歯科矯正で歯がグラついても大丈夫?原因や注意点について解説

  • 2023.07.042024.02.29
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歯科用語で歯がグラつくことを「動揺」と言い、矯正中に歯が動揺することは珍しくありません。しかし、歯がグラグラと揺れると「抜けてしまうのではないか」と心配になりますよね。そこで本記事では、歯科矯正中に歯が揺れる原因や注意点などについて解説します。

歯科矯正中に歯がグラつく原因は?

まず、歯がグラつく原因を知る前に歯がどのようにあごの骨に埋まっているのか理解する必要があります。

 

実は、歯はあごの骨に直接ついているわけではありません。歯の根っこの周りには「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる線維性の組織があり、歯を支えている骨につながっています。

 

歯根膜はクッションのような役割があり、常に一定の厚さを保とうとする性質があるため、歯を指で押しただけでもほんの少し動くのです。

 

では、歯科矯正中に歯がグラつくのはなぜでしょうか。歯が揺れる原因は、歯が動く仕組みと関係しています。

 

歯科矯正は歯に力を加えて動かします。これは、マウスピース矯正もワイヤー矯正も同じです。その力が歯根膜に伝わると歯が動く方向の歯根膜は縮み、反対側は伸びます。それと同時に骨を溶かす細胞と骨を造る細胞が働きます。

 

歯根膜は元の厚さに戻ろうとする性質があるため、伸びた歯根膜は歯を支えてる骨を作り、縮んだ歯根膜は骨を溶かして元の厚みに戻ります。歯を支えてる骨が作り変えられることで歯が動くのです。

 

この歯根膜の働きにより、歯を支えてる骨が一時的に不安定な状態になるため、矯正中に歯が動揺します。

歯がグラついても大丈夫?

マウスピース矯正の場合は、ワイヤー矯正と異なり装置が取り外せるため、食事や歯磨きの際に揺れを感じやすく不安になる人も多いです。しかし、歯科矯正中は歯の動揺はよくある現象なので過度に心配する必要はありません。

 

もし、出血を伴ったり治療が終わっても大きく動揺したりする場合は、他の問題が生じている可能性があるため注意が必要です。たとえば、出血を伴う歯の動揺は、歯周病の進行などが考えられます。歯周病は歯ぐきに炎症が起きる病気です。

 

進行すると歯を支えている骨まで炎症が広がり、大きく揺れ動きます。さらに放置すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。そのため、歯ぐきが腫れたり出血を伴ったりするような歯の揺れがある場合は、早めに歯科医師に相談することをおすすめします。

歯科矯正後もグラついている場合は?

矯正後は歯を支えている骨が不安定で、舌で触ると揺れを感じるため不安になる方も多いです。しかし、動かした歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、矯正後の揺れも自然現象なので過度に心配する必要はありません。

 

ただし、矯正後は後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を使用して、動かした歯をしっかり固定する必要があります。最初の半年は食事と歯みがき以外は装着することが多く、その後は就寝時のみだけになるケースが多いです。

歯列矯正後に後戻りする確率は?後戻りしないためにするべきこと

保定装置も矯正期間中と同じ期間必要とされているため、自己判断で装着をやめたりさぼったりすると、歯が揺れるばかりか後戻りを起こしてしまう可能性があります。

 

矯正治療が終わったからといって安心せず、歯科医師の指示通りに保定装置をつけて整えた歯並びをキープすることが大切です。


歯のグラつきは軽度であれば問題ないものの、矯正中に歯がグラグラすると、「これ大丈夫かな?」と心配になってしまいますよね。そんなときに気軽に相談できる医院を選びたいですよね。

ただし、自身だけではそのような医院探しとても難しいです。そこで、プロに相談しながら自身にあった医院を見つけることで時間をかけずにより良い治療を受けられる場所を見つけましょう。
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歯の動揺度について

歯の動揺には、以下のような検査方法があります。

 

0度 水平方向に0.2mm以下の動揺 全く問題のない状態
1度 水平方向に0.2mm~1mmの動揺 歯科矯正中にみられる範囲
2度 水平方向に1.0mmを超える動揺 注意が必要
3度 2度に加えて垂直方向の動揺 早急に対処する必要がある

 

これらの数値は自分で測定するのは難しいため、歯が揺れると感じたら歯科医師に相談しましょう。

歯がグラつく時の注意点

歯が動揺しているときは悪化させないように以下の点に気をつけましょう。

硬い物や粘着性の高い食べ物は避ける

歯がグラつくと感じたときは、食事に注意が必要です。特に硬いものや粘り気のある食べ物は避けた方がよいでしょう。なぜなら、歯に大きな力が加わり、グラつきがさらに大きくなる可能性があるからです。また、予想外のトラブルが発生する原因につながることもあります。

舌や指で触らない

歯がグラついていると感じたら、ついつい舌や指で触りたくなるかもしれませんが、これも避けましょう。歯を触ることにより歯根膜や歯を支えている骨に負担がかかるため、揺れが大きくなる可能性があります。

装置の装着を中断しない

マウスピース矯正の場合、装着を中断してしまうと、治療計画通りに進まず失敗につながる可能性があります。歯が動揺することで不安を覚えてしまいがちですが、心配せずに進めていきましょう。ただし、装着時に強い痛みがある場合は、速やかに歯科医院に連絡し、歯科医師の指示に従いましょう。

歯科医師に相談するべき歯のグラつき

矯正中に歯が動揺することは、よくある現象なので心配することはありませんが、以下のような状態は、歯に問題が生じている可能性があるため歯科医師に相談しましょう。

歯ぐきから出血がある場合

矯正中の歯の動揺は、自分では矯正治療によるものだと思っていても、実は歯周病の可能性があります。歯ぐきからの出血がある場合は、歯周病の進行が疑われます。進行している場合は矯正治療を中断して歯周病治療を優先することがあるため、早めに歯科医師に相談しましょう。

大きく揺れている場合

歯が大きく揺れている場合は、矯正力が強すぎているか、歯周病が進行している可能性があります。早めの対処が必要です。

歯が変色している場合

矯正中に歯が茶色っぽく変色してきた場合は、神経が死んでしまった可能性があります。神経の治療が必要になるため、すぐに歯科医師に相談しましょう。

まとめ

矯正中は歯に矯正力を加えているため、動揺することがあります。しかし、矯正治療が完了すれば落ち着くことがほとんどです。矯正中の歯の揺れは一時的なものと理解して、過度に心配せず治療を進めていきましょう。しかし、動揺の原因が歯周病によるものの場合は、放置すると症状が悪化する場合があるため、違和感や不安を感じたら、すぐに歯科医師に相談することが大切です。

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