「インビザラインを使用している人が食事や飲み物に関してどのような注意を払うべきかについて知りたい!」
「インビザラインを大切に使用し、最大限に活用したい!」
といった人は多いかと思います。
インビザライン治療には高額な投資が必要なため、その価値を最大限に活用し、無駄にしないようにしたいですよね。
本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、インビザライン矯正中の飲食について詳しく解説していきます。
本記事を読むと、インビザライン矯正中の飲食に関する理解が深まり、矯正治療への不安が軽減され、治療を受ける決断がしやすくなるでしょう。
本記事には、「インビザライン矯正中の飲食で気を付けるべきこと」を詰め込んでいます。
ぜひ参考にしてみてください!
インビザラインについては以下の記事を参考にしてみてください。
インビザライン治療の際にはお茶にも気を付ける
インビザラインで矯正治療に臨む際には基本的にお茶を飲むときにも外すことが望ましいでしょう。
理由としては後述する着色のリスクがあるためです。
また、熱々のお茶を飲む際には、加えて変形のリスクもあるので注意が必要です。
アライナーの交換直前のタイミングであれば、着色してもすぐ取り換えられるので、気にせずお茶を飲むのもありですが、交換直後は上記のようなリスクがあるので外してから飲むようにしましょう。
飲み物は水以外には注意
インビザライン矯正中の飲み物選びは、マウスピースの保護と口内環境の維持において非常に重要です。
ここからはインビザラインを装着しているときに避けるべき飲み物があるので紹介していきます。
飲んでもOKな飲み物
インビザライン矯正治療中でも安心して飲める飲み物は、マウスピースの着色や虫歯のリスクを最小限に抑えることができるタイプのものに限られます。
したがって、基本的にはその条件を満たす「水」のみ、問題なく飲めると考えてください。
水は色がついておらず、糖分も含まれていないため、着色の心配や虫歯のリスクがありません。
こまめにインビザラインを外すのは治療効果の面でも良くないですし面倒だと思います。
特に外出先ではインビザラインを気にせず飲める水が、水分補給を行うのに適しているといえるでしょう。
飲んだらNGな飲み物
インビザライン治療中、次のタイプの飲み物は避ける必要があります。
これは、マウスピースの着色、変形、または虫歯と歯周病のリスクを高める可能性があるためです。
①甘い飲み物
糖分を含む飲み物は虫歯の原因となります。
糖分は口内の細菌によって酸に変えられ、この酸が歯のエナメル質を溶かし始めることで虫歯が発生します。
インビザラインを装着していると、唾液で洗浄されにくく、平常時よりも歯に影響を与えるため、特にリスクが高まります。
もし、虫歯・歯周病になるとそちらの治療を優先しなくてはならず、治療期間が延びてしまう可能性があります。
②色付きの飲み物
コーヒー、紅茶、赤ワインなどの飲み物は、インビザラインのマウスピースを着色しやすいです。
着色は見た目に影響を及ぼし、せっかくの透明なマウスピースを汚す可能性があり、注意が必要です。
③熱い飲み物
熱い飲み物はマウスピースの材質を変形させる可能性があります。
インビザラインの形状が熱い飲み物によって変わると、正確に歯を動かすことができずに、治療効果に悪影響を与える可能性があります。
④無糖の炭酸水
無糖であれば、炭酸水もインビザラインをつけたまま飲むことが可能だと思う方もいるでしょう。
しかし炭酸水は酸性で刺激があるため、歯にとってあまり良いとは言えません。
少しでも虫歯・歯周病のリスクを減らすためには控えたほうが無難です。
NGな飲み物の例
次に上記のような特徴を持つ飲み物として具体的にどのようなものがあるのかを紹介していきます。
①炭酸飲料やスポーツドリンク
糖分含有量が多い・酸性であるといった理由で、虫歯のリスクが高まります。
②コーヒーや紅茶
特に砂糖を加えた場合、着色のリスクだけでなく虫歯の原因にもなります。
③赤ワイン
色素によりマウスピースが着色されることがあります。
④ホットチョコレートや温かいスープ
温度が高いため、マウスピースに影響を及ぼす可能性があります。
インビザライン治療を受けている際は、具体的にこれらの飲み物を避けることが、治療効果を最大限に発揮し、マウスピースを清潔に保つ鍵となります。
飲み物を選ぶ際は、上述のポイントを念頭に置き、可能な限り水を選ぶようにしましょう。
飲み物に気を付けなくてはいけない理由について
インビザライン矯正治療中に特定の飲み物を避ける必要があるのは、まとめると主に次の二つの理由によります。
ここからはこれらの理由について詳しく解説します。
着色や劣化の恐れがある
インビザライン治療中の飲み物選択に注意が必要な一つの大きな理由は、マウスピースの着色や劣化のリスクです。
例えばコーヒー、紅茶、赤ワインなどをインビザラインを装着した状態で飲むと、マウスピースが着色してしまう可能性があります。
この着色は見た目に影響を与え、治療期間中のせっかくの透明な装置が目立つようになってしまいます。
さらに、熱い飲み物はインビザラインのプラスチック製マウスピースを変形させるリスクがあります。
マウスピースが変形してしまうと、歯を適切に動かすことができなくなってしまいます。
虫歯・歯周病の恐れがある
もう一つの重要な理由は、甘い飲み物や糖分が含まれる飲み物が虫歯や歯周病のリスクを高めることです。
糖分は口内の細菌によって酸に変えられ、この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯が発生します。
インビザラインを装着していると、糖分がマウスピースの下に留まり、細菌の増殖を促進させることになります。
インビザライン治療を受ける際は、これらの飲み物に関するリスクを認識し、適切な飲み物の選択と口腔衛生の維持に努めることが非常に重要です。
飲食後は必ず歯を磨き、マウスピースを清潔に保つことを心がけましょう。
食事の際にはインビザラインを外す
インビザライン治療中、食事をする際にはマウスピースを外すことが原則です。
インビザラインをつけたまま食事をすると、破損や変形、さらにはむし歯や歯周病の原因となり得るため、食事の際には必ず外してください。
食事の後は、歯を磨いてからマウスピースを再装着することが推奨されます。
これにより、口内環境を清潔に保ち、上記のリスクを減らすことができます。
食事の制限と推奨される食品
インビザライン治療中は、特に食事に関して大きな制限はありませんが、硬い食べ物や粘着性の高い食べ物、歯に挟まりやすい食べ物は避けることが推奨されます。
硬い食べ物を食べたい場合は、小さく切るなどして食べやすくする工夫が必要です。
インビザラインを外して食事を楽しむのは問題ないですが、食事の後は歯磨きを忘れずに行いましょう。
外食時の取り扱い
インビザライン治療中でも外食や食べ歩きは可能です。
ただし、マウスピースを外してから楽しんでください。
もし、外出先での歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュを利用して口内を清潔に保つことをお勧めします。
また、新しいマウスピースに交換した直後の期間は、特に口腔環境に注意が必要です。
この時期は歯が最も動くタイミングであるため、トラブルが発生しないか細心の注意を払いましょう。
インビザライン治療を受けている間は、食事に注意し、マウスピースの適切な管理を心がけましょう。
これにより、治療の効果を最大化し、リスクを最小化することができます。
飲食の際の注意点
インビザラインを使用している場合、飲食にはいくつかの注意点があります。
これらのポイントを守ることで、治療の効果を最大化し、不要なトラブルを避けることができます。
①食べ物・飲み物の選択
先述したように、治療中はOKな食べ物・飲み物を選ぶようにし、マウスピースを取り外して食べ物は食べるようにしましょう。
飲み物も水以外は注意が必要です。
②飲食時のインビザラインの取り扱い
食事の際は、インビザラインを必ず取り外す必要があります。
アライナーをつけたまま食事をすると、虫歯や歯周病のリスクが上がり、アライナーが破損する可能性があります。
さらに、飲食物の色素によってインビザラインが変色することもあります。
専用のケースに入れて保管すると紛失のリスクも減らせます。
また、細かい話にはなりますが人前でインビザラインを外す際には、驚かさないようにこっそり外すとよいでしょう。
飲食後は歯を磨く、またはマウスウォッシュで口内を清潔にしてからインビザラインを再装着することが推奨されます。
食べカスが残った状態でアライナーを付けると、口内環境が悪化し虫歯や歯周病のリスクが高まります。
インビザライン治療では、1日20時間以上の装着が必要です。
飲食時以外での取り外しは最小限に留め、再装着を忘れないようにしましょう。
また、紛失・破損時には放置せずに速やか担当の医師に相談するようにしましょう。
まとめ
本記事では、インビザラインの治療中に飲食に関して気を付けるべきことを詳しく紹介してきました。
インビザラインでの矯正治療を成功させるためには、治療以外の場面でも飲食について気を付けることが大切です。
そのうえで専門的な診断と治療を受けることで適切な治療を受け、健康な歯並びと噛み合わせを実現しましょう!
もし、歯科矯正についてもっと知りたい・相談したいという場合はぜひデンタルジュに相談してみてください!
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