デコボコだった歯並びを治すために歯科矯正をしたところ、「顔が変わった」と言われた方もいるかもしれません。
今回は歯科矯正をすると顔が変わったように感じる理由や、歯科矯正を受ける上で理解しておきたいことについてお話しします。
歯科矯正をすると顔が変わる?
結論から言いますと歯科矯正で劇的に顔が変わる!というわけではありません。しかし、歯並びが整い口元の雰囲気が変わることで、お顔全体の雰囲気も変わったように感じる方が多いです。
次の項目では歯科矯正で顔が変わったと感じる理由についていくつか説明していきます。
歯科矯正で顔が変わった理由
歯科矯正で歯並びを整えると顔が変わったように感じる方もいるかもしれません。ここでは顔が変わったと感じる理由についてお話ししていきます。
笑顔に自信が持てるようになるため
歯科矯正をする方は、口元にコンプレックスを感じている方が多く、笑う時や話す時に口元を手で隠したりうつむきがちになってしまったりする方が多いです。
歯科矯正後に綺麗な歯並びになることで笑顔に自信がもて、歯を見せて笑うことにより以前よりも顔が変わったような印象を受けることがあります。
Eラインが整うため
Eラインとは、1954年に海外の歯科医師が提唱した美しい横顔の基準になります。顎の先と鼻の先に合わせたラインに上下の唇が重なるか、やや内側に入る状態が美しい横顔とされています。
日本人は欧米人よりも鼻が低いためやや外側に出る人が多いですが、なるべくこのEラインに近づけるために歯科矯正の治療計画を行うことが多いです。
矯正後はEラインが整ったお口元になるため、顔の印象が変わったと感じる方がいます。
出っ歯や受け口が治るため
前歯が前に出てしまっている出っ歯さん(上顎前突)や受け口(下顎前突)は歯科矯正で治療すると、きちんと口が閉じるようになったり歯や顎が目立たなくなったりするため、特にお顔が変わったような印象を受けるようになります。
ただし、重度の不正咬合の場合は通常の歯科矯正のみでは治療ができないこともあり、その場合は外科矯正が必要になります。
エラの張りやフェイスラインが整うため
歯科矯正をすることで噛み合わせが改善され、お口周りの筋肉に変な負担が掛からなくなることで今まで張っていたエラが改善されたりフェイスラインが整うことがあります。
全ての方がそうなるわけではありませんが、特にエラ張りが顕著にあった方は歯科矯正後にお顔がシャープになったと感じることが多いようです。
ほうれい線が目立たなくなったため
歯科矯正をすると必ずほうれい線が改善されるわけではありませんが、中にはほうれい線が目立たなくなったと感じる方がいるようです。
特に出っ歯さん(上顎前突)は口元が突出していることにより、口と頬と境界線が目立つためにほうれい線のように見えてコンプレックスに感じている方が多いです。
しかし、歯科矯正で前歯を後ろに下げることによりお口周りに余裕ができてほうれい線が改善されたケースもあります。
顔が変わったと感じやすい歯並び
歯科矯正後に特に顔が変わったと感じやすい歯並び(不正咬合)をいくつかご紹介していきます。
出っ歯(上顎前突)
上顎の前歯が前に出てしまっている状態の歯並びです。
生まれつきの骨格や歯の大きさの問題と後天的なご自身の癖(指しゃぶりや舌で前歯を押す癖など)によって出っ歯になる2つのパターンがあります。
生まれつきの骨格の問題により出っ歯になってしまっている方は、重度の方も多く外科矯正が必要になるケースもあります。
出っ歯さんは歯が口元から飛び出てしまう、特に人の目につきやすい不正咬合なのでコンプレックスに感じている方も多いでしょう。
歯科矯正で前歯を後ろに下げることによって、歯が目立たなくなりお顔が変わったように感じやすいです。
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受け口(下顎前突)
下の前歯が上の前歯よりも前に突出してしまっている歯並びです。
「しゃくれ」とも呼ばれ、出っ歯さんと同じようにコンプレックスに感じる方が多いです。
受け口も生まれつきの骨格の問題がほとんどですが、ご自身の癖により下の歯が倒れてきて前に出てしまっているケースもあります。
骨格に問題がある場合は外科矯正になるケースが多いのですが、治療後は顎の位置が正しい場所に戻るため顔が変わったように感じることが多いです。
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すきっ歯(正中離開)
前歯の間や歯と歯の間がすきっ歯になっている方も、歯科矯正で治療することにより隙間がなくなりお顔の印象が変わりやすいです。
特に前歯部分に隙間がある方は目立ちやすいためコンプレックスに感じやすく、他にも隙間から息が漏れてしまうために発音がしにくいなどといった問題が起きやすくなります。
すきっ歯さんは歯が並ぶスペースが十分にあることから治療もしやすいケースなので早めに矯正治療をすることをおすすめします。
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叢生(デコボコの歯並び)
叢生(そうせい)とは歯並びがデコボコになってしまっている状態です。
特に顎の小さい日本人は叢生の歯並びの方が多く、コンプレックスを感じる方が多いです。
叢生は見た目だけでなく、歯磨きが難しいことから虫歯や歯周病になりやすくなり口臭の原因にもなってしまいます。
顎が小さく歯が並ぶスペースがないことで起こりやすいため抜歯が必要になるケースが多いことも特徴です。
矯正治療後はデコボコだった歯並びが綺麗に並ぶため、歯が白く見えるようになりお顔の印象も変わったように感じるでしょう。
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まとめ
今回は歯科矯正で顔が変わったと感じる理由や、顔が変わったと感じやすい歯並びについてお話ししました。
歯科矯正で顔が大きく変わるということはありませんが、出っ歯さんや受け口さんは口元の印象が大幅に変わるため顔の雰囲気も変わったと感じる方が多いようです。
また歯科矯正により歯並びが綺麗になると今まで感じていたコンプレックスが解消され、笑顔に自信が持てるようになりお顔だけでなく全身の雰囲気も変わったように感じるかもしれません。
長年歯並びで悩んでいる方、歯科矯正はいつからでも遅くありません。お口の健康そして素敵な笑顔のためにぜひ始めてみてはいかがでしょうか?
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