歯の矯正の治療期間はどれくらい?少しでも早く治療を終わらすために知っておきたいこと

  • 2023.09.212024.02.28
歯の矯正の治療期間はどれくらい?少しでも早く治療を終わらすために知っておきたいこと

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歯の矯正をしたい!と思ったときに、「矯正ってどれくらいの期間がかかるのだろう」と疑問に思う人は多いですよね。

その人の症状や医院の方針にもよりますが、一般的に中程度の症状を全体矯正する場合は2~3年かかります。

それに加えて保定期間も矯正期間と同じくらいかかるので、追加で2~3年かかり、合計4~6年かかると考えておくと良いでしょう。

その人の症状の程度や使用する矯正装置によっても変わってくるので、本記事で詳しく説明します。

歯列矯正にかかる期間

歯列矯正とは、不正な歯並びや噛み合わせを正常な位置に整える治療です。

歯の矯正にかかる期間は大きく分けて、矯正装置で歯を動かす「矯正期間」と、矯正後に歯の後戻りを防ぐためにリテーナーと呼ばれる器具で歯を保定する「保定期間」の二つがあります。

矯正期間と保定期間にかかる期間は、その人の歯の状態や治療方法により大きく異なるため、一概には言えません。

そこで本記事では、一般的な期間や、治療を効率的に進めるためのポイントをご紹介します。

矯正期間

歯列矯正の約半分程度の期間を占めるのが、矯正装置を装着する矯正期間です。

中程度の症状で、奥歯までの全体矯正を行う場合であれば、1.5~3年ほどかかることが一般的です。

この期間中にブラケットや矯正装置を使用して、歯を徐々に正しい位置に移動させていきます。

稀ではありますが、重度の不正咬合の場合、治療方法によっては3年以上の期間を要することもあります。

より正確に治療期間を知るためには、実際に歯科医院で精密検査を行い、矯正医の診断を聞かなければいけません。

保定期間

歯を動かす矯正装置を取り外した後も、歯が元の位置に戻らないようにするための「保定期間」が必要です。

この保定期間は、大体、矯正期間と同じくらいの期間かかるといわれています。

つまり、矯正期間が2年だった場合は、保定期間も2年程度かかるため、全体としては約4年くらいが治療期間だと考えておくとよいでしょう。

この保定期間は、矯正治療を行うにあたり非常に重要であるため、省略することはできません。

そのため、矯正治療を始める際には、保定期間も含めた期間を治療期間だと理解したうえでスタートするのが良いと言えます。

歯列矯正に時間がかかる理由

矯正は大体2年か3年くらいかと思っていたのに、保定期間もあわせるとこんなに長い期間が必要なんて…と驚かれた方もいるでしょう。

そもそもなぜ歯列矯正にはこれほど時間がかかるのか、歯を動かす仕組みからご説明いたします。

歯が動く仕組み

歯は、歯根膜と呼ばれる繊維性の組織が、顎の骨と繋がることで固定されています。

矯正治療では、ブラケットやワイヤー、その他の矯正装置を用いて、歯と骨をつなぐ歯根膜に微弱な力をかけることで、歯を徐々に正しい位置へと動かしていきます。

このとき、歯の周囲の骨組織は、圧迫される部分では骨が吸収され、逆に引っ張られる部分では新しい骨が形成されるプロセスが起こります。

「リモデリング」と呼ばれる骨組織を再構築するこの過程には、ある程度の時間が必要であるため、歯を急激に動かすことはできません。

歯を動かすスピードは速すぎても遅すぎても歯を適切に動かすことができず、歯に最適な力(至適矯正力)をかける必要があります。

急激に動かそうとすると、歯とその周囲組織に負担がかかりすぎてしまい、矯正治療がうまくいかないリスクが高まるため、矯正治療には一定の時間が必要なのです。

後戻りを防ぐための保定期間

後戻り」とは、矯正治療後に歯が元の位置や不正な位置に戻ってしまう現象を指します。

これを防ぐためには、矯正治療後に「リテーナー」という装置を使用して歯を保定する「保定期間」が必要です。

歯や周囲の組織は、新しい位置で安定するまでに時間がかかり、この安定するまでの期間しっかり保定が行われていないと、歯は元の位置に戻ろうとする力が働き、「後戻り」が起こりやすくなります。

これを避けるためにも、指定された期間中は、きちんと保定装置を使用することが大切です。

適切に保定をしないと歯が後戻りを起こし、せっかく長い年月をかけて治療した矯正治療を、またやりなおさなければならなくなってしまいます。

よって、矯正器具を外した後も気を抜かず、歯科医師の指示に従って適切に保定しましょう。

こちらも参考に!

歯列矯正後に後戻りする確率は?後戻りしないためにするべきこと

矯正装置・症状ごとの治療期間

歯列矯正は、その人の歯の症状や使用される矯正装置によって、治療期間が異なります。以下では、矯正装置の種類や特定の症状に応じてどれくらいの期間が必要かをご紹介します。

ワイヤー矯正の場合

最も一般的で歴史のある治療法に、ワイヤー矯正があります。

ワイヤー矯正は「ブラケット」と呼ばれる装置を歯に取り付けて、そこにワイヤーを通し歯を引っ張ることで、歯に力を加えて歯を動かしていく治療法です。

ワイヤー矯正では大体、軽度な症状の場合1年~1.5年程度中〜重程度の症状だと1.5~3年ほどの治療期間がかかることが多いです。

このワイヤー矯正は、歯の表側にブラケットを取り付ける「表側ワイヤー矯正」と歯の裏側にブラケットを取り付ける「裏側ワイヤー矯正」が有名です。

また、笑ったときなど口を開けた時に比較的見えやすい上の歯には裏側にブラケットをつけ、見えにくい下の歯には表側にブラケットを取り付ける「ハーフリンガル矯正」という矯正方法もあります。

また、ブラケットにも金属製のメタルブラケットや、白いプラスチック製、セラミック製などブラケットさまざまな種類があります。

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

マウスピース矯正の場合

マウスピース矯正、たとえば「インビザライン」のような透明なマウスピース型の矯正装置を用いる場合、約1年~3年が目安ですが、前歯のみの部分的な矯正で済む軽度の症状であれば、半年程度で治療が完了する場合もあります。

治療期間は、軽度の症状であれば、マウスピース矯正の方が早く綺麗な歯並びで終えられる可能性が高いです。

しかし、口ゴボを治したいなどのEラインを意識した矯正など重度な症状であれば、ワイヤー矯正の方が最終的なEラインの美しさを妥協せずに仕上げることが可能です。

マウスピース矯正は、近年非常に人気な治療方法で、世界で最も治療実績がある「インビザライン」を始めとして、日本国内でも非常に多くのブランドがあります。

「透明で目立ちにくい」「通院頻度が少ない」「自分で取り外しができる」というメリットがある反面、「対応できる症例がワイヤー矯正と比べると少ない」「マウスピースの装着時間は自己管理する必要がある」「歯科医師の診断によって、最終的な歯並びにバラツキが出る」などのデメリットもあります。

マウスピース矯正について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

歯の矯正でマウスピース矯正が人気を集める理由とは?どのようなメリットやデメリットがある?

その他矯正装置の場合

アンカースクリュー(ミニインプラント)を併用した矯正方法など、他の矯正方法も存在します。

これらの治療期間は、使用する装置や症状の重さによりますが、大体1~3年が一般的です。

抜歯が必要な場合

顎が小さく歯が並ぶスペースが十分にない場合は、矯正を始める前に抜歯が必要となることがあります。

特に、日本人は顎が小さい人が多いため、成人で矯正をする際には抜歯をするケースが多いです。

抜歯を伴う治療は、抜いた分のスペースを閉じる必要があるため、通常よりも半年~2年程度長くなります。

 

抜歯を伴う矯正治療のスケジュールについて解説している記事があるので、こちらも参考にしてください。

大人と子供の治療期間の違い

小児矯正は成人矯正よりも長くかかってしまうケースも少なくありません。

これは、永久歯と乳歯が混在する時期に行うⅠ期治療の後、永久歯が生え揃った後にⅡ期矯正が必要になることがあるためです。

これにより、結果として大人の矯正よりも長くなるケースがあるのです。

矯正治療を少しでも早く終わらせるために気を付けるべきこと

ここまでは、矯正治療にかかる期間や、なぜそれだけ長い時間がかかるのかをご説明してきました。

そして、みなさんが思うことは、少しでも早く治療を終えることはできないのか、ということですよね。

もちろん、魔法のように治療期間を劇的に短縮することはできませんが、可能な限り最短で治療を追えるために気を付けるべきポイントはありますので、そちらをご紹介します。

矯正装置の装着時間を守る

ワイヤー矯正の場合は、自分で矯正装置を取り外すことはできないため、意識する必要はありませんが、マウスピース矯正をしている方は、とても注意しなければいけないポイントです。

マウスピース矯正は、基本的に一日20時間以上装着しなければ、治療の効果を発揮しません。

そのため、担当医の指示に従い、基本的にはご飯食べる時と歯を磨くとき以外は、常にマウスピースの装着が必要です。

マウスピース矯正は、自分で自由に取り外しができてしまうので、ついつい取り外している時間が長くなってしまうことがあります。

しかし、結果として予定通り治療が進まず、治療期間が長引いてしまった、というトラブルも度々見られるため、自己管理をしっかり行い、治療のルールを守って指示された通りの時間、装置をつけるようにしましょう。

口腔内ケアを怠らない

矯正装置がついていると、歯ブラシが届きにくい場所が増えます。プラークや食べ物の残りかすがたまると、虫歯や歯周病の原因となり、治療を妨げる原因にもなりかねません。

矯正期間中は、毎日十分なブラッシングと、タフトブラシやフロスなどの補助的な清掃器具を使用して、口腔内を清潔に保つことが大切です。

決められたとおりに通院する

進行状況を確認し、必要に応じて調整を行うための定期通院は、矯正治療には欠かせません。

毎回の通院では、歯科医師が計画通りに治療が進むよう、ワイヤーやその他装置の強さなどを調整してくれます。

治療をスムーズに進めるためにも、指定された通院スケジュールを守ることも、治療期間を早めるためにはとても重要です。

クリニックによっても異なりますが、一般的にワイヤー矯正の場合は1カ月に一度マウスピース矯正の場合は1~3か月に一度程度の通院が要求される場合が多いでしょう。

リテーナーを決められた通りつける

矯正治療が終わった後も、リテーナーで歯を保定することは非常に重要です。

「後戻り」を防ぐためには、歯が新しい位置にしっかりと固定されるまで、リテーナーを着用しなければいけません。

決められたとおりにリテーナーを装着することで、綺麗に並んだ歯並びと噛み合わせが徐々に安定し、無事に治療が完了します。


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歯列矯正中に引っ越しや転勤になったらどうする?

歯列矯正は、長い時間を要する治療です。その間に生活の変動、例えば引っ越しや転勤などが発生することも考えられます。

そんな時、どのように対応するべきかご説明します。

事前に引っ越しや転勤が分かっている場合

もし、矯正治療を開始する前で、将来的に引っ越しや転勤が予定されている場合は、そのことを担当の歯科医師に事前に伝えることが重要です。

事前にそれらの事象を考慮することで、治療計画や使用する装置を変更して、治療期間を短縮したり、一時中断しても問題ない治療プランを立てられる可能性があります。

また、転院し、新しい矯正歯科へ通うことになる場合は、担当医が新しい住所近くの信頼のおける矯正歯科を紹介してくれることがほとんどです。

紹介するとなった場合は、引っ越し前に治療の進行状況や必要な情報を詳細にまとめ、新しい矯正歯科に引き継ぐ資料として提供してもらうことができます。

ただし、転院という手続きは、患者さんにとっても歯科医師にとっても非常に大変な手続きであるため、可能な限り転院しないことが望ましいと言えます。

同じ矯正歯科医でも、歯科医院によって治療方針は大きく異なるため、途中から違う先生が治療を引き継ぐのはとても難しいのです。

そのため、事前に引っ越しや転勤が分かっているのであれば、引っ越しの後に矯正治療を始めるか、引っ越しまでに終わる場合は矯正治療を始めるということをおすすめします。

急遽引っ越ししなければならなくなった場合

どうしようもなく、急に引っ越し等が決まった場合は、なるべく早く担当医にその旨を知らせることが重要です。

引っ越し先でも通院可能なのか、転院が必要ならどこに転院するのかなど、色々と決めなければいけないことが多くあるので、決まった時点でまずは担当医に知らせるようにしましょう。

大切なイベントがありどうしても矯正装置を外さないといけない場合はどうする?

歯列矯正治療中、結婚式や発表会、面接など重要なイベントや特別なシチュエーションで矯正装置を外す必要が生じることがあります。

そのような場合はどう対応するべきかご説明します。

急遽結婚式等の重要なイベントが入ってしまった場合

突然の結婚式や特別なイベントへの出席が決まった場合、装置を外したいと考える人は多いでしょう。

マウスピース矯正など取り外し可能な矯正装置を使用している場合は、ご自身で矯正装置を取り外すことができます。

ただし、指示された装着時間を守ることが重要ですので、イベント後は速やかに装着を再開してください。

ワイヤー矯正をしている場合、ブラケットやワイヤーを歯科医院にて一時的に外すことは可能ではありますが、イベント後すぐに歯科医院を受診して装置を取り付ける必要があります。

また、装置の再装着料が発生する場合もあるため、どうしても外さなければいけない場合は、早めに担当医まで相談してみましょう。

あらかじめ重要イベントが予想できる場合

将来的な大きなイベントや予定がある場合は、それを矯正治療が始まる前に担当の歯科医師に伝えることが望ましいです。

治療開始前にイベントの日程を伝えれば、担当医がその期間に合わせて治療計画を調整したり、取り外し可能なマウスピース矯正での治療プラン提案することも可能です。

ワイヤー矯正の場合も、目立ちにくいブラケットで治療を始めるということもできます。

予定が数ヶ月先の場合、一時的に装置を取り外し、イベント後に再度装置を取り付けることも検討できます。

ただし、これには追加の費用や治療期間の延長が伴うことがあるため、十分な相談が必要です。

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