矯正治療の流れを簡単に説明!8ステップで紹介

  • 2021.05.072024.02.29
矯正治療の流れを簡単に説明!8ステップで紹介

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矯正治療と一言で言っても、実際どのような流れで行われるのか、把握していない人も多いのではないでしょうか。

治療を受ける前に流れを把握することは今後の見通しを立てるうえで重要です。

そこで今回は、矯正治療の流れを詳しくご紹介致します。

本記事では以下の内容を紹介していきます。

・矯正治療は大まかに、カウンセリング→精密検査→治療計画→動的治療→静的治療 の流れでおこなわれるイメージ
・矯正治療にかかる期間の目安
・矯正治療にかかる値段の目安
・部分矯正は全体矯正よりお手軽だが対応できる症例が少ない
・大人の矯正治療と子どもの矯正治療は対象年齢・目的・治療方法が異なる

ぜひ参考にしてみてください!

矯正治療の流れ

各医院で多少治療の内容は異なりますが、基本的に以下のような流れで治療は行われていきます。

治療の流れを見通すことで、具体的な治療イメージをもって矯正治療を開始しましょう。

1.初診カウンセリング

現在の歯並びやお口の状態を確認して、どのような歯並びを希望しているのか、歯科医師と一緒に確認していきます。

また、お口のお悩みや気になったことを質問して解決していきます。

カウンセリング時に大まかなお見積りを出し、お支払い方法なども提案してもらうことができます。

この段階で、料金が発生する医院もあればそうではない医院もあります。

事前にリサーチしておきましょう。

基本的に、カウンセリングを受けたから必ずその医院で契約を結ばなくてはいけないということはないのでしっかり複数の医院を比較することもできます。

大体時間としては一時間ほどと見積もっておくとよいでしょう。

また、事前に聞きたいことをしっかり準備したうえでカウンセリングを受けると、その後の治療で不安や疑問などを感じずに取り組め、より充実した治療になると思います。

以下の記事を参考にしてみてください!

歯科矯正のカウンセリングは相談だけしても良い?聞くべきことを紹介

 

虫歯や歯周病の治療は矯正治療前に行います。

また、抜歯が必要な場合には、この時に抜歯を行います。

初回カウンセリングの時点では簡単な検査であったり、そもそもそこまで厳密に検査を行わなかったりする場合がありますが、この時点で虫歯・歯周病が見つかることもあります。*精密検査の時に見つかることも多いです!

ここで注意したいのは、基本的に矯正歯科は矯正治療しか取り扱わない医院が大半です。

虫歯や歯周病の治療などをおこなう一般歯科を併設している総合歯科でない場合は、かかりつけの歯医者さんなどで治療を受けるように案内される場合もあります。

2.精密検査

レントゲン写真や口腔内写真、顔の写真撮影・お口の模型の型取りなどを行っていきます。

場合によっては、CT撮影を行うところもあります。

治療を行う際には必ず必要な検査となります。

精密検査を受ける際には、しっかりと歯を事前に磨いておき、装身具(ネックレスなど)は外しやすい状態にしておきましょう。

また、加えて、口腔内の審査や噛み合わせの審査をおこないます。時間はこれと併せて、1時間弱ほどです。

3.検査結果と治療計画

初診カウンセリングでの希望と精密検査のデータをもとに治療計画を立て、その人にあった治療方法を提案していきます。

治療計画に納得してから治療を行うことが治療を成功させるための鍵となるため、気になる点などがある場合には、十分に話し合いましょう。

4.矯正治療前の処置

初診カウンセリングでの希望と精密検査のデータをもとに治療計画を立て、その人にあった治療方法を提案していきます。

治療計画に納得してから治療を行うことが治療を成功させるための鍵となるため、気になる点などがある場合には、十分に話し合いましょう。

また、この診断後に、歯のブラッシング指導を行うことがあります。そのため、事前に歯を磨いておくとよいでしょう。

時間は1時間弱ほどです。

5.矯正装置の装着

治療計画で立てた治療方法の矯正装置を歯に装着していきます。

繰り返しますが、もし、事前の診断で虫歯や歯周病などが見つかった場合には、このときまでに必要な処置を終わらせておきましょう。

定期的に調整し、歯の状態を確認します。

矯正装置を装着する当日は、装置装着に時間がかかってしまう可能性があるので、早めに来るのと、その後に十分な時間のある日を選ぶようにしましょう。

選択する治療法によって通院頻度は以下のように異なっていきます。

表側矯正 1ヶ月~2ヶ月に1度の通院
裏側矯正 1ヶ月~2ヶ月に1度の通院
マウスピース矯正 2ヶ月~3ヶ月に1度の通院

あくまでも通院の頻度の目安であるため、カウンセリング時や、治療計画時に必ず確認しましょう。

5.装置の撤去

動的治療が成功し、歯並び、噛み合わせがきれいになったら装置を外します

さらに、歯をきれいに研磨することもあります。

その後、保定期間という期間に入るため、翌日や2日後などにその際に使用するリテーナーという装置の型取りを行います。

装置の撤去も、装着時と同様に時間がかかることがあるので、事前にしっかり時間的な余裕のある日を選んで予約しておきましょう。

6.治療後の相談

動的治療の終了を受け、矯正治療の結果について説明を受ける場が設けられます。

この場では、治療前に撮影した写真類と治療後に撮影した写真類を比較しながら説明がなされます。

さらに、のちの保定期間に向けて、装置の装着の説明や、かなり稀ではありますが場合によっては追加で抜歯をする必要性があり、その説明をおこないます

7.保定期間

矯正治療が終わって歯並びが整っていても、その位置をしっかりキープするために、リテーナーを使用した保定期間が必要になります。

必要となる保定期間は一人一人異なりますが、基本的に矯正治療を行った期間と同等な期間が必要とされています。

「歯並びが綺麗に整ったのに、なぜ保定期間が必要になるの?」と疑問を抱く人も少なくありませんが、歯は性質的に元の位置に戻ろうとするため、保定期間が必要になり、矯正治療を成功させるために必要不可欠な期間となります。

矯正後の後戻りはあるの?矯正後の大切な保定期間とは

8.保定期間が終わったあと

保定期間が終わると、ようやく矯正治療が完了となります。

ただし、なかにはそれでも後戻り防止のために保定装置を装着し続ける方もいるので気になる方はそのようにしても良いでしょう。

また、矯正治療が全て終わったからといって歯科医院に追加で相談をしてはいけないのかというと、そんなことはありません。

もし何かしらのトラブルが生じたら迷わずに相談しましょう

なかには、生涯にわたってサポートをしてくれるような医師もいらっしゃるので事前にそんな先生を探して治療を受けてみたり、治療中に友好的な関係構築をしておいたりすると治療終了後も安心です。

矯正治療の期間はどれくらい?

以上のような流れで矯正治療が行われることが分かったかと思います。

ここではさらに、矯正治療の期間を症状別に簡単に紹介していきたいと思います。

出っ歯の場合

出っ歯とは「上顎前突」とも言い、上の前歯が下の前歯と比べて大きく前に出ている状態を指します。

前歯の治療は部分矯正でも可能ですが、重度の場合は全体矯正や外科手術を要する場合があるので、担当の医師に相談してみるとよいでしょう。

大体の目安としては、ワイヤー全体矯正であれば、1〜2年ほど治療に費やすことになります。

部分矯正であれば1年以内に矯正治療を終えられることが多いです。

すきっ歯の場合

すきっ歯は「正中離開」または「空隙歯列」という正式名称があり、歯と歯の間に隙間が空いている状態を指します。

なかでも、前歯と前歯の間に隙間がある場合を「正中離開」、それ以外の部位に隙間がある場合を「空隙歯列」と呼んで区別されます。

前歯の隙間は先述のとおり、部分矯正で対応できるケースがありますが、それ以外の場所であったり、症状が重かったりすると全体矯正にて治療を行うことになります。

治療には部分矯正であれば数か月で終えられることが多いですが、全体矯正であると1〜3年ほどかかることが多いです。

受け口の場合

受け口とは「反対咬合」または「下顎前突」と言われる症状で、下顎が前に出ている状態を指します。

場合によっては骨格を変える外科手術を行うことがあります。治療期間としては外科手術を伴う場合は、3年半ほどに及ぶ場合がありますが、大体1年半から2年半ほど期間を要することが多いです。

歯並びがガタガタしている場合

歯並びがガタガタしている場合は「叢生」という症状と診断されることが多いです。

例えば、八重歯なども叢生に分類されます。治療期間としては、1年〜2年半ほどとなることが多いです。

矯正治療が必要な不正咬合とは?問題のある歯並びについて

矯正治療にかかる費用は?

矯正費用では、様々な費用が発生しますが、その中でも、最も大きなウェイトを占める装置代による費用感の違いを紹介します。

矯正治療には主に「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の二種類があります。

マウスピース矯正では、透明のマウスピースを歯に装着し、歯を動かしていきます。

値段としては全体矯正では80万円前後、部分矯正では、50万円前後となることが多いです。

ワイヤー矯正では、ブラケットという装置を歯に装着し、ワイヤーを通して、ワイヤーの外圧によって歯を動かしていきます。

装置を歯の表側か裏側のどちらにつけるかにより、表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正の3種類に分類されます。

表側矯正では、上下のどちらにも表側に矯正装置を装着します。

値段としては、全体矯正は80万円ほど、部分矯正では、40万円前後となります。

裏側矯正では、上下のどちらにも裏側に矯正装置を装着します。

この方法は、外から目立ちにくいですが、装着に高度な技術を必要とするため高額になります。

値段としては全体矯正では120万円前後となり、部分矯正では、60万円前後になります。

ハーフリンガル矯正では、上の歯の裏側に装置を取り付け、下の歯の表側に装置を取り付けます。

これは、イメージとしては、表側矯正と裏側矯正の中間のようなもので、表側矯正よりは目立ちにくく、裏側矯正よりは目立つ可能性が高くなっています。

値段も、中間くらいになっており、全体矯正では、110万円前後、部分矯正では、50万円ほどとなります。

これらの値段はあくまで目安であり、歯科医院によって値段は異なります。

また、症状によっても異なるのでしっかり担当の歯科医師に確認してから、治療に進みましょう。

こちらも参考に!

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

部分矯正と全体矯正の違い

部分矯正と全体矯正の違いは、文字通り、矯正装置を歯の一部分のみに取り付けるか、全体に取り付けるかです。

部分矯正は、全体矯正と比較すると、治療期間、治療費ともにお手軽なものとなりますが、対応できる症例は限られており、イメージとしては、気軽な前歯の矯正治療といった感覚です。

部分矯正の簡単さに魅かれ、矯正治療を検討する方は、しっかりとご自身の症状を把握しておく必要があります。

きちんと歯科医師にカウンセリングを受けるとよいでしょう。

もしも部分矯正に不適切な症状を無理に部分矯正で治療をしようとすると失敗することがあり、かえって期間も費用も掛かってしまうことがあり得るので注意しましょう。

大人の矯正と子どもの矯正の違い

大人の矯正と子どもの矯正の最も大きな違いはやはり、対象となる年齢にあります。

子どもの矯正は早くて3〜4歳から始められますが、大人の矯正は、永久歯が生えそろいかつ、顎の発達も進んだ12歳以降でなければ始められません

また、治療目的も異なり、子どもの矯正は、顎を正常に発育させ、将来きれいに歯が並ぶ土台作りをすることにあります。

より詳細に説明すると、小児矯正には1期治療と2期治療と呼ばれるものがあり、1期治療は先述のとおり、顎の発達を促すためにおこないます。

その際には「床矯正装置」という装置を用います。

2期治療では1期治療を受けたうえで、もう、小児矯正用の器具では治療が難しいと判断されて場合におこないます。

具体的には2期治療は矯正装置を用い、歯を動かしていきます。

一方、大人の矯正は、生えそろった歯の調整や異常を治すといった目的があり、先述の通り、マウスピースや、ワイヤー・ブラケットといった矯正装置を用います。

費用に関しては、症状によりますが、基本的に大人の矯正治療の方が高くなる傾向にあります。

どんな医院でカウンセリングを受ければいいの?

矯正装置の種類や費用は医院で異なりますが、治療期間や治療後の歯並びは歯科医師の腕によって大きく異なります!

だからこそ医院選びは、とても大切です!

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