八重歯はインビザラインで治療可能?できない場合や費用・期間も!

  • 2024.02.262024.02.27
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「インビザラインを用いた八重歯の矯正治療ができるのか知りたい!」

「八重歯の原因や治し方がよくわからない」

といった人は多いかと思います。

インビザラインで治せる歯並びについて良く知っている人は少ないかと思います。

また、八重歯は日本ではかわいいというイメージを持たれることが多く、治療すべきなのか悩みますよね。

本記事では、これまで2000件以上の歯科相談にのってきたデンタルジュが、インビザラインでの八重歯の治療について可能かどうかや考えられるプランなどを詳しく解説していきます。

本記事を読むと、インビザラインの八重歯矯正に関する理解が深まり、きちんと理解したうえで治療の検討ができるようになるでしょう。

本記事には、「インビザラインで八重歯は治せるのか」ということを判断するのに必要な情報を詰め込んでいます。

ぜひ参考にしてみてください!

八重歯とは?

八重歯とは歯が重なり合って生えている状態のことを言います。

よく、八重歯と間違われるものとして「犬歯」がありますが、八重歯は歯並びの状態を指すのに対し、犬歯は前から3番目に生えている、糸切り歯ともいわれる歯の名称を指します。

なぜこのような間違いが起こるのかというと考えられる原因として、犬歯が八重歯になりやすいことがあげられます。

しばしば、この二つは混同されるのでしっかり区別して理解しておきましょう。

八重歯の原因

八重歯には先天的および後天的な原因があります。

先天的な要因としては、歯が大きすぎること、乳歯が抜けるのが遅れること、上顎の前歯に過剰歯が存在することなどが挙げられます​​。

これらの状況では、顎のスペースが不足し、歯が正しい位置に収まらないため、八重歯の状態になってしまいます。

 

後天的な要因には、顎の発達不足が挙げられ、これは主に現代の食生活の変化や幼少期の食習慣に関連して起こります。

顎の発達不足は、子供が硬い食べ物を十分に噛まないことによって起こり得るため、幼少期からの食生活をしっかり意識することが大切です​​。

八重歯が見た目に与える影響

八重歯は、見た目に大きな影響を与えることがあります。

日本では、八重歯は童顔に見えたり、愛嬌があるように見えたりして、かわいいという評価を受けることがあるようです。

しかし、欧米圏では歯並びが悪い=ステータスが低いといった印象を与えることがあります。

さらに、八重歯は魔女やドラキュラなどあまり良くないものを連想させるので好ましくないとされています。

したがって、特に海外の人と関わることが多い人は八重歯を治しておくに越したことはないといえるでしょう。

インビザラインで八重歯は治せる

八重歯の治療には様々な矯正治療の方法があります。

そして、インビザラインでもあまりに重症でなければ八重歯の治療は可能です。

ここからはインビザラインでの八重歯矯正に置いて考えられるプランを紹介していきます。

インビザラインとは

インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを用いた矯正治療法です。

世界で最も普及しているマウスピースメーカーで治療実績や取り扱い医院もたくさんあります。

インビザラインでは症状に応じて複数のプランが用意されており、使用できるマウスピースの枚数や値段、期間が異なっています。

インビザラインでは3Dで治療計画を立て、比較的確実に治療が進められていきます。

治療では10〜14日ごとにマウスピースを取り替えながら少しずつ歯を動かしていきます。

そのため、使用するマウスピースの枚数に応じて歯を動かせる距離が変わってきます。

重症な場合にはより大きく歯を動かさなくてはいけなくなるので、枚数も多くなり、費用や期間も増えていきます。

 

詳しくはこちら!

【インビザラインとは】インビザラインでの歯科矯正のメリット・デメリットを解説!

どのようなプランで治すの?

インビザラインで八重歯を治療する場合には、重なり合っている歯の位置や症状にもよりますが、インビザライン コンプリヘンシブやインビザライン モデレートといったプランが多くなってきます。

インビザライン コンプリヘンシブの場合には重度の症例まで対応でき、治療期間は1年半〜3年ほど、費用は70〜100万円ほどになります。

マウスピースの使用制限はありません。

インビザライン モデレートの場合には奥歯をあまり動かさないような中等度の症例に対応でき、治療期間は7か月〜1年半ほどで費用は70万円〜90万円ほどになります。

マウスピースは片顎26枚まで使用できます。

もし、八重歯がかなり軽度である場合にはインビザライン ライトというプランで対応できることもあります。

この場合には治療期間は3〜6か月ほどで費用は30〜60万円となります。

使用できるマウスピースは14枚までとなっています。

八重歯の治療で抜歯はするの?

八重歯の矯正治療において、抜歯が必要になるかどうかは、患者さんの歯並びの状態や顎の大きさ、治療計画によって異なります。

一般的に、八重歯の治療で抜歯が検討されるのは、歯列に十分なスペースがなく、歯を適切な位置に並べるためにスペースを確保する必要がある場合です。

抜歯の可能性はある

八重歯を治すために抜歯が検討される主な理由は、歯列にスペースが不足している状況です。

八重歯が生じる原因で多いのは、歯が正しい位置に収まるための十分なスペースが顎にないことです。

そのため、八重歯の治療ではスペース確保の必要性があり、抜歯が行われることがあります。

しかし、抜歯を行うかどうかはデメリットとメリットをしっかり把握した上で決めましょう​​​​。

こちらも参考に!

抜歯矯正で後悔する?デメリット・メリットを詳しく解説します!

 

抜歯以外の処置も

八重歯の矯正治療においてスペースを確保するには、抜歯以外にも様々な処置が考えられます。

もし抜歯に抵抗がある場合にはこれらの方法を検討してみても良いかもしれません。

IPR(Inter-proximal Reduction)

IPRは、歯の表面のエナメル質をわずかに削り、矯正治療のためのスペースを作る方法です。この処置により、歯を適切な位置に動かすためのスペースを確保することができます。

IPRで確保できるスペースは抜歯ほど広くはないので、軽度のスペース不足に対処するために有効な手段です​​​​。

奥歯の後方移動

奥歯を後方に移動させることで、前歯の方にスペースを作り出す方法もあります。

ただし、インビザラインには奥歯が移動できないプランもあるのでしっかり確認してからおこなうようにしましょう。

側方移動

歯列を側方に広げることでスペースを作る方法もあります。

この処置は、上下の顎が狭い場合に適用されます。

歯列が外側に広がるのでその分のスペースを確保することが可能です​​​​。

八重歯をインビザラインで治せない場合も

八重歯の矯正治療において、すべての症例がインビザラインに適しているわけではありません。

以下ではインビザラインで対応できない場合を紹介していきます。

歯並びが大きく乱れている

歯並びが非常に乱れている場合、インビザラインでは治療できない場合があります。

インビザラインは比較的対応できる症例が多いといわれていますが、あまりに重症な場合には他の方法で矯正治療をおこなう必要があります。

骨格に問題がある

顎の骨格に問題がある場合、例えば顎の成長が不均衡であるなど、八重歯の原因が単に歯並びの問題ではなく骨格の問題にある場合、インビザラインだけでの治療は困難です。

このような症例では、外科手術を伴う治療が必要になることがあり、その後に矯正治療を行うことで、最終的な歯並びの改善を目指します。

インプラントがある

インビザラインを含む矯正治療は、歯の根っこの骨の代謝を利用し、歯を少しずつ動かしていく治療法ですが、インプラントがある場合は代謝が起こらないのでその部分の歯は動かせません。

インプラント周囲の歯を動かすことには可能ですが、インプラント自体を動かすことはできないため、治療計画を立てる際には制限が生じます。

このような場合に矯正治療をしたい場合にはインプラントを固定源にして治療をおこなうというような処置が考えられます。

インビザライン以外の八重歯の治療方法

八重歯の矯正治療においてインビザラインが利用できない場合にも他の治療方法で矯正治療をおこなうことは可能です。

主な代替治療法としてワイヤー矯正と外科手術があります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、八重歯を含むさまざまな歯並びの問題に対応可能な矯正治療です。

歴史も長く対応できる症例はマウスピース矯正よりも多いです。

ワイヤー矯正はブラケットという装置をワイヤーでつなぎ、ワイヤーの力で歯を動かしていきます。

ワイヤー矯正には「表側矯正」、「裏側矯正」、「ハーフリンガル矯正」といった種類があるので自分に合った方法を選びましょう。

 

詳しくはこちら!

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

外科手術

外科手術は、八重歯の原因が骨格の問題にある場合などにおこなわれます。

この手術では、顎の骨を切り、噛み合わせを改善します。

外科手術は、治療期間が長くなる、回復に時間がかかる、費用が高額になるなどのデメリットがあります。

ただし、重度の症例では外科手術がベストな選択肢の場合もあるので、しっかり担当の医師の説明を受け、納得したうえで治療に臨みましょう。

インビザラインのリスク

インビザラインは近年とても人気がありますがリスクもあります。

しっかりとこれらを把握しておくことで予めリスクを減らすようにしましょう。

サボると失敗する

インビザラインの治療は、マウスピース(アライナー)を1日20時間〜22時間以上装着することが推奨され、10日〜2週間ごとに新しいアライナーに交換していく必要があります。

しかし、装着時間が短かったり、マウスピースの交換を忘れたりすると、予定通りに歯が動かず期間が延びたり、最悪の場合、治療自体が失敗したりします。

治療期間中は医師の指示に従い、しっかりとアライナーを管理するようにしましょう。

歯科医師の腕次第

インビザラインでの矯正治療は担当する医師の経験値によって質が左右されるといわれます。

特に、治療計画を立てる段階でその計画を作成する医師の経験・技術が反映されます。

したがって、経験豊富な医師の方が、より良い治療計画を立てられると考えられ、治療もより効果的になると考えられます。

ただし、経験や治療歴はあくまで一つの目安なので実際に治療を受けた人の話を聞いたり、他の専門家に相談したりして客観的に判断していきましょう。

まとめ

本記事では、インビザラインを利用した八重歯の矯正治療について、できる場合・できない場合、プランや抜歯などについて紹介してきました。

インビザラインは人気の治療ではありますが、しっかりと自身に合ったものかどうかを判断することは大切です。

そのため、インビザラインで矯正治療を進めたいという方は適切な知識を持つ専門家と相談したうえで行うとよいでしょう。

専門的な診断と治療を受けることで適切な治療法を選択し、健康な歯並びと噛み合わせを実現しましょう!

もし、歯科矯正についてもっと知りたい・相談したいという場合はぜひデンタルジュに相談してみてください!

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