インビザラインで抜歯不要な症例と必要な症例を紹介!

  • 2024.02.222024.02.27
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「自身の歯並びや顎の状態によって抜歯が必要かどうかを知りたい!」

「 抜歯を伴うインビザライン治療のリスクとメリットについて深く理解したい!」

といった人は多いかと思います。

インビザラインという名前は聞いたことがあっても中身をきちんと理解している人は非常に少ないです。

特に抜歯するのか否かといった話は分かりにくいですよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、インビザラインの抜歯について必要な症例・不要な症例を詳しく解説していきます。

本記事を読むと、インビザラインの抜歯に関する理解が深まり、きちんと理解したうえで抜歯の検討ができるようになるでしょう。

本記事には、「インビザラインの抜歯ついてこれさえ知っておけば!」という情報を詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

インビザラインで抜歯を必要とするケース

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使った矯正治療で、知名度が高く治療実績も豊富で人気があります。

しかし、全てのケースでインビザラインが適用できるわけではありません。

また、場合によっては抜歯が必要になることがあります。

ここでは、インビザライン治療において抜歯が必要となる主なケースについて解説します。

歯の生える向きがおかしい

歯が正常な角度で生えていない場合、抜歯が必要となることがあります。

インビザラインのようなマウスピース矯正は、歯の全体を覆う矯正方法なので、向きがおかしいときちんと覆えず、矯正の効果が落ちてしまうことになります。

このような場合には、方向が異常な歯を正しい向きに矯正するために、小臼歯などの歯を抜歯しスペースを作ります。

その後、正しい向きになるようにインビザラインの矯正をおこなっていきます。

歯の生える場所がおかしい

歯が異常な位置に生えてきた場合、インビザライン治療だけでは調整が難しい場合があります。

例えば、このような状態の症例として八重歯や乱ぐい歯が考えられますが、原因としては歯が並ぶスペースが足りないことが多いです。

したがって、このような状態では、抜歯を行い、スペースを確保することで適切な位置に歯を移動させられるようにする必要があります。

前歯がかなり突出している

前歯が著しく突出している場合、歯列全体のバランスを整えるために、一部の歯を抜歯することがあります。

このような場合には、歯が横に並ぶためのスペースが足りていないことが多いです。

そのため、抜歯をし、スペースを作ることで口元を後ろに下げていく処置がとられることが多いです。

受け口の場合

受け口の状態では、下顎が上顎よりも前方にあるという特徴がみられます。

このような場合も抜歯がおこなわれることがあります。

受け口の場合には、抜歯をし、歯を動かすための顎間ゴムを自分の歯やインビザラインに取り付け、少しずつ歯を動かしていきます。

具体的な症例は?

インビザライン治療では抜歯が必要となるケースが存在することを紹介してきました。

ここでは、抜歯を必要とする主な症例について紹介します。

出っ歯について

出っ歯は上顎の前歯が通常よりも前方に突出している状態を指します。

このような状態になる原因としては、適切なスペースがないために歯が正常な位置に収まらないことが多く、その結果、前歯が前方に突出することがあります。

出っ歯を矯正するためには、まず適切なスペースを作ることが必要で、そのために抜歯が行われることがあります​​。

出っ歯については部分矯正で対応可能になるケースがあるので検討してみても良いでしょう。

受け口について

受け口は下顎が上顎よりも前に突出している状態です。

下の歯が前に出ていたり、前歯が噛み合っていなかったりするといった特徴がみられます。

また、似たような特徴を持つものとして、しゃくれの状態がありますが、受け口が「歯並びの問題」であるのに対し、しゃくれは「輪郭の形状の問題」であるといった違いがあります。

叢生について

叢生は、歯の間のスペース不足により歯が重なり合う状態を指します。

叢生を治療するためには、抜歯によりスペースを確保することが一般的です。

八重歯も叢生の仲間であり、できれば治療し改善することが望ましいです。

こちらも参考に!

八重歯を歯列矯正で治療する際の種類・特徴・費用を解説!

インビザラインで対応できないケース

インビザライン矯正治療は多くの歯並びの問題に対応可能ですが、全てのケースに適用できるわけではありません。

特に、骨格に関する問題がある場合や、重度の症例に対しては、インビザラインでは対応が難しい場合があります。

重度の症例

歯並びや噛み合わせの問題が非常に複雑で重度の場合、インビザラインだけでは十分な治療効果を得られない可能性があります。

このようなケースでは、従来のワイヤー矯正などで対応する必要があることもあります。

骨格に問題がある場合

顎の骨格に問題がある場合、マウスピース矯正で対応するのが難しい場合があります。

このような場合、矯正治療とは別に、骨切り手術などの外科手術を伴う治療が必要になることもあります。

ご自身の症状が、インビザラインで対応可能か不安な人は一度専門家に相談してみるとよいでしょう。

こちらも参考に!

【インビザラインとは】インビザラインでの歯科矯正のメリット・デメリットを解説!

インビザラインで抜歯がいらないケース

ここまで、インビザラインで抜歯が必要な場合について詳しく紹介してきました。

しかし、抜歯を避けて治療ができるケースももちろん存在します。

ここからは、インビザラインで抜歯を避けることができる主なケースを紹介します。

すきっ歯の場合

すきっ歯の場合、歯と歯の間にスペースがあるため、抜歯を必要とせずにインビザラインを使用して歯を適切な位置に移動させることが可能です。

この状態では、もともとあったスペースを利用して歯を均等に配置し、美しい歯並びを目指すことができます。

IPRで対応できる場合

IPR(インタープロキシマル リダクション)はディスキングとも呼ばれ、歯のエナメル質をわずかに削ることでスペースを作ります。

この方法では約0.1mm〜0.5mmほどエナメル質を削り、わずかなスペースを作り、歯を動かすための場所を確保できます。

抜歯ほど大きなスペースを確保できませんが、軽度な症例には有効な処置となります。

側方拡大ができるケース

インビザラインでは歯の側方拡大が可能です。

歯列全体が全体的に外側に広がるのでスペースを確保でき、抜歯が必要なくなることがあります。

ただし、重度の叢生やその他の症例に関しては対応しきれないことがあります。

奥歯の後方拡大ができるケース

インビザラインでは歯の後方移動が可能になります。

この方法では奥歯を後方に移動させることでスペースを確保します。

しかし、奥歯の奥に親知らずがある場合には親知らずのみの抜歯が必要であったり、奥に顎の骨がない場合にはできなかったりします。

また、インビザライン・エクスプレスやインビザラインGoといったプランではそもそも奥歯の移動ができないので注意してください。

歯の乱れが軽度の場合

軽度の歯の乱れやわずかな叢生の場合、抜歯を伴わずにインビザラインで治療を行うことが可能です。

インビザラインで抜歯する良さ・悪さ

インビザラインで抜歯を伴う場合・不要な場合があることを紹介してきましたが、ここからは、その良さと悪さについて見ていきましょう​​​​​​。

インビザラインで抜歯するメリット

まずはインビザライン矯正における抜歯による主なメリットを紹介します。

対応できる症例が増加

抜歯により、インビザラインで対応可能な症例の範囲が広がります。

特に、重度の叢生や出っ歯など、スペースが限られている状態での治療において、抜歯は効果的です​​。

これにより、インビザラインを用いた治療が可能になり、ワイヤー矯正やその他の矯正で対応する必要がなくなる場合があります。

口元の突出感を改善できる

特に出っ歯の症例において、抜歯は口元の突出感を改善するのに重要な役割を果たします​​。

適切な抜歯により、前歯を後方に移動させることで、顔立ちのバランスを整えることが可能になり、見た目の印象が大きく変わります。

治療の結果、いわゆる「口ゴボ」の状態を改善しやすくなります。

治療計画が立てやすくなる

抜歯によって十分なスペースを確保できるため、治療計画をより具体的に、そして効率的に立てることが可能になります​​。

インビザライン矯正では、治療開始前に3Dシミュレーションによって歯の移動計画を立てます。

それに加えて、抜歯によるスペースの確保をおこなえば、より予測可能で望ましい結果に向けた治療計画を立てるのが簡単になります。

インビザラインで抜歯をするデメリット

インビザライン矯正において抜歯を伴う治療をおこなうと、抜歯の一般的なデメリットが伴うことを理解しておきましょう。

抜歯による一般的なデメリットには以下のようなものがあります。

・仕上がりが満足できないことがある

・痛みや腫れがある

・健康な歯を失い、元に戻せない

・治療期間が長くなることも

詳しくは次の記事を参考にしてください!

抜歯矯正で後悔する?デメリット・メリットを詳しく解説します!

抜歯後の治療の流れ

抜歯は初診相談・精密検査を通して必要性があると判断された場合に行います。

抜歯は矯正装置を装着する前に行われ、手術後、回復したのちに矯正治療に進んでいきます。

回復までの期間

手術後、回復までの期間は人によって異なりますが、状況に応じて1週間〜2週間程度の期間が設けられることが多いです。

この期間には、痛みや腫れが生じることがあるので処方される痛み止めや氷嚢を用いて痛みを抑えてもかまいません。

ただし、あまりに痛みがひどい場合は担当の医師に相談するようにしましょう。

抜歯から動的治療までの流れ

動的治療とは実際に矯正治療で歯を動かしていく段階を指します。

基本的に、手術後、回復を待った後に矯正装置を装着して治療がスタートします。

 

抜歯の全体的な流れについては以下の記事を参考にしてください!

抜歯と矯正のスケジュールについて!抜歯や矯正装置をつけるタイミングは?

インビザラインの費用・期間

インビザラインの費用は平均して全体矯正であれば70万円〜120万円ほど、部分矯正であれば30万円〜40万円ほどとなっています。

期間としては、全体矯正であれば、1〜3年ほど、部分矯正であれば、約半年〜1年ほどかかることが多いです。

その他にもリファインメントと言って歯の動きや歯並びを調整しなくてはならない場合や、マウスピースのつけ忘れなどがあったりすると期間が延びることになります。

 

抜歯をおこなうと手術をおこなうだけでなく歯を動かす距離が長くなるため、期間は長くなります。

具体的には半年〜1年程度長くなることがあります。

また、抜歯は歯1本あたり、5,000〜1万円ほどの費用がかかることになります。

詳しくはこちら!

インビザラインで矯正治療する時の費用・値段はどれくらい?

まとめ

本記事では、インビザラインの抜歯について必要な症例や不要な症例、メリット・デメリットなどについて紹介してきました。

インビザラインは人気の治療ではありますが、しっかりと自身に合ったものかどうかを判断することは大切です。

そのため、インビザラインで矯正治療を進めたいという方は適切な知識を持つ専門家と相談したうえで行うとよいでしょう。

専門的な診断と治療を受けることで適切な治療法を選択し、健康な歯並びと噛み合わせを実現しましょう!

もし、歯科矯正についてもっと知りたい・相談したいという場合はぜひデンタルジュに相談してみてください!

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