口呼吸を治すとメリットがある!歯並び・顔に与える影響は?

  • 2024.01.232024.02.27
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本記事では、口呼吸の治し方、治すことで得られるメリットを紹介します。口呼吸によって歯並びや顔が変化する場合があります。

口呼吸が体に与える悪影響をご存じでしょうか。

口呼吸は、実は顔や歯並びに影響を与えることがあります。

この記事を読もうと思った方の中には「口呼吸を改善すると顔が良くなるの?」「口呼吸のデメリットは?」「口呼吸の治し方を知りたい!」などといった疑問があるかと思います。

そこで本記事では次の内容を紹介していきます。

本記事の要約

・アデノイド顔貌の場合、口呼吸の改善により顔が良くなる
・口呼吸であるか否かは普段の口回りの様子からわかる
・口呼吸を治すと口腔内の雑菌の繁殖が抑えられ、口臭・虫歯・歯周病対策になる
・口呼吸の原因には、鼻づまり・鼻炎、口周りの筋力不足、アデノイド肥大などの原因がある
・口呼吸対策には、矯正治療、口周りのトレーニング、対策グッズの活用などがある
・口呼吸の改善に際しては原因に応じて、歯科、耳鼻科、睡眠科などのいずれかを選択する

ぜひ参考にしてみてください!

口呼吸を治すと顔が良くなる

口呼吸のせいで顔に不調が出ている場合には、アデノイド顔貌である可能性があります。

また、口周りの筋力のバランスが乱れていることも考えられます。

これらを改善すると、顔にプラスの変化がもたらされることが多いです。

アデノイド顔貌とは

アデノイド顔貌は、別名「ロングフェイス症候群」とも呼ばれ、二重顎、口元が前に出る(口ゴボ)、丸顔になるなどといった特徴のことを指します。

これはアデノイド(咽頭扁桃)の肥大が原因で引き起こされます。

ただし、アデノイドの肥大が直接、アデノイド顔貌につながるわけではありません。

アデノイドが肥大すると鼻腔をふさいでしまい鼻呼吸が苦しくなります。

その結果、口呼吸が常態化してしまうことで、それに伴った不調が表情に表れてきます。

アデノイドの肥大自体は顔貌に直接的に影響を与えるわけではなく、誘発された口呼吸が顔のバランスを崩す原因となります。

つまり、アデノイドの肥大がアデノイド顔貌を引き起こしているというよりは、直接的には口呼吸が癖になっていることが問題なのです。

通常アデノイド顔貌は子ども(2歳〜10歳)にみられる特徴です。

この時期にはまれにアデノイドの異常な肥大がみられることがあり、そのせいでアデノイド顔貌になってしまうことが多いです。

しかし一方で、大人になっても細菌やウイルスへの感染や急性中耳炎などが原因でアデノイド肥大が起こり、アデノイド顔貌になることもあるので注意してください。

アデノイド顔貌では口ゴボになる

これまでアデノイドが肥大すると口呼吸が常態化しやすいことを説明しました。

口呼吸が常態化すると、下顎の筋肉が阻害されてしまいます。そのせいで、顎が後退したように見えたり、丸みを帯びたりするのです。

また、舌が下がってしまう状態になり、口内で舌の圧力より頬の圧力が強くなるというバランスの不均衡を招きます。

そうなると、歯が内側に押し出されることになり、出っ歯や叢生の状態に歯並びが悪化することがあります。

このときに、口が前に突出したいわゆる「口ゴボ」の状態になり、見た目を損ねることになってしまいます。

さらに悪いことには、口呼吸の状態が続くと、細菌の侵入を妨げるためにさらにアデノイドの肥大が進みます。

アデノイドの肥大は本来、細菌やウイルスから体を守るための反応なのでこのようなことが発生します。

すると、さらにまた鼻呼吸が難しくなりそのせいで口呼吸が定着していってしまいます。

つまり、悪循環にはまってしまうのです。

また、仮に、鼻づまりなどが理由で口呼吸であったとしても上記の理由により、アデノイド顔貌になってしまう恐れがあります。

こちらも参考に!

歯科矯正で「口ゴボ」は治る?おすすめの矯正方法や治療内容

口呼吸を改善すると顔が変わる

したがって口呼吸の改善は、アデノイド顔貌にみられる顔の特徴に変化をもたらすといえます。

口呼吸の改善により、口ゴボの状態が改善したり、二重顎の状態がなくなったりすることが考えられます。

ちなみに、歯並びが悪化している場合は、口呼吸の改善に加えて、矯正治療をして改善するとよいでしょう。

口呼吸の見分け方

口呼吸は、日常的な行動や睡眠中に無意識的に行われることが多く、自分自身では気づきにくい場合もあるでしょう。

本記事では以下のような見分け方をお勧めします。

睡眠中の呼吸:寝ている間に口が開いているか、家族やパートナーに確認してもらうと良いでしょう。いびきがあるかもチェックしてもらいましょう。また、朝起きた時に口が乾燥している、喉が渇いている・痛いなどの症状があれば、口呼吸の可能性が高いです。

普段の口元の状態:リラックスしているときや集中しているときに、自然にぽかんと口が開いていないか注意してみてください。また、話す時や息をする時に口を開けることが多い場合も、口呼吸の兆候です。

鼻づまり:鼻が詰まっているとどうしても口呼吸になりがちです。慢性鼻炎などの場合は特に注意しましょう。

口臭の有無:口呼吸の状態だと口の中の雑菌が繁殖しやすくなり、その結果、口臭が発生することがあります。口臭が気になる方は、もしかしたら口呼吸が原因かもしれません。

これらの視点を用いて自身やお子様が口呼吸であるかどうか判断してみてください。

口呼吸を治すメリットは

口呼吸を改善し、鼻呼吸に切り替えることにはたくさんのメリットがあります。

先述のような顔の改善だけでなく、多くの健康面のメリットもあります。

ここでは、特に重要なメリットをいくつか紹介していきます。

口臭対策になる

先述のとおり口呼吸は口の乾燥を招き、そのせいで唾液の分泌量が減ってしまいます。

すると、口腔内に雑菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生することにつながります。

したがって鼻呼吸に切り替えることで、口内環境が改善され、口臭を減少させることができます。

虫歯・歯周病になりにくくなる

上述のとおり鼻呼吸になると唾液の分泌量が増え、殺菌作用が高まります。

すると、虫歯の原因菌や歯周病菌にも効果を発揮し、虫歯・歯周病のリスクを減らすことにつながります。

発音がはっきりする

口呼吸の習慣は、発音にも影響を与えることがあります。

口呼吸だと先述の通り、口周りの筋肉の不均衡を招きます。

その結果として発音が不明瞭になっていた場合、鼻呼吸に切り替えることで、発音がクリアになり、よりはっきりとした話し方が可能になります。

口呼吸の改善は、これらのメリットだけでなく、睡眠の質の向上や全身の健康維持にもつながります。

顔のバランスや表情筋の正常な機能を維持するためにも、口呼吸の改善は重要です。

口呼吸が習慣になっている場合は、早めに改善するとよいでしょう。

口呼吸になる原因は?

口呼吸は様々な要因によって引き起こされることがあります。主な原因は以下の通りです。

鼻の問題:アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりなど、鼻の通りが悪い状態が続くと、無意識に口で呼吸するようになります。これが長期間続くと、口呼吸が習慣化する可能性があります。

睡眠時の問題:睡眠時無呼吸症候群など、睡眠中の呼吸に問題がある場合も、口呼吸になることがあります。これは睡眠中に気道が狭くなることが原因です。起床時は鼻呼吸でも睡眠時は口呼吸となってしまう場合があるので気を付けてください。

習慣:幼少期の習慣で口呼吸を続けてしまうことがあります。アデノイドの肥大もこの時期に起こりやすく幼少期は口呼吸になりやすいです。

これらの原因を理解し、個々の状況に合わせた対処法を見つけることが重要です。

原因によって相談する医院も異なってくるので注意が必要です。

口呼吸を治す方法

口呼吸の改善方法は、原因に応じて異なります。ここでは、一般的な治療方法をいくつか紹介します。

矯正治療で治す場合

口呼吸が顔の骨格や歯並びの問題に起因する場合、矯正治療が有効です。

例えば、出っ歯の場合には、口が半開きの状態となり口呼吸となることがあります。

このような場合、歯並びを整えることで、口を閉じやすくし、正しい咬合を促進します。これにより、自然と鼻呼吸に切り替えやすくなります。

こちらも参考に!

矯正治療で出っ歯を治す!横顔を美人に見せる方法

口回りの筋力を改善する

口元の筋肉が弱いと、口を閉じることが難しくなります。

日常的に口周りの筋肉を鍛えるエクササイズを行うことで、口呼吸の改善につながります。

例えば、舌の運動や口の周りの筋肉を意識的に動かすトレーニングなどが効果的です。

また、ガムを噛むなどして顎を使うことを意識してみても良いでしょう。

矯正歯科ではMFT(口腔筋機能療法)というエクササイズを指導することがあります。

口周りの筋肉を正しく使えるようになるという効果が期待でき、結果として、鼻呼吸への切り替えにつながります。

睡眠時の口呼吸対策

睡眠中の口呼吸を防ぐためには、専用のマウスピースやテーピングなどが有効です。

これらは口が開かないようにすることで、鼻呼吸を促進します。

ただし、これらの方法を使用する前には専門家のアドバイスを受けることが重要です。

口呼吸は原因別で相談先が異なる

口呼吸の原因によって、相談すべき専門家は異なります。

適切な専門家に相談することで、より効果的な治療や対策を行うことができます。

鼻の問題が原因の場合鼻の通りが悪い、アレルギーがある場合などは、耳鼻咽喉科の専門医に相談しましょう。鼻の問題を改善することができ、鼻呼吸をしやすくなります。

歯並びや顎の問題が原因の場合口呼吸が歯並びや顎の問題に起因する場合は、矯正歯科の医師に相談することが望ましいです。矯正治療によって、歯並びや口周りの習癖の改善などにつながり、口呼吸をやめやすくなります。

睡眠時の問題が原因の場合睡眠時無呼吸症候群など、睡眠中の呼吸に問題がある場合は、睡眠専門医や呼吸器科医に相談することが効果的です。睡眠の質や呼吸器の問題を改善することで、口呼吸の改善につながります。

習慣が原因の場合口呼吸が習慣になっている場合は、癖を改善するための方法を相談することが有効です。歯科医に相談すればMFTをはじめとするエクササイズによってこれらの習癖を改善することができます。

まとめ

口呼吸は、顔の形状や健康に影響を与える可能性があることを紹介してきました。

そして、この記事では、口呼吸の原因、その見分け方、そして治すための方法やメリットを詳しく解説しました。

なかでも、ご自身やお子様の口呼吸の原因が矯正治療によって改善できる場合には、デンタルジュにご相談ください。

歯科医院はいまや、コンビニエンスストアよりも多いといわれ、しかも医院によって治療方針や費用、技術、経験など様々です。

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