マウスピース矯正は透明なマウスピースをつけて歯を動かす方法です。
目立たずに歯並びが整えられ、自分で装置の取り外しが行えるのがメリットですが、マウスピース矯正をスムーズに進めるためには、いくつか気をつけなければならないことがあります。
そこで本記事ではマウスピース矯正中に気をつけたい5つのこと、気をつけるべき食事の摂り方について紹介します。
マウスピース矯正中に気をつけたい5つのこと
マウスピース矯正はマウスピースを装着するだけで歯並びが整えられるので、簡単に行えると思われがちですが、以下の点に気をつける必要があります。
- 装着時間を守る
- 交換時期を守る
- 口腔ケアは怠らない
- 紛失に注意する
- 定期メンテナンスを受ける
装着時間を守る
マウスピース矯正は自分で取り外しが行えるので、イベントがある日は外して過ごすことも可能です。
しかし、マウスピースの装着時間は、1日20時間以上の装着が推奨されており、その時間よりも下回ると歯が動かない可能性があります。
計画通りに進められなくなると、マウスピースの作り直しが必要になり、治療期間が大幅に延びてしまうことも。マウスピースは歯磨きと食事以外は装着する習慣をつけて、装着時間は必ず守るようにしましょう。
交換時期を守る
マウスピース矯正はワイヤー矯正と違って、装置の交換を自分で行います。
症例によりタイミングは異なりますが、1~2週間で新しいマウスピースに交換することが多いです。
交換のタイミングを忘れてしまったり、自己判断で早めに交換したりすると、計画通りに進まない可能性があります。必ず指示された時期に交換しましょう。
口腔ケアは怠らない
ワイヤー矯正と違って取り外しができるので、今まで通り歯磨きができます。
だからといって、簡単に済ませたり怠ったりすると虫歯や歯周病になるリスクは高まります。矯正中に虫歯になると、矯正治療を中断して虫歯治療を優先することも。
小さな虫歯であれば削って詰めるだけで済みますが、大きな虫歯の場合は神経の治療が必要になるため、複数回通院しなければなりません。また、マウスピースが合わなくなるので、作り直しが必要になる可能性もあります。
マウスピース矯正中に虫歯や歯周病にならないためにも、食後の口腔ケアは怠らないようにしましょう。
紛失に注意する
マウスピースの紛失は、よくあるトラブルの一つです。特に外食で外した際、ティッシュやペーパーナフキンに包んでしまうと、ゴミと間違えて置いて帰ってしまうケースが多くあります。
外出先でマウスピースを外す際は、ケースに保管するといった工夫をしましょう。
また、治療開始前に数ヶ月分のマウスピースを渡されるので、その管理もしっかり行わなければなりません。間違って複数枚のマウスピースを捨ててしまうと、治療計画から立て直さなければならないことも。
マウスピース矯正は、患者側の自己管理能力が求められることも多いので、自分でしっかりと管理できるように環境を整えましょう。
定期メンテナンスを受ける
マウスピース矯正中は、定期メンテナンスが大切です。取り外しが行えるので、通常通り歯磨きができますが、セルフケアだけでは虫歯や歯周病のリスクを軽減することができません。
定期メンテナンスでは、自分では落としきれない歯と歯の間、歯と歯ぐきのすき間、奥歯の裏側といったところについた汚れをしっかり落とすことができます。
お口の中の状態によって頻度は異なりますが、目安は3ヶ月に1回です。通院日にあわせてメンテナンスの予約も入れておくと良いでしょう。
近年人気が高まっているマウスピース矯正で歯列矯正をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事で紹介しているように、マウスピース矯正で治療する際も注意するべき点があります。
矯正治療をしているとその他にも様々な疑問や懸念点がうまれると思います。
叢生は見た目的なデメリットだけでなく、機能的なデメリットもございます。
そのため、可能であれば歯列矯正で早めに治してしまうことがおすすめです。
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マウスピース矯正中に気をつけたい食事の摂り方
マウスピース矯正は食事制限がなく、今まで通り食事を楽しむことができます。
しかし、食事の摂り方に気をつけなければ、思うように歯が動かなかったり虫歯や歯周病になったりとトラブルにつながる可能性があります。
ここでは、マウスピース矯正中に気をつけたい食事の摂り方について紹介します。
食事の際は必ずマウスピースを外す
食事の際は必ずマウスピースを外しましょう。
マウスピースを装着したまま食べられるものは基本的になく、装着したままでは非常に食べづらいです。なお、マウスピースをつけたまま食事をすると、変形や破損につながります。
このような状態で治療を進めてしまうと、歯が動かなかったり思わぬ方向に歯が動いたりと計画通りに進めることが困難になります。
飲み物にも注意が必要
マウスピースを装着したまま食事はできませんが、飲み物であれば外さなくても大丈夫です。
ただし、装着したまま飲めるのは、基本的に水のみです。コーヒーや紅茶といった色の濃い飲み物は、マウスピースが黄色く変色する可能性があります。
変色したマウスピースは、歯が黄ばんで見えるため、周囲の人に不衛生なイメージを与えてしまうことも。また、スポーツドリンクなど無色であっても糖分が含まれている飲み物は要注意です。
マウスピースと歯の間に入りこんでしまうと、虫歯の原因となります。
マウスピース矯正中は間食を控えた方がベター
マウスピース矯正は食事制限がないため、もちろん間食もできます。
しかし、1日3回の食事に加えて間食も摂取するとなると、食べる時間と歯磨きの時間が長くなり、マウスピースの装着時間が短くなる可能性があります。
矯正前から間食の回数が多い方は、マウスピース矯正中は間食を控えた方がベターです。
必ず歯磨きをしてから再装着する
食後は必ず歯磨きをしてからマウスピースを再装着しなければなりません。
歯磨きをしないままマウスピースをつけると食べかすを閉じ込めてしまい、虫歯や歯周病の原因となります。とは言え、学校や職場では歯磨きができないこともあるでしょう。
そのような場面では、口をすすいでから再装着することをおすすめします。
まとめ
マウスピース矯正は装着時間や交換時期を守ることが重要になります。
自己管理能力が求められるので、難しいと感じる方は、スケジュール帳や管理アプリなど活用するのもおすすめです。また、食事の摂り方には注意して、虫歯や歯周病にならないようにしっかり予防しましょう。
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