インビザラインに歯ぎしり・食いしばりが与える影響を解説します!

  • 2024.03.25
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「インビザライン矯正中に歯ぎしり・食いしばりがあるとどうなる?」

「歯ぎしり・食いしばりの対処法を知りたい!」

といった人は多いかと思います。

歯ぎしり・食いしばりが良くないイメージがある一方で、どのような影響があるのか分かりにくいですよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、歯ぎしり・食いしばりがインビザラインに与える影響ついて詳しく解説していきます。

本記事を読むと、歯ぎしり・食いしばりについて深く理解できるでしょう。

本記事には、「歯ぎしり・食いしばりの特徴・原因・影響・対処法」を詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

インビザラインについてはこちら

【インビザラインとは】インビザラインでの歯科矯正のメリット・デメリットを解説!

歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしりとはブラキシズムともいい、歯と歯をすり合わせることを指します。

横にすり合わせるのをグラインディング、縦にすり合わせるのをタッピングと呼んで区別しています。

一方、食いしばりとは、クレンチングともいい、上下の歯を強く噛みしめる行動を指します。

特徴について

ここからは、歯ぎしり・食いしばりの特徴について解説していきます。

噛む力が強く歯に圧力がかかる

歯ぎしりや食いしばりでは、通常考えられるよりもはるかに強い力が歯にかかります。

特に寝ている間の歯ぎしり・食いしばりの際に歯や顎にかかる負荷は体重の2倍以上とも言われており、人によりますが100kg以上の負荷がかかっているとされます。

また、日中でも60〜70kgの負荷がかかるとされ、歯への負担が重いことは想像に難くないでしょう。

顎周りの筋肉に負荷がかかる

歯ぎしりや食いしばりは特に咬筋や側頭筋といった咀嚼の際に使用する筋肉に大きな負荷をかけます。

夜間に起こりやすい

歯ぎしりや食いしばりは、特に夜間の睡眠中に起こりやすいとされています。

特に歯ぎしりは夜間に発生することがほとんどであるとされています。

これらは寝ている間に無意識のうちに行われるため、本人がこの習慣を持っていることに気づかないことも珍しくありません。

原因について

歯ぎしり・食いしばりは以上のような特徴があることを紹介してきました。

ここからはなぜ、歯ぎしり・食いしばりが発生してしまうのかについて解説していきます。

眠りが浅い

睡眠が浅いときには、無意識のうちに頬の筋肉に力が入り歯ぎしり・食いしばりを起こすことがあります。

ただし、熟睡していても、「飲酒・喫煙」、「カフェインの摂取」や後述する「ストレス」などで歯ぎしり・食いしばりが発生することもあるので注意しましょう。

歯並び・噛み合わせが悪い

歯並びが悪いと、上下の歯の噛み合わせが不適切になり、歯ぎしりが起こりやすくなります。

普段の歯並び・噛み合わせの不均衡とのバランスを保つために無意識的に歯ぎしり・食いしばりが発生することがあります。

ストレスが溜まっている

上述した通り、日常生活で経験するストレスが、歯ぎしりの一般的な原因の一つとされています。

特に仕事や人間関係、家庭の問題がストレスの主な源泉となり、これが無意識のうちに歯ぎしりを引き起こすことがあります​​​​。

歯ぎしり・食いしばりはこのような日中にたまったストレスを解消する反応であるとも言われます。

強い力を発揮している

強い力を発揮しようとするときに、歯を食いしばることは多いでしょう。

この場合は、意識的に歯を食いしばっていることが多いのであまり問題はありませんが、あまりに強く食いしばりすぎると歯や顎にダメージが入ってしまうことがあるので注意しましょう​​。

不安・緊張・高い集中

不安や緊張、そして高い集中状態にあるときには、無意識的に歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあります。

特に緊張状態にあるときには、歯ぎしりが頻繁に起こり得ます​​​​。

歯や顎に与える影響

以上のような原因で歯ぎしり・食いしばりは発生します。

このような習慣が続くとこれから紹介するような悪影響があるので注意しましょう。

歯にダメージを与える

歯ぎしり・食いしばりは先述のように大きな圧力を発生させ、歯にかなりのダメージを与えます。

歯にダメージが与えられると具体的に以下のような問題が発生します。

歯がすり減る

歯に圧力が加わると歯の表面がすり減ることになります​​。

また、もっと悪い場合には、歯が欠けたり割れたりすることがあります。

もしも神経が通っている部分にダメージが入ると激痛を伴うことがあります。

知覚過敏になる

歯がすり減ると、歯の表面にあるエナメル質が削られてしまうことがあります。

さらに、歯と歯の境目が楔状にえぐられたように見える楔状欠損を起こしてしまう場合もあります。

また、歯茎が下がってしまう原因にもなります。

これらの原因により、冷たい飲み物や熱い食べ物に対する知覚過敏が引き起こされることがあります 。

歯周病が進行する

歯ぎしりは、歯周病の進行にも影響を及ぼします。

強い力で歯が揺さぶられることで、歯の周囲の骨組織が吸収されてしまい、歯周病となってしまいます。

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顎関節症になる

筋肉や顎に大きな負担がかかった結果、顎関節症になってしまうことがあります。

顎関節症になると口が開かなくなったり痛みを生じたりして、食事や会話に影響を与えることがあります。

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肩こり・頭痛が発生する

歯ぎしり・食いしばりによって顎周りの筋肉に負荷がかかり続けると、周辺の筋肉も緊張状態になり肩こりや頭痛が発生することがあります。

歯ぎしり・食いしばりがインビザラインへ与える影響

ここからは、歯ぎしり・食いしばりがインビザラインでの矯正治療中にどのような影響を与えるかについて解説していきます。

アライナーの変形や破損

歯ぎしりや食いしばりによる圧力がアライナーに加わると変形や破損につながります。

インビザラインでは歯全体を覆いながら圧力をかけるので、アライナーが変形・破損すると力が正確に伝えられません。

アライナーはポリウレタン製で厚さは0.5㎜ほどとなっており、いわゆる歯ぎしり・食いしばりの用のマウスピースより強度が少ないです。

したがって、治療の効果が落ちる可能性があるほか、アライナー自体が割れることもあります​​。

もし、アライナーがダメージを受けたらすぐに歯科医院に相談するようにしましょう。

歯の移動がうまくいかない

歯ぎしりや食いしばりによる圧力によって、歯の動きがおかしくなり矯正治療の進行を妨げられる場合があります。

また、その結果、アライナーがフィットしなくなることもあります。

これにより、治療計画が変更されたり治療期間が延長されたりすることがあります。

歯ぎしり・食いしばりの対処法

ここまで、歯ぎしり・食いしばりの原因や悪影響などを紹介してきました。

ここからはそんな歯ぎしり・食いしばりの対処法について紹介します。

歯ぎしりや食いしばりの対処法として、「ナイトガードの使用」、「普段からの意識」、「マッサージする」、「ストレスのマネジメント」、「うつ伏せで寝ない」といったことが効果的です。

ナイトガードを使用する

ナイトガードは睡眠中に装着するマウスピースのことで、歯ぎしりや食いしばりによる歯のダメージを軽減します。

ナイトガードを使用することで歯に加わる力を分散させることができます。

ただし、ナイトガードはあくまで対処療法であり、歯ぎしりや食いしばりの根本的な解決法とはなりません 。

ナイトガードは、ソフトタイプとハードタイプがあり、それぞれに特徴があります。

ソフトタイプは力が強いとマウスピースに穴が空く可能性があり、注意が必要です。

また、柔らかい素材であると逆に噛みしめる力を助長してしまう恐れがあります。

一方、ハードタイプは耐久性が高く、噛み合わせも高くなり、噛みしめる力も軽減できるのでこちらの使用がおすすめです。

ただし、インビザラインは1日20時間以上の装着が必要で、夜間もアライナーを装着する必要があるため、インビザラインでの治療中はナイトガードは使用出来ません。

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普段から意識してしないようにする

普段から歯ぎしり・食いしばりをしないように意識するのも有効です​​。

また、自分では気づけない場合もあるので周りの人に教えてもらって改善するのも良いでしょう。

マッサージする

咬筋や側頭筋をマッサージして緊張をほぐすのも効果的です。

エラやこめかみなどを円を描くようにやさしくほぐしましょう。

歯科医院などで正しいマッサージ方法をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

マッサージする際には、力を入れすぎると筋肉を傷めることがあるので注意しましょう。

ストレスのマネジメント

ストレスは、歯ぎしりや食いしばりの根本的な原因であることが多いので、これに対処することは重要です。

読書や運動といった習慣がストレスの軽減に役立ちます​​。

また、質の良い睡眠をとるためにスマホを寝る前に使用することは避け、副交感神経を優位にするようにしましょう。

うつ伏せで寝ない

うつ伏せの姿勢は顎の骨への負担を増やし、歯ぎしりや食いしばりを誘発することがあります。

できるだけ仰向けで寝ることを心がけ、顎と歯への負担を減らしましょう。

まとめ

本記事では、歯ぎしり・食いしばりの特徴や原因、影響を紹介してきました。

特に歯ぎしり・食いしばりの結果、インビザラインの治療中にはアライナーにダメージが入ったり、治療計画が狂ったりしてしまう恐れがあることを紹介しました。

本記事で紹介したような対処法を適宜用いて対応しましょう。

もし、本記事を読んで、歯科矯正について前向きな気持ちになった・相談したくなったという場合はぜひデンタルジュに相談してみてください!

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