皆さんは、キレイライン矯正をご存じでしょうか?
格安マウスピースメーカーに興味がある方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。
本記事では、キレイライン矯正の特徴や注意点、そのほかの格安マウスピースメーカーについても紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
キレイラインとは?
キレイライン矯正とは、いわゆる格安マウスピースを取り扱う矯正ブランドです。
TVのCMも放映しており、もしかしたらそこでキレイラインを知ったという人もいるかもしれません。
キレイライン矯正は患者数が11万人を超え、高い知名度を獲得している格安マウスピースブランドの一つといえるでしょう。
本記事では以下の内容を紹介します。
・キレイライン矯正はマウスピース矯正で2種類のマウスピースを使い複数回にわたって治療を行う
・キレイライン矯正は、費用が安い・先進的な技術の導入・ホワイトニングも行えるという特徴がある
・キレイライン矯正は部分矯正に限定しており、対応不可能な症例がある
マウスピース矯正の特徴
そんなキレイライン矯正ではマウスピース矯正を取り扱っています。
そもそも矯正治療には大きく「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2種類があり、装置の種類によって区別されます。
マウスピース矯正はなかでも名前の通り、マウスピースを用いて歯を動かしていきます。
ワイヤー矯正よりは歴史・実績も浅く、対応できる症例も比較的少ないですが、近年は幅広い症例に対応できるようになっています。
特徴としては、透明なマウスピースを用いるため、矯正治療をおこなっていても目立たないという点が挙げられます。
そのため、人と話す機会の多い仕事をしている方にお勧めです。
また、装置の取り外しができるので、歯磨きがしやすく、食事もとりやすくなっています。
一方で、取り外しが可能なため、つけ忘れ、紛失・破損といったリスクがあります。
最近は、格安マウスピースメーカーが増加しており、安く矯正治療が行えるケースも増えています。
キレイラインの特徴
キレイライン矯正の特徴は主に3つ挙げられます。
費用が安い・先進的な技術・ホワイトニングも行えるといった特徴があります。
以下では順番に紹介していきます。
費用がリーズナブル
まず、格安マウスピースメーカーに共通する特徴ではありますが、費用が安いという点があります。通常のマウスピース矯正(インビザラインなど)だと、部分矯正で50万円前後、全体矯正で100万円前後の費用が掛かります。
一方、キレイラインでは、部分矯正を取り扱っていて、費用は16〜42万円(税抜き)ほどになっており比較的費用が安いといえるでしょう。
先進的な技術
キレイラインの2つ目の特徴としては、データや3Dプリンタなどの先進的な技術を導入しており、細かい調整ができるようになっています。
そのため、取り外しがしやすくなっています。さらに、治療効果も高くなっていると考えられます。
ホワイトニングも並行して行える
3つ目の特徴としては、ホワイトニングも同時にできることが挙げられます。
矯正治療では歯の汚れや着色があるのではないかという懸念がある方も多いと思います。
キレイライン矯正では料金にホワイトニング剤の値段(最低1本〜最大4本)が含まれているため歯を美しく保つホワイトニングをおこなうことができます。
ホワイトニング剤をマウスピースに入れて装着することで、矯正治療と並行して歯のホワイトニングをおこなうことができます。
マウスピースメーカーは比較して決めよう!
マウスピースメーカーは昨今、数多く存在しており、それぞれ特徴があります。
なかには注意点や事前に知っておいた方がリスクを避けられることがあります。
複数のマウスピースメーカーを比較してみてどのメーカーがよりご自身の希望に合っていて、治療もしっかり行えそうか判断してみてください。
マウスピースメーカーを比較してみた
ここからは3つのマウスピースメーカーを簡単に比較していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
インビザライン
インビザラインは世界で最も普及しているマウスピースメーカーで名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
実績も豊富で安心感があります。さらに治療できる症例も幅広く、取り扱っている医院も多いです。
一方、費用はやや高額になっています。
詳しくはこちら!
アソアライナー
アソアライナーとは日本のアソインターナショナルが提供するマウスピース矯正です。
アソアライナーでは「ソフト」「ミディアム」「ハード」の3つのマウスピースを順番に装着し歯を動かしていきます。
そのため、矯正を始めたときの痛みが他より出にくいといわれます。また、費用も10万円〜60万円と控えめなのも嬉しいですよね。
一方、治療中の型取りが必要でありそれが負担に感じる方は気を付けたほうが良いです。
詳しくはこちら!
クリアコレクト
クリアコレクトは2006年にアメリカの開業医によって開発され、現在はスイスの大手歯科メーカーが提供するマウスピース矯正です。
特徴としてはマウスピースの保持力が高い・アタッチメントが少ない・6つのプランが用意されている・インビザラインより費用が安い、といった点があります。
アタッチメントとはマウスピースの保持力を高めるために作成する歯の表面に樹脂の突起のことでクリアコレクトでは「エンゲ―ジャー」といいます。クリアコレクトのマウスピースは保持力が高いのでエンゲ―ジャーが少なくなります。
詳しくはこちら!
キレイラインのデメリット
キレイライン矯正のデメリットも同時に把握しておくとより正確な判断ができるかと思います。
主にデメリットとしては、対応できる症例が限られる、全体矯正はできないといった点が挙げられます。
対応できない症例がある
キレイライン矯正では
・叢生(ガタガタした歯並びや八重歯など)
・出っ歯
・受け口
・すきっ歯
・開咬
・中心のずれ
・過蓋咬合
といった症例に対応可能です。
しかし、これらの症例であっても、重度のものや骨格に原因があるものなどは対応できません。
また、奥歯や歯並びの調整にも適していません。
全体矯正はできない
キレイライン矯正は上下前歯12本を対象とした部分矯正をおこなっているため、全体矯正はできません。
したがって先述した奥歯の移動やその他の全体矯正が適した症例はおこなうことができません。
キレイラインのプランは?
キレイライン矯正は「ソフト」と「ハード」のマウスピースの2種類を用いた治療を複数回繰り返し繰り返す矯正法です。
初回は2万円(税抜き)、2回目以降は5万円(税抜き)になっており、繰り返しの回数は個人の症例によって異なります。
ちなみにまとめて払うコース料金も設定されており4回コースが16万円(税抜き)、7回コースが29万円(税抜き)、10回コースが42万円(税抜き)となりお得です。
この金額以外にも初回検診料、再診料にお金がかかります。
場合によって拡大床、IPR、アタッチメント、装置の再製作に費用が発生します。
また、追加でリテーナーの料金もかかると考えておきましょう。
格安マウスピースの注意点
ここからはキレイラインに限らず、格安マウスピースメーカー全般にわたる注意点を示します。
まず、値段の安さに惑わされないことです。
なかには、安い治療法を選択したいがために、本当は自身の治療に合っていないメーカーを選択してしまう方がいます。
そうするとかえって治療が失敗しやすくなりお金を失う羽目になります。
自身の症例にあったマウスピースメーカーを専門家と相談しながら探していきましょう。
次に、通院不要を掲げ、お手軽さを売りにしている場合です。
この場合、通院不要であるということは裏返すと、通院時に発見できるリスクや問題が見過ごされる恐れがあるということにつながります。
なかにはオンラインで診察を受けられるなどの手法を取り入れているメーカーもありますがしっかり、どのようなものなのか判断したうえでリスクを回避しましょう。
まとめ
以上の内容で、キレイラインについて紹介してきました。
キレイライン矯正のような格安マウスピースメーカーは適切に治療に取り入れると矯正治療の負担を減らしてくれます。
特にキレイライン矯正には
・費用が抑えめ
・先進的な技術も取り入れている
・ホワイトニングを並行して行える
といった特徴があります。ただし、似たような特徴を売りにしているマウスピースメーカーも多々あり、選択の際にはしっかりと比較検討するとよいでしょう。
しっかりご自身の症状に合った治療法を選択し、是非、矯正治療を成功させてください!