歯列矯正をするにあたり「親知らず」の抜歯は必ず必要?

  • 2021.12.202024.02.29
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今後、歯科矯正をする予定だけど「親知らず」が生えている…。

歯ブラシで磨きにくく虫歯や歯周病などのトラブルを起こしやすい親知らずは、矯正治療に向けて抜いたほうがいいの?抜かなくてもいいのか?疑問に思っている方も多いでしょう。

長い戦いとなる矯正治療にむけて、トラブルメーカーとなりえる親知らずをどうするべきなのかお話ししていきます。

矯正治療で親知らずの抜歯は必ず必要?

お口の中の大工事ともいえる歯科矯正を始めるにあたり、親知らずの抜歯は必ず必要となるのでしょうか?

結論から言うと、基本的には「矯正治療において親知らずは抜歯をするケースがほとんど」です。

 

ー親知らずってどこの歯?

親知らずは、一番奥(前歯から数えて8番目)に生える歯のことで、歯科では第三大臼歯と呼ばれます。親知らずは20歳前後で生えてくるため、親に知られることなく生えてくる歯であることから「親知らず」と言われています。親知らずが生える本数は人によってさまざまで4本全て生えてくることもあれば、全く生えない方、1本だけ生えてくる方などバラバラです。

 

 

特に以下のような場合には親知らずが邪魔になってしまうので抜歯になります。この場合は、矯正でなくても抜いた方がいいケースかもしれません。

・ 歯を並べるスペースを確保したい場合
・虫歯になっているなどすでに親知らずがトラブルを起こしている場合
・隣の歯を押し悪影響を及ぼしている、また今後及ぼす可能性がある場合
・親知らずが生えている歯肉が何度も腫れて痛くなる

 

基本的に、歯が生えるスペースが確保できない人は親知らずの抜歯が必要になります。また、虫歯で将来的に残せそうにない親知らずも抜いてしまいます。

逆に以下のような場合には親知らずを抜かずに矯正治療を行うことがあります。

・歯が並ぶスペースが十分にあり、親知らずが真っ直ぐ生えている場合
・親知らずを使ってブリッジを予定している場合
・IPRで対応できる歯並び

 

IPRは別名「ディスキング」とも呼ばれており、歯と歯の間を少し削り歯を並べるスペースを作る方法のことです。

方法としては、歯の表面を0.3mm程ヤスリで削り、歯と歯の間に隙間を作ります。

IPRで歯並びが矯正できる場合は、親知らずを抜かなくて済むことがありますが、稀なケースなので基本的には抜歯が必要になると理解しておきましょう。

抜歯矯正で後悔する?デメリット・メリットを詳しく解説します!

まだ生えていない親知らずの抜歯も必要?

親知らずの中には歯ぐきの中にとどまり、生えていない親知らずもあります。

このような親知らずは今後ゆっくりを生え始めてくるパターンと、横に倒れているためずっと生えてこないパターンがあります。

しかし、どちらにしても矯正治療に悪影響を及ぼすような場合には基本的に抜歯が必要になります。

特に埋まっている親知らずは生えてくる際に炎症を起こし痛みを伴うこともありますので、早めに抜いてしまうのがベターです。

下の親知らずで埋まっている状態のものは神経に近いことがありますので、一般歯科医院では抜歯できずに大学病院で抜歯を行うこともあります。

矯正中に親知らずがあることの弊害

できれば親知らずを残したい…という方もいるでしょう。では、矯正中に親知らずを残しておくとどのような弊害があるのかご説明していきます。

まず、親知らずは一番奥に生えるために歯ブラシが当たりにくくなり、汚れが溜まりやすく虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。

特に矯正中は歯磨きがしにくくなるため、矯正をしていない時と比べると親知らずが虫歯にかかるリスクはとても高くなります。

また、親知らずが生えていると長い時間をかけて隣の歯を押していき、歯並びが徐々に変わってしまうということもあります。

そのため、親知らずを残したまま矯正をしてしまうと好確率で後戻りを起こしてしまいます。


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矯正治療で親知らずを抜歯するタイミング

矯正治療で親知らずを抜歯するタイミングは、歯科医師によって異なりますが基本的には矯正治療が始まる前に全て抜いてしまうケースが多いです。

また、矯正では親知らずの抜歯だけでなく、歯が並ぶスペースを確保するための便宜抜歯が必要になるケースもあります。

多い人では、親知らずを入れて8本もの歯を抜くこともあります。

抜歯が必要な場合には、矯正治療が始まるまでに抜歯を終わらせないといけないため治療が始まるまで時間がかかってしまいますが、キレイな歯並びのためにも我慢しましょう。

患者様の状態によってですが、親知らずの抜歯の際には1度に2本抜くなど複数まとめて抜いてもらえることもあります。

しかし、1日で4本全て抜いてしまうと食事が困難になるため数回に分けて抜いてもらうことをおすすめします。

稀に親知らずをいかすこともある

非常に稀なケースですが、問題のない親知らずを利用して矯正治療を行なったり、足りない部分に移植し歯列を整えるために利用したりすることがあります。

こちらは歯科医師の判断によりますので、一度相談してみるようにしましょう。

せっかく生えている親知らずなのでいかしたいという気持ちはわかりますが、医師に残すのは難しいと言われた場合は従うようにしましょう。

まとめ

歯科矯正の治療を行う際には、基本的に親知らずの抜歯が必要になります。

その理由としては、親知らずを残しておくと汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病になりやすかったり、隣の歯を押して歯並びを崩してしまうことがあるからです。

無理に親知らずを残して矯正をしてしまうと、治療が完了した後も高い確率で歯が後戻りを起こしてしまいます。

そのため、矯正治療を始める前に親知らずを全て抜いてしまうケースがほとんどです。

稀に問題のない親知らずを生かして治療を行うこともありますので、歯科医師の判断になりますので従うようにしましょう。

矯正治療は長い時間と金額がかかる治療なので、信頼できる医師に相談し、納得の行く治療を受けたいものです。

患者さんの方でも充分に情報を集め、理解、判断した上で、前向きな気持ちで矯正治療を始めましょう。

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