な期間を置いてから、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など自身の症例に適した矯正装置が装着されます。

矯正装置は1〜3年ほど装着し歯を少しずつ動かしていきます。

5.定期的な調整

装置が装着された後、患者は定期的に歯科医院を訪れ、装置の調整を受けます。

この調整は、歯が計画通りに移動しているかを確認し、必要に応じて装置を調整するために行われます。

また、この場で何か問題が発生していないかも確認します。

大きなトラブルを未然に防ぐためにも定期的な通院は欠かさず行いましょう。

6.矯正装置の取り外しとリテーナーの装着

動的治療(歯を動かす期間)が終了したら、矯正装置が取り外され、新しい歯並びを維持するためにリテーナーという装置が装着されます。

歯は矯正治療後も元の位置に戻ろうとする働き(後戻り)があるのでリテーナーを装着して保定していきます。

リテーナーはほぼ一日中つけ、数年にわたり装着し続けます。

ここで装着をさぼってしまうと矯正治療での頑張りが無に帰すことになりかねないのでもうひと踏ん張り頑張りましょう。

7.定期的な通院

リテーナーを装着している期間(保定期間)も定期的に通院します。

多くの場合、動的治療の期間ほどの高頻度で通院する必要はありません。

また、通院の頻度も徐々に減っていくことが多いです。

ですが、この期間にトラブルが起こる事もあるので、油断せずきちんと通院するようにしましょう。

抜歯矯正をするデメリット

抜歯矯正は、歯並びを改善し、理想の口元を手に入れるための有効な手段ですが、いくつかデメリットに感じられる要素も存在します。

ここでは、抜歯矯正を行う際に考慮すべき主なデメリットについて解説します。

仕上がりがブサイク・老けて見えることも

中には、抜歯矯正後に顔の形状が変わり、以前よりも老けた印象になったり、期待していた仕上がりと異なる結果になることを心配する方がいます。

多くの場合、抜歯によって極端に顔貌が変わることはありませんが、次のようなケースで顔の印象にマイナスイメージを抱きやすくなるようです。

 

・ほうれい線が目立つように

→出っ歯等で突出していた口元の皮膚が、歯並びの改善により緩むことで口元のしわが目立つ可能性があります。ただし、逆に出っ歯が原因でほうれい線が目立っていた場合は改善されることもあります。

 

・口元が下がる

→口元が下がったり、人中の角度が変わって長く見えるようになったりした影響で老けた印象を持つことがあります。

 

このような場合、顔をマッサージしたり舌を動かすエクササイズに取り組んだりすることで改善を目指すことができます。

抜歯後に痛みや腫れがひどい

抜歯の手術後には痛みや腫れが生じることがあり、それを忌避する人は多いです。

抜歯後の痛みや腫れは個人差があり、中には強い不快感を伴い、日常生活に支障をきたすケースもあります。

通常は数日で痛みが引いていきますが、あまりにも痛すぎたり痛みが抜けなかったりする場合には担当の医師に相談しましょう。

また、痛み止めや氷嚢などによって痛みを軽減することもできます。

 

この記事を参考に!

歯科矯正中に痛み止めを飲んでも平気?効果や注意点について

抜歯後には歯は戻らない

抜歯では、健康な歯を抜くことがありそこに抵抗を感じる方もいるでしょう。

一旦抜歯をしてしまうと、その歯は元に戻せません。

多くの場合、第一小臼歯・第二小臼歯が抜歯されます。

自身の症例に抜歯が本当に必要なのかをきちんと理解したうえで治療に臨むと後悔が少ないでしょう。

治療期間が長くなることも

抜歯矯正は、抜歯によるスペース確保から始まり、その後の歯の移動まで、非抜歯矯正に比べて治療期間が長くなる傾向があります。

抜歯矯正で後悔しないためには

抜歯矯正は、適切に行われれば歯並びや顔貌を効果的に改善することができますが、一度抜いた歯は戻ってきません。

そのため、抜歯矯正を行う前に、後悔しないための準備と慎重な計画が必要です。

抜歯の目的を理解する

抜歯矯正を決断する前に、なぜ抜歯が必要なのか、その目的を十分に理解することが重要です。

抜歯は先述の通り、主に、矯正治療に必要なスペースを確保し、歯列や顎のバランスを整えるために行われます。

抜歯の目的が明確であれば、納得したうえで治療に臨め、後悔も少ないでしょう。

事前にしっかり納得するまで計画をすり合わせる

抜歯矯正の計画は、患者一人ひとりの口腔内の状態、顔貌、求める結果に応じて個別に作成される必要があります。

治療を開始する前に、歯科医師と十分に話し合い、計画の各ステップを理解し、納得することが大切です。

可能であれば、シミュレーションやビフォーアフターの事例を見せてもらうと良いでしょう。

また、疑問や不安があれば遠慮なく質問し、明らかにしておくことが重要です。

セカンドオピニオンを検討する

不安や疑問が解消されない場合、またはより確信を持つために、別の歯科医師にも相談してみることも選択肢の一つです。

セカンドオピニオンを求めることで、治療計画に対するさらなる洞察を得ることができ、より納得のいく決断が可能になります。

抜歯矯正は、患者さんの人生において大きな決断の一つです。

後悔のない選択をするためには、事前の準備と情報収集、歯科医師とのコミュニケーションが鍵となります。

慎重に計画し、自分自身に最適な治療を選択しましょう

抜歯を避ける方法

抜歯矯正に対する懸念がどうしてもぬぐえない場合もあるでしょう。

その際には抜歯のデメリットを解決する方法を把握しておくことは大切です。

幸い、現代の矯正技術には抜歯を回避しつつ、歯並びを改善するための様々な選択肢が存在します。

以下に、主な方法を紹介します。

歯列拡大

歯列拡大は、特に子供の患者に対して効果的な方法と言われていますが、成人でも歯列の拡大は可能な場合があります。

この方法では、歯列を拡大することで歯のスペースを確保していきます。

抜歯の必要性がなくなるというメリットがありますが、適用できる症例が限られるというデメリットがあります。

研磨

研磨は、隣接する歯の一部を少し削り、スペースを確保する方法です。

この場合、歯のエナメル層を削ることになりますが微小であれば健康上のリスクはほとんどありません。

ただし、研磨により、作り出すことが可能なのはわずかなスペースです。

軽度の症例ではそのスペースを利用して歯を適切な位置に調整することができます。

インプラント

抜歯後のスペースの問題に対処するために、インプラントを用いることも一つの選択肢です。

これは、歯が抜けた顎骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。

この方法は抜歯を避けるというよりは、抜歯の結果、どうしてもマイナスの影響があった場合に対処する方法になります。

まとめ

抜歯矯正は矯正治療の成功率や効果を高め、美しい笑顔・横顔や健康的な歯並びを実現するための重要な手段です。

この記事では、抜歯矯正の目的、流れ、デメリット、および抜歯を避ける方法について詳しく説明しました。

後悔しない抜歯矯正をするためには、専門の歯科医師との十分な相談を行い、治療の目的、プロセス、期待される結果、および潜在的なリスクについて理解することが重要です。

セカンドオピニオンを求めることで、より幅広い視点から治療計画を見直し、最終的な意思決定に役立てることもできます。

抜歯矯正は大きな決断です。

もし、本記事を読んで矯正治療に興味を持ったらぜひ、デンタルジュに相談してください。

最後に、しっかり納得したうえで治療に臨んで、ぜひ満足する結果を手にしてください!

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