「インビザライン・フルへの興味があるものの、高額な費用が心配…」
「複数の治療方法の中で最も効果的で経済的な選択肢を見つけたい!」
といった人は多いかと思います。
インビザラインは複数のプランがあり、違いを理解するのは大変だと感じる人は多いでしょう。
本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、インビザライン・フルについて詳しく解説していきます。
本記事を読むと、インビザライン・フルに関する理解が深まり、矯正治療への不安が軽減され、治療を受ける決断がしやすくなるでしょう。
本記事には、「インビザライン・フルを検討するのに必要な情報」を詰め込んでいます。
ぜひ参考にしてみてください!
インビザラインとは
インビザラインは、透明なマウスピースを使用した矯正治療法です。
従来のブラケットとワイヤーを使うワイヤー矯正と異なり、目立たずに歯並びを整えることができます。
治療期間中は1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、徐々に歯を理想の位置へと動かしていきます。
マウスピース矯正ブランドの中では圧倒的な知名度と治療実績があり、取り扱い医院も多く、名前を耳にしたことがある人は多いでしょう。
インビザラインの部分矯正の費用相場
インビザラインの部分矯正は、全体矯正に比べて治療範囲が限定されており、主に前歯のみを対象としています。
このため、費用も低価格に設定されています。
費用相場は、約30万円から60万円程度とされていますが、実際の費用は治療を受ける歯科医院や治療の複雑さによって異なります。
インビザラインの全体矯正の費用相場
インビザラインの全体矯正は、口腔内の広範囲にわたる歯並びの問題を解決するための治療です。
このため、部分矯正に比べて費用は高くなります。
費用相場としては、約80万円から100万円以上が一般的ですが、部分矯正と同様に、症例の複雑さや治療期間、さらには選択する歯科医院によって異なることがあります。
費用面の注意点は?
インビザライン治療を検討する際は、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、詳細な見積もりを比較検討することが重要です。
また、治療費用には、マウスピースの製作費用のほかに、定期的な診察費や追加治療(リファインメントなど)が必要になった場合の費用も含まれることがあります。
最終的な費用と治療計画をしっかりと確認し、納得のいく治療を選ぶようにしましょう。
インビザライン フルとは
インビザライン フルは公式にはインビザライン・コンプリヘンシブと呼ばれているパッケージで、制限なしでアライナー(マウスピース)を作成できる最も対応可能な症例が多いプランです。
これまでのマウスピース矯正では対応が難しかった複雑な症例にも適用可能で、治療期間の制限はなく、柔軟に治療計画を変更できるため、予期せぬトラブルにも対応できるという特徴があります。
複雑な歯並びを改善したい・全体的に歯を動かしたいという方にお勧めです。
保証期間が5年間あるため、後戻りなどのトラブルがあっても追加費用がかからずに対応できるという安心感があります。
インビザライン フルの枚数と期間
インビザライン フルの治療に使用するアライナーの枚数は無制限です。
ただし、実際に使用するマウスピースの枚数は症例によって大きく変わります。
参考までに、平均的には40〜50枚ほど必要となるケースが多いです。
インビザラインで歯を動かせる距離は、マウスピース1枚あたり0.25㎜となっているので、距離が大きい症例では当然平均より多くマウスピースを利用しなくてはなりません。
自身の症例に合った枚数を利用するようにしましょう。
使用するマウスピースの枚数が増えるほど期間が延びるのが一般的です。
期間は大体2〜3年ほどになることが多いですが、枚数が多いとこれより期間は伸びてくることもあります。
担当の医師と相談したうえで適切な治療計画を立てて進んでいきましょう。
インビザライン フルの費用相場
インビザライン フルの費用相場は80万円から100万円程度です。
具体的な費用は治療を行うクリニックや患者の症例によって変わるため、事前のカウンセリングで正確な見積もりを取ることが推奨されます。
以下にインビザラインのそれぞれのプランについてまとめてあります。
プラン名 | 特徴 | 期間 | 費用 |
---|---|---|---|
インビザライン・エクスプレス | 軽度の矯正に適用 | 3〜4か月程度 | 300,000〜400,000円 |
インビザライン・ライト | 軽度〜中等度の矯正に適用 | 3~6か月程度 | 450,000〜650,000円 |
インビザライン・GO | 比較的軽度の矯正に適用 | 6か月~1年前後 | 350,000〜800,000円 |
インビザライン・モデレート | 中等度の矯正に適用 | 1年~1年半程度 | 500,000〜900,000円 |
インビザライン・コンプリヘンシブ | 重度の矯正に適用、アライナー数無制限 | 2〜3年 | 800,000〜1,000,000円 |
他の矯正方法との比較
矯正治療には様々な方法がありますが、主なものにワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。
ここでは、ワイヤー矯正と、マウスピース矯正の他ブランドを比較します。
インビザラインとどのように違うのか、判断する際の参考にしてください!
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、セラミックやプラスチック、金属のブラケットを歯に貼り付け、ワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
最も歴史が古く、実績も豊富です。
この方法は、自己管理の必要性がなく、対応できる症例が幅広いというメリットがあります。
抜歯が必要なケースにも比較的簡単に対応できますが、矯正器具が目立ちやすいというデメリットがあります。
表側ワイヤー矯正
ブラケットが歯の表側に取り付けられるため表側矯正と呼ばれます。
矯正治療と聞くと多くの方がこの方法を思い浮かべるのではないでしょうか。
幅広い症例に対応可能ですが、目立つという欠点があります。
裏側ワイヤー矯正
表側矯正と異なり、ブラケットを歯の裏側に取り付けるため、外からはほとんど見えません。
目立たないというメリットがありますが、治療費が高く、治療を受ける歯科医院が限られる場合があります。
ハーフリンガル矯正
表側と裏側の矯正の中間的な位置づけの矯正方法です。
目立ちやすい上顎のみ裏側矯正で下顎歯表側矯正をおこないます。
費用や目立ちやすさも表側矯正と裏側矯正の中間択的なイメージです。
こちらを参考に!
他のマウスピースブランド
マウスピース矯正はインビザライン(全体矯正・部分矯正どちらも 定期通院あり)以外にも多くのブランドがあります。
様々な特徴がありますが、最も知名度が高いインビザラインが主流であるというのが現状です。
そのため、インビザラインを取り扱っている医院に比べて、他のマウスピースブランドを扱っている医院は少ないので、医院探しの際には注意してください。
Oh my teeth: 来院は最低1回で、料金プランはBasicプランとProプランの2種類があります。(全体矯正・部分矯正どちらも 定期通院なし)
キレイライン: 通院は3週間に1度(都度払い)または2カ月に1度(コース払い)となっており、部分矯正のプランのみです。(部分矯正のみ 定期通院あり)
zenyum (ゼニュム): 最小2回の通院が可能で、プランはゼニュムクリアとゼニュムクリアプラスの2種類です。(部分矯正・部分矯正どちらも 定期通院なし)
他にもhanaravi、DPEARL、ローコストなど、各ブランドには独自の特徴があり、部分矯正から全体矯正まで、様々なニーズに応じたプランを提供しています。
医療費控除はできる?
医療費控除は、医療費を所得控除の形で還付してもらえる制度です。
詳しくはこちらを参考に!
子どもの歯列矯正はいくら戻ってくる?医療費控除の仕組みを紹介!
デンタルローンとは
デンタルローンは、歯科治療の専用のローンサービスで、治療費が高額になる場合に分割払いで治療費を支払うことができる金融商品です。
通常のローンやクレジットカードより金利が低く、一括払いを負担に感じる方にお勧めです。
詳しくはこちらを参考に!
まとめ
本記事では、インビザライン フルについて詳しく紹介してきました。
インビザラインは他のマウスピース矯正ブランドと比較すると対応可能な症例も多く、実績も豊富です。
それを実現するのが豊富なプランですが、一方で、どのプランが自分に合っているかの判断に困ることもあるでしょう。
その際には、事前に適切な知識を持つ専門家と相談したうえで自分に合ったプラン選定を行うとよいでしょう。
専門的な診断と治療を受けることで適切な治療法を選択し、健康な歯並びと噛み合わせを実現しましょう!
もし、歯科矯正についてもっと知りたい・相談したいという場合はぜひデンタルジュに相談してみてください!