口元が出ているのは、歯並びが原因?対処できる方法とは

  • 2024.02.27
口元が出ているのは、歯並びが原因?対処できる方法とは

矯正の相談医院探しカウンセリング予約

"歯のプロ"であるコンシェルジュがすべて無料ででサポートいたします!

もっと詳しくデンタルジュLP

(完全無料)

お口を閉じた時に口元が出ているのが気になったことはありませんか?

口元がもっこりとしている状態を「口ゴボ」ということがあります。

口ゴボは正式な医学用語ではありませんが、インターネットやSNSなどで発信されるようになりました。

口元が出ている状態を気にしている方も少なくないため、口ゴボに関心が集まっています。

そこで今回は、口元が出ている原因と対処法についてお話させていただきます。

 

口元が出ている状態とは?

口元が出ている状態を確認する時に「Eライン」を基準にすることが多くなります。

Eラインとは、横顔の美しさの指標として考えられており、鼻先から顎の先を一直線に結んだラインのことをいいます。

Eラインの基準では、このラインの内側に口元があることが美しいとされています。

ただし、欧米の基準なので、日本人の骨格ではEライン上に唇が触れる程度が美しいと考えられています。

このラインから出ていると「口ゴボ」や口元が出ている状態を考えられます。

ご自分でも簡単にチェックすることができるため、鼻先から一直線に結んだラインを確認してみてくださいね。

歯科矯正で「口ゴボ」は治る?おすすめの矯正方法や治療内容

口元が出ている原因とは?

口元が出ている原因は大きく分けて2つあり、「遺伝」的な要因と小さな頃のくせや「生活習慣」が考えられます。 

遺伝的な要因

骨格や歯の大きさは遺伝的な要素があるので、ご家族の方に口元が出ている方がいる場合には、似たような状態になる場合があります。

ただし、お口の中は必ずしも遺伝するわけではありません。

下記の状態は遺伝的な要素が関係あります。

  • 生まれつき顎が小さい
  • 上顎の骨格が小さい
  • 上顎が前に出ている
  • 顎の骨格に対して歯の大きさが大きい

骨格や顎と歯のバランスが合っていない場合、口元が出てしまう原因になることがあります。

日本人は顎の大きさが小さい傾向になり、出っ歯になりやすいといわれています。

さらに、顎が発達している12歳頃までにファストフードなどのやわらかい食べ物を頻繁に食べる習慣は顎の成長を促しにくくなります。

そうすると、顎が小さいままになり、歯並びが悪くなりやすいです。

特に顎の発達がある12歳頃までは、噛みごたえのある食事をして顎の発達を促しましょう。

生活習慣が関係している

舌を出すくせ

歯から舌を出すくせや前歯を舌で押すくせは前歯が出やすくなります。

出っ歯だけでなく、上下の歯が出る「上下顎前突」の状態になるケースもあります。

舌の正しい位置は上顎の少し出ている部分です。

舌を出すくせは、この位置についていないことが多く、舌をどこに置いていいか分からず歯を押しているケースが多くなります。

この位置につけていないと、舌の筋力が低下して口呼吸にもつながります。

【対策】

正しい位置に舌をつけるようにトレーニングをしましょう。

舌がつきにくい場合には、舌の筋力トレーニングをする方法もありますので、舌を出すくせを改善して、正しい位置におくようにしてくださいね。

口呼吸

通常は鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、出っ歯などの歯並びは唇が閉じにくくなってしまいます。

そうすると、口で呼吸をする口呼吸になりやすいのです。

しかし、口呼吸はデメリットが多く、お口の中が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります

また、細菌が増えやすくなってしまうため、口臭を引き起こしてしまうことも。

その他には、鼻には鼻毛があるので、フィルターの役割があり、細菌やウイルスをブロックしています。

しかし、お口にはそうしたフィルターがないため、口呼吸をしていると、細菌やウイルスをそのまま吸い込んでしまい、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが高くなってしまいます。

また、口が開いたままの時間が長くなると、唇からの圧が正しくかかりません。

そうすると、さらに歯並びが悪くなる原因になってしまいます。

口呼吸はすぐに改善した方がよい悪習慣ですが、歯並びが原因で口が閉じにくい場合があります。

【対策】

矯正治療をして歯並びを整えることをおすすめします。

また、アレルギー性の鼻炎や蓄膿症など鼻の疾患が原因で口呼吸になっているケースもありますので、その場合には、耳鼻科で相談しましょう。

爪かみ、指しゃぶり

幼い頃のくせで爪かみ、指しゃぶりをしている場合があります。

3歳までの指しゃぶりは、気持ちを安定させる目的もあるとされており、無理に止めさせる必要は少ないといわれています。

ただし、3歳以降の指しゃぶりに関しては、歯並びに影響が出るケースも考えられるため、やめるように促したあげた方がよい時期です。

【対策】

すぐに止めるのは負担になってしまうこともあるため、徐々に声かけをしていきましょう。

ご家族の方に言われるより、歯医者で一緒に止められるようにお話をして促すと、気持ちが切り替わることもあります。

指しゃぶりを止められずにお悩みの場合には、一度クリニックに相談してみましょう。

口元が出ているのを治す方法

口元が出ている原因の多くは歯並びが関係しているので、矯正治療によって改善が見込めます。

1     矯正治療

ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットをつけて、ワイヤーを通して適切な力をかけて歯を動かす方法です。

歴史のある方法で、多くの矯正歯科で対応しています。

また、多くの歯並びにも対応しています。

従来のワイヤー矯正は、金属の装置を使っていたため、見た目が気になってしまうことがありました。

現在では、矯正中の見た目も考慮して、白や透明のブラケットや審美ワイヤーを選択できるようになり、見た目が気になりにくくなっています。

 

また、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」もあり、矯正中に装置が目立ってしまうことが気になる方におすすめの方法です。

マウスピース矯正

患者さまのお口をスキャンして、お口にぴったり合ったマウスピースを製作して、段階的に形の違うマウスピースに交換することで歯並びを整える方法です。

取り外し式のため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。

また、透明なので、見た目が気になりにくい矯正方法です。

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

2     外科矯正

骨格的なバランスの問題で口元が出ている場合には、顎の骨のバランスを整えた上で矯正をする外科矯正が必要になる場合もあります。

顎の骨を切除するため、入院が必要なケースが多く、腫れや痛みが落ち着くまでに時間がかかります。

また、対応している病院も限られています。 

まとめ

口元が出ている場合には、多くは矯正治療で対応ができます。

見た目の改善はもちろん、口がしっかりと閉じやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクも軽減できます。

患者さまのお口の状態によって治療法などが変わる場合もありますので、まずはクリニックに相談してみましょう。

 

矯正の相談医院探しカウンセリング予約

"歯のプロ"であるコンシェルジュがすべて無料ででサポートいたします!

もっと詳しくデンタルジュLP

(完全無料)