\装置が目立たない/ ハーフリンガル矯正の特徴

  • 2021.05.072024.02.29
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目立たない矯正の種類として、ハーフリンガル矯正というものがあります。
目立ちにくいという利点がありますが、もちろんデメリットもあるのです。
後悔のない矯正治療を行うためにもメリット、デメリットをしっかり理解した上で
矯正治療を始めてください。

ハーフリンガル矯正って?

矯正装置が目立たないように行う方法ですべての装置を歯の裏側に取り付けるリンガル(裏側)矯正があります。

ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側に、下の歯は表側にブラケットとワイヤーを付けて行う矯正方法です。

半分だけ裏側に付けることから、「ハーフリンガル」と呼ばれています。

 

ハーフリンガル矯正のメリット

 

装置が目立ちにくい

表側矯正は歯の表面に装置が付きます。ですが、ハーフリンガル矯正の場合、目立ちやすくなってしまう上の歯には裏側に装置が付いているため、笑った時に装置が目立ちにくいのです。

 

裏側矯正よりも安い

この方法は高度な技術を必要とするため、表側矯正よりも治療費が高くなってしまいます。

そこで、付けた時に唇に隠れて目立ちにくい下の歯だけ表側に付けることで、全て裏側に付けるリンガル矯正よりも治療費を抑えることができるのです。

 

上の前歯を奥に動かしやすい

上の前歯が出っ歯(上顎前突)で突出している歯並びの場合、表からワイヤーで調整するよりも、裏側からワイヤーで圧力をかける方が奥へ引っ張りやすく動かしやすいとされています。

 

全て裏側に付けるよりも発音の影響が少ない

発音は、舌の動きがとても重要です。

歯の裏側全体に矯正装置が付いていると、舌先が装置に当たって、発音しにくくなることが多いのですが、下の歯の裏に装置が無いことで、発音がしやすくなります。

 

ハーフリンガル矯正のデメリット

食べかすが溜まりやすい

上の歯は装置が裏側にあるため、すべて表側に装置が付いている矯正方法よりも歯磨きがしづらく、食べかすが溜まりやすくなってしまいます。

 

表側矯正よりも費用が高い

裏側に装置を付ける技術は、どの矯正歯科医師でもできるわけではありません。

高度な技術を必要とする治療であるため、どうしても費用は表側矯正に比べると高くなってしまいます。

 

舌が裏側のワイヤーに引っかかる

上の歯の裏側にワイヤーが付いていることから、上の歯の裏側に付く発音をする際に舌先がワイヤーに引っかかってしまうことがあります。

 

上の歯の歯磨きがしにくい

上の歯の裏側が装置でおおわれていることから、通常の歯磨きでは汚れが落ちにくくなっています。

また、肉眼で確認しにくいため、表側の装置周辺を清掃するよりも歯磨きがしにくいと感じる方が多いようです。

メリット・デメリットをしっかり理解した上で矯正治療を行うことが大切です

矯正治療は「装置が目立つ」というイメージから、できるだけ目立たない方法を希望される方もいらっしゃると思います。

目立たない方法のひとつであるハーフリンガル矯正のメリット・デメリットをしっかり理解した上で、ご自身のライフスタイルに合う方法かどうか検討してみましょう!

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