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最近では歯科矯正といったらマウスピース矯正がイメージされるようになったほど、マウスピース矯正での歯科矯正が主流になりました。
その中でもインビザラインは最も人気と実績があるマウスピース矯正装置です。
若い方から中高年の方まで歯科矯正に挑戦する人が多くなったことで「自分もデコボコだった歯並びを治したい！」と考える人もいるのではないでしょうか？
今回は日本人に多いデコボコした歯並びはインビザライン矯正で治せるのか？についてお話ししていきます。ぜひ参考にしてみてください。
デコボコした歯並び「叢生」について
歯が前に出ていたり、後ろに引っ込んでいたりといったデコボコした歯並びは「叢生（そうせい）」と呼ばれ、顔や顎の小さい日本人に多い不正咬合です。
叢生は歯が綺麗に並ぶスペースが足りないことで起こり、ひどい場合は歯が全然違う場所から生えてきたり、他の歯と重なって生えてくるといったこともあります。
このようなデコボコの歯並びでは普通に歯磨きをしていても歯が重なっている部分は磨きづらく、歯垢（プラーク）が溜まりやすいです。
健全な歯並びの人と比べるとむし歯や歯周病になるリスクがとても高く、将来的に歯を失ってしまうリスクが高くなってしまいます。
また、デコボコの歯並びでは見た目にコンプレックスを感じてしまう方も多く、笑顔に自信がない、人前で笑うのが怖いなどというように精神的な面でも悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
あわせて読みたい：叢生（そうせい）ってどんな歯並び？おすすめの歯科矯正について
デコボコした歯並びはインビザラインで治せる？
結論から申し上げるとインビザラインでデコボコの歯並びを治すことは可能です。ただし、デコボコの具合によって治療の方法は異なることがあります。
軽度のデコボコの場合
軽度の叢生の方であれば、抜歯をしなくてもインビザラインで治療が可能なケースがあります。歯と歯の間を少量削る「ディスキング（IPR）」と呼ばれる処置を行い、歯が並ぶスペースを少しずつ作っていき、マウスピースを装着することで歯並びをキレイにしていきます。
重度のデコボコの場合
重度の叢生の場合は、ディスキングだけでは十分なスペースが作れないことから抜歯が必要になるケースが多いです。
抜歯は前歯から数えて4番目か5番目の歯を抜くことが多く、親知らずが生えている場合は親知らずの抜歯も行います。
また、顎の骨に小さな金属のインプラント（アンカースクリュー）を打ち込み、そこを固定源として歯を動かすこともあります。
このように、さまざまな処置と組み合わせつつマウスピース矯正を行っていきます。
インビザラインだけではできないこともある？
歯科医院の方針や重度の叢生といったお口の状況などによってはインビザラインとワイヤー矯正を併用したコンビネーション矯正を行うこともあります。
その場合は、抜歯を行いワイヤー矯正である程度歯を大きく動かしてからインビザラインで細かいところを動かしていくというように２つの矯正方法を組み合わせて歯並びを整えていきます。
インビザラインを採用している歯科医院では、このコンビネーション矯正を推奨している医院も多いです。
ワイヤー矯正のメリットとインビザライン矯正のメリットを併用できるため、効果的な矯正方法ではありますが、どうしてもワイヤー矯正はしたくないなどの希望があれば歯科医院で相談し、ご自身の希望に沿った治療をしてくれる歯科医院を選びましょう。
デコボコの歯並びをインビザラインで矯正する際に必要な知識はおおむねつかめたと思います。
しかし、実際に相談に行ったときにインビザラインを提案してくる医院もあればそうでない医院もあり、医院選びはとても重要になってきます。
そこで、無料で医院選びをサポートするデンタルジュというサービスがあるので、ぜひ活用してください。
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叢生の人がインビザラインで行う処置
デコボコの歯並びをインビザラインで治療する場合には、マウスピースを装着するだけでなく他にもさまざまな処置を行っていきます。
ここではインビザライン中に行う主な処置をご紹介していきます。
アタッチメント
アタッチメントは、歯の表面にレジン（樹脂）で突起を作る処置です。アタッチメントを作ることによりマウスピースと歯が強固に固定され、計画的に歯に力を加えられるようになります。
アタッチメントは全ての歯にするのではなく、決められた歯に処置していくことがほとんどで、途中で位置が変わることがあります。
ディスキング
ディスキング（IPR）は、歯が動くスペースを確保するために歯と歯の間を最大0.5mm削る処置です。
歯の最も表面を覆っているエナメル質しか削らないため、しみることなく歯へのダメージを最小限に抑えながらスペースを作っていきます。
ディスキングも全ての歯に行うのではなく、計画上必要な部分にのみ行っていきます。特に軽度の方はディスキングによって歯のスペースを作りながら、歯を並べていきます。
アンカースクリュー
チタン製の小さな医療用ねじを歯茎から顎の骨に埋め込み、 これを固定源にして歯を動かすためにおこなう処置になります。
非常に小さなねじであり、処置の際には麻酔を行うため痛みを感じることはありません。歯を後ろに引っ込めたり、歯を上に持ち上げたりしたい時などに行います。
詳しくはこちら：歯科矯正で行うさまざまな処置について紹介！アタッチメントやアンカースクリュー
デコボコの歯並びはインビザラインで改善しよう
以前からデコボコの歯並びがコンプレックスに感じていたけれど、ワイヤー矯正はできるだけしたくないという方はぜひインビザライン矯正をおすすめします。
最近ではインビザラインとそれを行う歯科医師の技術が進歩していることから、重度の叢生の方まで治療が可能になってきています。
デコボコの歯並びは、見た目が好ましくないだけでなくむし歯や歯周病などになりやすいため、将来的に歯を失ってしまうリスクも高いです。
マウスピース矯正はご自身の状況によって、マウスピースを外すなど自由度も高いので見た目が気になる若い方や社会人の方などにもおすすめの方法です。
できるだけ早めに矯正治療で健康な歯並びにしていきましょう。
まとめ
今回は、「デコボコの歯並びはインビザラインで治療ができるのか？」についてお話ししました。結論から言いますと、デコボコの歯並び（叢生）でもインビザラインで治療が可能です。
しかし重度の叢生の場合は、インビザラインだけでなくワイヤー矯正との併用での治療をすすめられることがあるかもしれません。
インビザラインによる治療方針は歯科医院によっても異なります。ご自身の希望と合った治療ができるように、事前にしっかりとカウンセリングや無料相談などでお話を聞いてみましょう。
デンタルジュではあなたにぴったりの歯科医院探しをお手伝いしています。歯科矯正を始めたいけれど、どこに行ったらいいのかわからない、高額な治療費なので絶対に失敗したくないという方はぜひご活用ください。