上だけのマウスピース矯正はできる?マウスピースのいろはを分かりやすく!

  • 2024.02.092024.02.27
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「上の歯の歯並びを良くして人前で自信をもって話したい!」

「時間や費用をかけずに矯正治療をおこないたい」

といった人は多いかと思います。

矯正治療は様々な選択肢があり、また、期間や費用面の負担が大きいので自身に最適な治療法を選びたいですよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、上だけのマウスピース矯正について網羅的に解説していきます。

本記事を読むと、マウスピース矯正に関する理解が深まり、ご自身に最適でリーズナブルな治療法が見つかるでしょう。

本記事には、マウスピース矯正のイロハを詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

マウスピース矯正の基礎キホン

マウスピース矯正は、歯並びや噛み合わせの問題を解決するための透明なプラスチック製マウスピースを使用した矯正治療です。

まずは、マウスピース矯正について基本的な知識を紹介していきたいと思います。

マウスピース矯正とは

矯正治療は装置によって大きくマウスピース矯正とワイヤー矯正に分けられます。

それぞれ独自の良さと限界があります。

 

マウスピース矯正は先述の通り透明な素材を用いています。

主に素材にはポリウレタンが使用されることが多いです。

透明であるため、治療中も装置を装着していることが目立ちにくく、そのため、見た目を気にする職業の方などにおすすめです。

また、食事の際には取り外すことも可能です。

一方、逆に紛失のリスクがあるので注意してください。

 

ワイヤー矯正では金属製またはセラミック製のブラケットを通し、金属のワイヤーで力を加えて歯を動かします。

治療実績も豊富で、複雑な歯並びの問題に対応可能です。

歯の表側に装置を装着する場合には、装置が目立ってしまうので、気になる人は「裏側矯正」や「ハーフリンガル矯正」などに取り組むとよいでしょう。

 

こちらも参考に!

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

上だけの矯正はできるの?

基本的には歯科矯正では噛み合わせの改善を含め、上下の両方を治療することが多いです。

ですが、症状が軽度であったり、一部分だけの改善・前歯のみの改善をしたりする場合には上の歯のみに矯正治療を施すことができます。

上だけの矯正をおこなうケースとは

上の歯のみに矯正治療をおこなうのは基本的に症状が軽度な場合です。

具体的には、軽度の叢生、出っ歯、すきっ歯などが治療の対象となります。

これらの症状は、大きな歯並び全体の改善が必要がないため、上だけの歯の矯正が適用できるのです。

メリットと限界

上だけのマウスピース矯正のメリットは複数あります。

まずはマウスピース矯正全般のメリットである、目立たないということや、取り外し可能なため日常生活への影響が少ないことがあります。

さらに、上の歯だけの治療になると、期間や費用が抑えられ、負担が減るということが考えられます。

しかし、一方で限界点もあります。

先述の通り、上の歯のみを治療するのは軽度の症例に限られるので、重度の症例や歯並び全体・噛み合わせを改善しなくてはならないケースには対応できません。

このような症例では、全体矯正が適切な治療法となります。

治療プロセスを理解しよう!

ここからは歯科矯正の治療のプロセスを簡単に紹介します。

流れ全体を理解して、見通しをもって治療に臨みましょう!

初診から治療開始まで

まず、矯正治療をやってみたいと思ったら、矯正歯科でカウンセリングを受けることが大切です。

カウンセリングでは、質問等をし、矯正治療に関する理解を深めていきます。

費用としては無料の場合もありますが5,000円程度かかる場合もあります。

その後、精密検査を実施し、レントゲン撮影、X線CT撮影や口腔内スキャンなどを通じて、詳細な情報を収集します。

精密検査の費用は数万円程度かかります。

これらの情報を基に、個々の患者に合わせた治療計画が立てられ、契約に至ります。

矯正期間の流れ

治療が開始されると、動的治療(どうてきちりょう)期間が始まります。

この期間は、歯を徐々に動かしていくための矯正装置を装着し、実際に歯を動かしていきます。

この期間には、歯がしっかり動いているか・装置の調整の必要はないか・虫歯、歯周病になっていないか・装置の破損はないかといったことを確認するために定期的に通院することになります。

通院の間隔はおよそ1か月に1回程度となります。

定期的な調整と経過チェックは大切

矯正装置が装着された後は、定期的に歯科医院を訪れ、装置の調整や進捗のチェックを行います。

このチェックを怠ると、重大な問題を見過ごしてしまう恐れがあり、そうなると治療全体の失敗につながります。

忘れずに、医師の指示通りに通院することが大切です。

また、あらかじめ、定期的に通院するという前提を抑えた医院選びをしましょう。

交通機関を含めた通いやすさや医院の雰囲気などを確認しておきましょう。

コストについて

マウスピース矯正の費用は、治療の範囲や複雑さによって大きく異なりますが、一般的にワイヤー矯正と比較して割安になる傾向があります。

特に上だけの矯正では、部分矯正で治療を進めることになるので20〜40万円程度で治療ができます。

矯正治療の平均費用

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の費用は医院によって異なりますがおおむね次のようになります。

 

ワイヤー矯正(表側矯正)

・全体矯正:70~110万円程度

・部分矯正:30~60万円程度

 

ワイヤー矯正(裏側矯正)

・全体矯正:90~140万円程度

・部分矯正:45~70万円程度

 

マウスピース矯正

・全体矯正:80~100万円程度

・部分矯正:20~40万円程度

保険は適用されるの?

基本的には矯正治療は美容目的とみなされ、保険適用外となることが一般的です。

そのため、全額を自己負担しなくてはなりません。

もし、支払いの負担感を和らげたい方は「デンタルローン」などの利用を検討しても良いでしょう。

一方、特定の条件を満たしている場合は保険適用となることがあります。

 

詳しくはこちら!

歯科矯正が自費診療の理由は?保険適用になるケースについて

矯正治療のコストパフォーマンス

歯科矯正は初期投資が必要ですし、その金額も高額になっています。

しかし、長期的に見れば口腔内の健康を保ち、将来的な治療費を削減することができます。

また、歯並びが良いと見た目に自信を持てたり、周りから見てステータスが高く見えたりします。

特に、欧米ではその傾向が強いといわれます。

さらに正しい噛み合わせは、消化や発音の改善にも役立ちます。

以上のことを踏まえると強制治療は費用対効果が高い自己投資といえるのではないでしょうか。

矯正治療(部分矯正)のメリット

上だけのマウスピース矯正は、部分矯正での治療になります。

ここからは、矯正治療の全般的なメリットと部分矯正に特有のメリットを紹介します。

見た目の改善

これは矯正治療に全般的に当てはまるメリットですが、もちろん上だけの歯の矯正でも見た目の改善は期待できます。

例えば、上だけの歯の矯正では出っ歯の改善をおこなうことができますが、出っ歯を改善するとEラインの基準を満たしやすくなります。

Eラインは横顔の美しさの一つの基準ですがこれを満たすと横顔美人になれるといわれます。

詳しくはこちら!

出っ歯が横顔に与える影響は?矯正治療で理想の横顔を手に入れよう

治療期間の短縮

全体矯正と比較して、上だけのマウスピース矯正は治療期間が短くなる傾向にあります。

部分矯正では、大体3か月〜1年半程度で治療が完了するのでお手軽に治療できます。

しゃべりやすさの向上

これも全ての矯正治療に当てはまるメリットですが、歯並びの改善によって発音が改善されることがあります。

滑舌が気になる方は、上の歯の矯正によって、言語機能が改善し、しゃべりやすくなる可能性があります。

 

また、ものを噛みやすくなり消化器官への負担が減ったり、虫歯・歯周病のリスクが下がったりするといったメリットがあります。

矯正治療の懸念事項と解決策

矯正治療を受ける際には、いくつかの懸念事項がありますよね。

ここからは一般的な懸念事項とそれぞれの解決策について紹介していきます。

一般的なデメリット

矯正治療には、不快感・違和感や歯磨きのしにくさなど、いくつかの一般的なデメリットがあります。

 

まず、不快感・違和感についてはその原因によって解決策は異なってきます。

・装着直後に感じる違和感

→装着直後には慣れていないため違和感を感じることがあります。その場合は2〜3日ほどで慣れてくるので待ちましょう。

 

・痛みを感じる

→歯に力を加えているので一時的に痛みを感じることがあります。もし、痛みが長引く場合には以下の記事を参考にしてください。

歯の矯正って痛い?歯の矯正で痛みを感じる原因と対処法

・口内炎ができる

→最初のうちは装置と口内がこすれて口内炎ができやすいですが徐々に粘膜が強くなり、口内炎になりにくくなります。

 

次に歯磨きのしにくさについて解説します。

これは、基本的には取り外しができないワイヤー矯正で顕著に感じます。

この場合には虫歯・歯周病のリスクが高くなるので注意しましょう。

マウスピース矯正では取り外しが可能なので平常時とほとんど変わらず歯磨きをすることが可能です。

メンテナンスとケア

マウスピース矯正の装置はメンテナンスとケアが必要です。

マウスピースの表面には普通の歯と同様に食べかすや歯垢がつくので歯ブラシで1日1回程度磨きましょう。

もっとしっかりと洗浄したい方は、洗浄剤の使用をお勧めします。

注意点としては、煮沸消毒を独自に試みるとアライナーが溶けたり変形したりする可能性があることが挙げられます。

インビザラインについて

マウスピース矯正の中でもとくに有名なメーカーにインビザラインというものがあります。

インビザラインは、透明なマウスピース型矯正装置を使用した矯正治療で、マウスピース矯正の中では治療実績や知名度、シェア率などが優れています。

インビザラインの基本知識

インビザラインでは、カスタムメイドの透明なプラスチック製アライナーを使用して、歯を徐々に理想の位置に移動させます。

マウスピース矯正の中では対応可能な症例が広く、取り扱い医院も多いので近所のクリニックなどでも治療を受けられるかもしれません。

治療実績も豊富なので安心して治療に臨めます。

適用されるケースと限界

インビザラインは、軽度から中等度の歯並びの問題に対処できますし前述の通りマウスピース矯正の中では治療できる症例は広い方です。

しかし、非常に複雑な症例では限界があり、ワイヤー矯正でないと治療できないケースもあります。

例えばインビザラインでは以下のような症例は対応不可能です。

・重度の叢生

・重度の出っ歯

・重度の受け口

・歯周病がある

*歯周病がある場合には矯正治療の前に治します。治療後、インビザラインで治療できる場合はあります。

・インプラントが埋入されている

・埋伏歯の治療

 

ご自身の症状が軽度か重度かについては実際に歯科医院に行って診断してもらいましょう。

マウスピース矯正の種類と選択方法

現代の歯科矯正の市場では、マウスピース矯正が人気を博しており、様々なメーカーから様々なタイプの製品が提供されています。

ここからは簡単な比較とどのような観点で選択をしていけばよいかを紹介していきます。

マウスピース矯正の比較

現在、さまざまなマウスピース矯正ブランドがあります。

これらのブランドは、それぞれ特色があり、価格、治療範囲、提携クリニック数、通院の有無などで違いがあります。

 

特に今回はhanaravi、Oh my teeth、キレイラインを紹介していきます。

詳しく比較している記事があるのでそちらも参考にしてみても良いでしょう。

マウスピース矯正の代表的な種類とその特徴を徹底比較

hanaravi(ハナラビ)は、日本のメーカーが提供するブランドで特に前歯に特化して治療をおこないます。

LINEでサポートする体制があり、経過観察は医師に画像を送付して行います。

 

Oh my teethも通院不要であるというのが大きな特徴です。そのため、通院時間を摂りたくない忙しい方には向いているかもしれません。

 

キレイラインでは、比較的安価に治療を受けられます。

以下の記事に詳しく紹介しています。

キレイラインの矯正は大丈夫?特徴やデメリットを解説!

自分に合ったマウスピースの選び方

自分に合ったマウスピース矯正を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

 

治療範囲:全体矯正を希望するか、または部分矯正で対応可能かを明確にします。

前歯のみの治療をおこなっているブランドも多いので全体矯正を希望する方は確認しておきましょう。

 

予算:治療費用はブランドやプランによって大きく異なります。

ただし、予算内に収めようとして無理に安いブランドやプランを選択すると治療の失敗につながるので注意しましょう。

 

通院の有無:自宅近くに提携クリニックがあるか確認しましょう。

またはオンラインでのみのサポートを希望するかによって、選ぶべきブランドが変わります。

ただし、オンラインでの診断は、現場での診断と比較するとどうしても限界があるので、リスクの見落としなども考えられます。

つまり、通院の必要がないということは必ずしもメリットとはならないということを抑えましょう。

 

サポート体制:先述の内容と近しいですが、サポート体制が充実しているとリスクの見落としが減ります。

通院でのサポートかオンラインのサポートか、オンラインの場合はどれくらいサポートしてくれるかを確認しましょう。

歯科矯正の最新技術

マウスピース矯正の最新技術について簡単に紹介します。

歯科矯正では技術の進歩により、患者の快適さ、治療の短期間化が進んできました。

なかでも特に最近話題なのが、3Dテクノロジーを用いた治療です。

近年では、3Dスキャナーを用いて正確に歯のデータをとれるようになり、より効果的な治療が行えるようになった他、調整もしやすくなりました。

よくある質問(FAQ)

歯科矯正に関して患者さんからよくある質問に答えます。

これらを読んであらかじめ疑問をある程度解消したうえでカウンセリングに進みましょう。

カウンセリング前に知っておくべきことは?

カウンセリングでは基礎的な知識を持ったうえで踏み込んだ質問をできるとよいでしょう。

そのため、矯正方法についての知識や自分の歯の状態がどのような症状に近いか、装置代以外にどのような費用が発生しうるかなど押さえておきましょう。

治療後の生活は?

動的治療後は、歯並びや噛み合わせが改善され、歯磨きもしやすくなり、口腔衛生の維持が簡単になります。

しかし、動的治療後には保定期間という期間があり、リテーナー装着など、長期的なアフターケアが必要になってきます。

自分に合ったマウスピースブランドは?

自分に合ったマウスピースブランドを見つけるにはインターネットで調べるのが早いでしょう。

ブランドによっては、独自にブログを作成していることもあるのでそれらで情報収集しましょう。

なかには、ブランドを複数比較した記事もあるのでそれらと自身の求めるものを照らし合わせて自分に合ったブランドを見つけましょう。

専門家との相談をしよう!

矯正治療は個人差が大きいため、専門家との十分な相談を通じて、自分に最適な治療計画を立てることが重要です。

専門家との相談をして、自身に合った医院探しをスムーズに進めたい方はぜひデンタルジュを利用してください!

まとめ

この記事では、マウスピース矯正の基礎から、上だけのマウスピース矯正、治療プロセス、費用、インビザラインを用いた矯正、最新の技術や、マウスピース矯正の選択方法など、幅広い情報を紹介してきました。

歯科矯正は、見た目の改善だけでなく、口腔衛生の向上にも寄与し、長期的には健康な歯を維持するための費用対効果の高い投資と言えます。

 

本記事を読んで少しでも矯正治療に対しての理解を深めていただけたのならば幸いです。

 

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