矯正で歯の隙間が埋まらないまま終了する?理由を詳しく紹介!

  • 2024.02.192024.02.27
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「歯の隙間が埋まらないまま矯正治療が終了することはあるの?その理由は?」

「抜歯後の歯の隙間を目立たなくする方法は?」

といった疑問を持つ人は多いかと思います。

矯正治療にせっかく臨んだのに、歯にすき間ができてしまったらと思うと不安でなかなか治療に踏み切れないですよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、矯正治療で隙間が埋まらないまま終了してしまうケースについて詳しく解説していきます。

本記事を読むと、矯正後に歯の隙間が空いてしまうことに関する理解が深まり、矯正治療に安心して臨めるようになるでしょう。

本記事には、矯正後の隙間についての基本的な知識を詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

矯正後に隙間が埋まっていないことはあり得る?

矯正治療を終えた後に歯の隙間が完全に埋まっていないケースは、実際にあり得ます。

矯正治療に臨むからには、美しい歯並びと笑顔を手に入れたいですよね。

しかし、治療が完了した後に期待していたような完璧な結果が得られず、歯に隙間が残ってしまうことがありその際には、不安や失望を感じることにつながると思います。

歯科矯正は、歯を理想的な位置に移動させることにより、全体的な歯並びや噛み合わせを改善する治療です。

この過程で、抜歯などが理由で歯と歯の間に隙間が生じることがあります。

その後、うまく歯が動かずに治療の終わりに隙間が完全には埋まらないことがあります。

隙間が完全に埋まらない理由は様々で、歯の大きさや形状、歯列のバランス、個人の骨格や顎の成長パターンなど、様々な要因によって起こってしまいます。

隙間が埋まらない理由

矯正治療を受ける多くの人が、治療終了後には完璧に整えられた歯並びを期待すると思います。

しかし、矯正治療後に歯の隙間が埋まらないことがあり、これにはいくつかの理由が考えられます。

歯の大きさと位置が合わなかった

歯のサイズや形状が不均一で、理想的な位置に収まりきらなかった場合、微妙な隙間が残ることがあります。

特に、前歯と側面の歯の間での不均衡が原因で隙間が生じてしまうケースが多いようです。

歯の欠損や抜歯による隙間

矯正治療で抜歯を伴う場合、特に抜歯した部分の隙間を埋めるのに時間がかかることがあります。

その結果、治療終了までに抜歯した部分の隙間が完全には閉じないことがあり得ます。

また、もともと、歯が欠けていたり、折れていたりすることが原因で隙間が生じてしまうことがあります。

歯の根の形状、角度

歯の根の形状や角度によっては、移動に制限が生じ、隙間が完全には閉じない場合があります。

例えば、歯根の長さや太さ、曲がり具合が影響を与えることがあります。

歯の根が曲がっている場合には、移動に時間がかかるので隙間が埋まりきらないことがあり、注意が必要です。

矯正装置・保定装置の利用が不適切だった

矯正装置や保定装置の不適切な使用や、装置の不十分な調整が隙間の原因になることがあります。

特にマウスピース型の装置では、装置の取り外しが可能な分、つけ忘れのリスクがあります。

もしそのようなことが起こると、歯が十分に動かなかったり、保定期間に後戻りが発生したりすることがあり、隙間が生じてしまう可能性があります。

舌癖が治っていない

歯並びが悪い原因の一つに、悪い口周りの癖が挙げられます。

このような原因がある場合には、矯正治療に臨んでも、習癖自体が改善していないと再び歯並びがおかしくなってしまいます。

特に舌の不適切な位置や動きが改善されない場合、歯に不要な圧力がかかり、矯正治療後に隙間が残ったり再度隙間ができたりすることがあります。

噛み合わせが深くなった

矯正治療の結果、噛み合わせが深くなると上下の前歯が強く当たるようになります。

その結果、前歯が前方に押し出され隙間が生じてしまうことがあります。

抜歯をして隙間が埋まるまで

歯科矯正の過程で抜歯が必要になる場合があります。

この抜歯によって生じた隙間が完全に埋まるまでの期間は、一般的に1年から1年半程度を要するとされています。

矯正治療において抜歯をすることは、重度の症例や歯が並ぶスペース不足が原因の症例で一般的です。

抜歯で抜くのは、特に第一小臼歯であることが多いです。

これらの歯は平均サイズが約6〜7.5mmで、抜歯による隙間を埋めるためには相応の時間が必要になります。

 

矯正治療では、抜歯した隙間を閉じるために矯正装置を使用して歯を徐々に動かしていきます。

その際に歯を動かせる範囲は1ヶ月で約0.3〜0.5mm程度とされています。

したがって、抜歯によって生じた隙間を完全に閉じるには、個人差はあるものの、大まかに1年から1年半の期間を見積もることが一般的です。

 

あくまで上記の期間は目安で、個人差があります。

そのため、なかにはこの期間では歯が動ききらずに隙間が残ってしまうことがあります。

抜歯についてはこちらに詳しいです!

歯科矯正では必ず抜歯をしなければいけないの?抜歯のメリット・デメリットは?

後戻りが原因の場合の対処方法

矯正治療を終えた後に、歯並びが治療前の状態に戻る「後戻り」は、矯正治療を受けた人が直面する問題の一つです。

通常、矯正治療は、動的治療(矯正装置をつけて歯を動かす治療)と静的治療(動かした歯をその場所に保定する治療)に分けられます。

後戻りは、静的治療の保定期間に保定装置(リテーナー)を指示通りに装着しなかった場合に発生することが多いです。

歯列矯正後に後戻りする確率は?後戻りしないためにするべきこと

後戻りが発生した場合の対処方法には以下の2つがあります。

考えられるのは①これ以上の後戻りを防ぐ②再治療をするのどちらかになってきます。

保定装置の利用を検討する

歯並びが少し戻ってしまった場合、保定装置(リテーナー)の再使用や新しいリテーナーの作成が推奨されます。

この方法は①これ以上の後戻りを防ぐ方法となり、すでに動いてしまった分に関しては対応できないと考えておきましょう。

リテーナーとは、歯を正しい位置に保持するための装置で、後戻りを防止または最小限に抑える役割を果たします。

リテーナーの装着方法や作成に関しては担当の歯科医と相談したうえで進めていきましょう。

再治療に臨む

後戻りが顕著であまりにも歯が動いてしまった場合には、再治療が必要になることがあります。

再治療では、新たに矯正計画を立て直し、再び矯正装置を使用して歯並びを改善します。

このような場合には、再度治療費や時間がかかってしまうことになり負担が大きいので、前もってそうならないようにリテーナーの装着を決められたとおりにおこなっておきましょう。

抜歯後に歯の隙間を埋める方法

抜歯後に生じた隙間を埋めるためには、主に「傾斜移動(けいしゃいどう)」と「歯体移動(したいいどう)」の2つの方法があります。

傾斜移動について

傾斜移動は、歯を傾けることによって隙間を埋める方法です。

この方法では、矯正装置を使用して歯に軽い圧力をかけ、抜歯されたスペースへと傾けていきます。

傾斜移動は、最も動かしやすい歯の移動方法といわれますが、一方であまり好ましくない移動様式ともされています。

ただし、傾斜移動を狙って治療することもあり、必ずしも良い悪いと決めつけることはできず、ケースバイケースで判断します。

歯体移動について

歯体移動は、歯全体を移動させることで歯を平行移動させます。

ただし、完全な平行移動は現実には難しく、実際には傾斜移動になります。

すなわち、歯体移動は、厳密に平行移動したかというより、傾斜角度の程度の問題となります。

この方法では、矯正装置を使って歯を隙間の方向にほぼ直線的に移動させます。

歯体移動は傾斜移動より歯が動きにくいとされています。

まとめ

矯正治療にせっかく取り組んだのに、歯の隙間が埋まらないまま終了する可能性はあります。

その際にはかなり落ち込んでしまいますよね。

そうならないためにも事前に知識を持っておくことは大切です。

 

この記事では、歯の隙間が埋まらないまま矯正治療が終了してしまう理由や対処方法について詳しく説明しました。

後悔しない矯正をするためには、担当の医師の指示に従って正しく治療を進めることが何よりも大切です。

個人の判断で装置の装着をサボったり、誤った装着方法を続けていたりすると再治療に進まなくてはならなくなることもあります。

矯正治療は大きな決断です。

もし、本記事を読んで矯正治療に興味を持ったらぜひ、デンタルジュに相談してください。

最後に、しっかり納得したうえで治療に臨んで、ぜひ満足する結果を手にしてくださいね!

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