矯正治療と保険適用の範囲を確認しよう!

  • 2019.11.132024.02.29
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矯正治療は保険適用外だと思っていませんか? しかし、矯正治療でも顎変形症や先天性の疾患である場合には所定の手術を受けるなどの手順を踏めば保険適用となる場合があります。 特に顎変形症は出っ歯や受け口などの症状の原因となる疾患で、顎変形症に当てはまる方も大勢います。 今回は、保険適用となる疾患や保険適用となるための手順などを含めて保険適用の範囲をご紹介します!

矯正治療とは

矯正治療は、でこぼこした歯並び、受け口、出っ歯、上下の歯の噛み合わせが合っていないなどの歯並びにトラブルのある口元を、歯や周りの組織を動かし整えることで、話す・食べるなどの機能をスムーズに行うことを目的とした治療です。

矯正治療は、健康な歯の状態を保ちながら歯を移動させるため、無理なく歯並びを整えていきます。歯並びを綺麗に整えることで虫歯や歯周病などの予防や、フェイスラインが綺麗になる、笑顔が似合うようになるなどコンプレックスの解消にもつながります。

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矯正治療は保険適用?自由診療?

歯列矯正を含む矯正治療は、自自由診療で費用が高いイメージをお持ちではありませんか?

矯正治療は前述したように特定の条件を満たせば保険の適用となる場合があり、ご自身やご家族が矯正治療を検討している場合には保険の適用になるかどうかを知っておくことが大切です。

自由診療になる場合とは

矯正治療は歯並びを整えて見た目を改善させるというメリットや、より細かな技術の高い治療を受けるということもありほとんどの場合は歯科医院が治療費を決める自由診療です。

歯のちょっとした段差が気になる場合や少し歯並びがガタガタしているなどの場合は、健康保険の適用にはならず、自由診療になる可能性が高いです。

保険適用になる場合とは

基本的には保険適用にならない矯正治療ですが、これからご紹介する顎変形症や先天性疾患がある場合は医師の診断を受けて、必要な治療の手順を踏むことで保険の適用となります。

特に保険適用となる顎変形症は噛み合わせの問題などで起こる疾患ですので、現在矯正治療を検討している方の中にも対象の方がいらっしゃるかもしれません。

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保険適用1:顎変形症

顎変形症は、顎の骨の大きさや形が本来の状態から大きく変化してしまった状態を言います。

原因は、先天性疾患、幼少時の外傷、何らかの疾患の症状や後遺症などの後天性などがありますが、多くの場合は原因がはっきりと分かっておらず、成長する過程の異常や、遺伝が大きな要因と考えられている疾患です。

顎変形症の種類は以下の通りです。

上顎前突症

上顎前突症は一般名では出っ歯といい、この症状に悩む方も多いです。上顎前突症の原因は歯並びだけではなく上顎が出っ張っている場合には顎変形症と診断されます。

この場合、歯列矯正だけでは改善することができないため、顎の骨の手術をすることで出っ歯が改善されます。

下顎前突症

一般名では受け口といい、下の歯が上の歯よりも前に出て噛み合わせが悪くなっている状態を下顎前突症といいます。下顎全体が突出している場合に顎の手術によって位置を改善する必要があると認められた場合は顎変形症と診断されます。

顔面非対称症

顔面非対称症は、上下の顎に位置がずれて左右非対称に噛み合わさっていることで顎周辺も左右非対称の状態になっている疾患です。噛み合わせによって筋肉の左右差が生じている場合以外に、顎自体が歪んでいる場合は顎変形症と診断されます。

開咬症

開咬症は、口を閉じても上下の前歯が合わさらず常に開いた状態となっている疾患です。顎そのものの位置がズレていることで、上手く前歯が合わさらないこともありますが、顎に問題がある場合には顎変形症と診断されます。

過蓋咬合症

開咬症と逆で、口を閉じて上下の噛み合わせが過剰となり上の前歯が舌も前歯を大きく覆ってしまうのが過蓋咬合症です。上の前歯を矯正することで症状が改善される場合もありますが、顎の位置そのものがズレている場合には、顎変形症と診断されます。

保険適用2:先天性疾患

顎変形症の他に厚生労働省が定める42の疾患に起因する矯正治療が行われる場合には保険適用となります。ただし保険の適用となる場合には指定された医療機関で治療を受けることが条件になります。現在、国が定めている疾患は以下の通りです。

1.唇顎口蓋裂
2.ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
3.鎖骨・頭蓋骨異形成
4.クルーゾン症候群
5.トリーチャーコリンズ症候群
6.ピエールロバン症候群
7.ダウン症候群
8.ラッセルシルバー症候群
9.ターナー症候群
10.ベックウィズ・ウィードマン症候群
11.尖頭合指症
12.ロンベルグ症候群
13.先天性ミオパチー
14.顔面半側肥大症
15.エリス・ヴァン・クレベルト症候群
16.軟骨形成不全症
17.外胚葉異形成症
18.神経線維腫症
19.基底細胞母斑症候群
20.ヌーナン症候群
21.マルファン症候群
22.プラダーウィリー症候群
23.顔面裂
24.筋ジストロフィー
25.大理石骨病
26.色素失調症
27.口-顔-指症候群
28.メービウス症候群
29.カブキ症候群
30.クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
31.ウィリアムズ症候群
32.ビンダー症候群
33.スティックラー症候群
34.小舌症
35.頭蓋骨癒合症
36.骨形成不全症
37.口笛顔貌症候群
38.ルビンスタイン-ティビ症候群
39.常染色体欠失症候群
40.ラーセン症候群
41.濃化異骨症
42.6歯以上の非症候性部分性無歯症

保険適用を受けるために必要なこと

不正咬合は歯並びや噛み合わせで矯正治療を検討している方にとってはめずらしい疾患ではありません。

顎変形症の診断を受け保険適用を受けるためには、顎口腔機能診断施設に指定されている医療機関で診断を受けます。その後、顎の手術前後の矯正治療や外科手術、保定などの決められた治療のきちんと受けることが保険適用の条件となります。

また、近くの歯科医院ではなく、指定された自立支援医療機関や顎口腔機能診断施設で治療を受けることも保険の適用を受ける条件となっていますので注意しましょう。

手術を受けるメリット

顎変形症や先天性疾患の診断を受け手術を受ける場合には、歯並びを改善するための根本的な治療が受けることが出来るため後戻りのリスクが少なくなります。

また、顎変形症がある場合に通常の矯正治療を受けた場合よりも治療期間が短くなる傾向にあります。矯正装置で歯や周辺に負担をかける期間も短くなることで虫歯や歯周病といったリスクも軽減されます。

矯正治療は自由診療で治療費が高いとお思いの方も多いですが、顎変形症と診断された場合には保険適用で治療を受けることができます。

保険適用を受けるためには、決められた医療機関で決められた順序で治療を受ける必要がありますが歯並びの根本的な原因が改善されることなどから、一度診察を受けてみてはいかがでしょうか?

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