歯列矯正をしたいと思っているが、どうやら歯列矯正には種類があるみたいでどれがいいのか分からない。
と思っているあなたに本記事では歯列矯正の種類に関して、徹底的に解説しています。
シチュエーションごとにおすすめの歯列矯正の種類もご紹介しているので、本記事を読めば自分にあった矯正の種類が分かります。
歯列矯正とは?
そもそも歯列矯正というものがどんなものか理解していないという方に向けて歯列矯正について解説します。
歯列矯正とは歯並びの問題を解決するために、ワイヤーやマウスピース型の矯正装置を用いて、歯並びを正しく矯正する治療です。
歯並びが乱れて、噛み合わせが正しくないことを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。
不正咬合の状態だと見た目の問題を引き起こすだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
歯列矯正を行うメリットとデメリット
歯列矯正を行うと不正咬合を正しく整えて、見た目と健康に良い影響があります。
その一方で治療費が高額などデメリットもあるので、それぞれ解説いたします。
歯列矯正のメリット
歯列矯正を行うことのメリットは主に5つあります。
・見た目がきれいになり自信をもって笑えるようになる
・歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病になりにくくなる ・噛み合わせが整うことで歯や顎への負担が減る ・噛み合わせが整うことで食べ物を咀嚼しやすくなり胃腸の負担が減る ・噛み合わせが整うことで口呼吸や発音の問題が改善する |
見た目がきれいになり自信をもって笑えるようになる
おそらく歯列矯正を検討している人の中でもこの見た目を気にしている人が一番多いのではないでしょうか。
自分の歯並びや口元にコンプレックスを抱えていると人前で思いっきり笑うことをためらったり、写真をとる際に口を開けないようにするなど、普段の生活で大きなストレスになります。
思いっきり笑うというのはそれだけで健康に良い影響があり、人生の幸福度も上がります。
それがためらわれる口元の見た目はなるべく早く改善した方が人生を楽しめます。
また、顔は相手に与える第一印象にも大きく影響するので、人前にでる職業についている人は早めに治療するのが良いでしょう。
歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病になりにくくなる
歯並びが乱れていると歯ブラシが隅々までいきわたらなくなり、汚れを落としにくくなります。
よって虫歯や歯周病になりやすくなり、痛い思いをしたり、何度も歯医者に通ったり、最悪のケースだと自分の歯を早めに失ってしまうこともあります。
自分の歯の健康を守るためにも、歯列矯正で歯並びを整えて、口内ケアをしやすくすると良いでしょう。
噛み合わせが整うことで歯や顎への負担が減る
噛み合わせがズレているとバランスよく歯が噛みあわないので、特定の歯や顎に余計な負担がかかってしまうことがあります。
ひどいと顎関節症の原因になったりもするので、違和感がある方は早めに治療しましょう。
噛み合わせが整うことで食べ物を咀嚼しやすくなり胃腸の負担が減る
噛み合わせが整うことで食べ物を噛んだ時に上手く咀嚼できるようになります。
そうすると食べ物が細かくなって胃腸へいくので、消化・吸収がしやすくなり、負担が減ります。
噛み合わせが整うことで口呼吸や発音の問題が改善する
噛み合わせがズレていることで、口呼吸を引き起こしたり、発音がしづらくなり活舌が悪くなることがあります。
特に口呼吸は、口腔内が乾燥することによって、口内の細菌が繁殖しやすくなり、口臭や虫歯のリスクなどを高めたりします。
一度自分が口呼吸になっていないか確認すると良いでしょう。
歯列矯正のデメリット
ご紹介したように歯列矯正には多くの見た目と健康へのメリットがあります。
その一方でデメリットもあるのでこちらも考慮のうえ、矯正治療を検討しましょう
主なデメリットは以下の3点です。
・高額な治療費がかかる
・長期間にわたる治療が必要 ・歯列矯正の治療期間中のストレス |
高額な治療費がかかる
歯列矯正の治療は基本的に保険診療ではなく、自費での治療になります。
そのため、治療費が高額になります。
治療費は治療する医院や治療方法によっても異なるので、後ほど治療方法ごとに治療費の相場をご紹介します。
一般的には全体矯正をする場合は100万円ほどはかかると考えておくと良いでしょう。
長期間にわたる治療が必要
歯列矯正の治療期間についても治療方針や治療方法によって異なるので、詳しくは後ほど詳しく解説しますが、全体矯正を行う場合は、一般に2年ほど、保定期間も含めると倍の4年ほどかかると考えておくと良いでしょう。
保定期間とは、矯正治療によって動かした歯が後戻りするのを防ぐためにリテーナー(保定装置)を取り付けて、保定する期間です。
歯列矯正を行う上で、矯正期間(動的治療)と保定期間は両者ともに非常に重要な治療になります。
歯列矯正の治療期間中のストレス
歯列矯正中は慣れるまでは日々の生活でストレスを感じるでしょう。
例えばワイヤー矯正の場合は口の中にワイヤーが入っているのでしゃべりにくかったり、食べ物が食べにくかったり、歯磨きがしにくかったりします。
マウスピース矯正の場合も、一般に一日22時間以上矯正装置をつけなければいけません。
マウスピース矯正をつけている間は間食などを食べれなかったりします。
また、どの矯正方法でも痛みが出るリスクがあります。
このように歯列矯正には一定のストレスがかかることを理解しておきましょう。
成人矯正の種類
ここからは各矯正方法の種類ごとにその特徴や費用相場、治療期間の相場などを解説いたします。
まずは成人矯正(大人の矯正)についてご紹介します。
全体矯正
大人の歯列矯正の治療には大きく、全体矯正と部分矯正があります。
全体矯正は歯列(歯並び)全体を動かす治療である一方で、部分矯正は前歯だけなど一部の歯のみを矯正する方法です。
まずは全体矯正についてご紹介します。
表側ワイヤー矯正
表側ワイヤー矯正は歯の表面に『ブラケット』と呼ばれる装置を取り付けて、そこにワイヤーを通して、歯を引っ張ることで矯正していく方法です。
最も一般的に行われている矯正方法で、幅広い症例に対応することができます。
表側ワイヤー矯正のメリットとデメリット
《表側ワイヤー矯正のメリット》
・比較的安価で治療ができる
・幅広い症例に対応できる ・対応できる医院が多い |
《表側ワイヤー矯正のデメリット》
・矯正装置が目立ちやすい
・歯磨きがしにくい ・口内に矯正装置が当たって痛みがあることがある |
表側ワイヤー矯正の費用相場
表側ワイヤー矯正で全体矯正の治療を行う場合は、60万円~90万円が相場です。
ただし、ブラケットをメタルブラケット以外のものにすると追加で費用がかかることが多いので、注意しましょう。
表側ワイヤー矯正の治療期間の相場
表側ワイヤー矯正で全体矯正の治療を行う場合は、症状が軽度であれば1年~1.5年、症状が中程度であれば2年ほど、重症であれば3年以上くらいが治療期間の相場です。
ただしこれは歯を矯正装置で実施に動かす矯正期間の期間の相場です。
矯正期間が終われば、そのあとは保定期間に入り、後戻りを防ぐ必要があります。
この保定期間はおよそ矯正期間と同じくらいだけかかるといわれているので、ざっくりご紹介した期間の倍くらいはかかると思っておくとよいでしょう。
ワイヤー矯正のブラケットの種類
ただし、ブラケットの装置が目立ってしまうというデメリットは、最近では『審美ブラケット』が普及してきて見た目の問題も改善されてきました。
以下ではいくつかワイヤー矯正におけるブラケットの種類をご紹介します。
メタルブラケット
歴史ある矯正のブラケットで、金属でできています。
《メリット》
・金属でできているので破損しにくい
・全体矯正の中では費用が安い |
《デメリット》
・金属なので目立ってしまう
・金属アレルギーのリスクがある |
審美ブラケット
見た目が気になってしまうという方向けのブラケットで、セラミックを使用した白いブラケットです。
《メリット》
・透明なので目立ちにくい |
《デメリット》
・装置がやや大きいので慣れるまで違和感がある
・メタルブラケットより費用が高い |
セルフライゲーションブラケット
従来の矯正装置の様に針金で固定したり、ゴムを使用せず、開閉式の装置でワイヤーに蓋をする構造になっています。
《メリット》
・摩擦や痛みが少なく、効率的に矯正治療を行うことができる
・針金を固定する手間がないので、調整時間を短縮することができる |
《デメリット》
・特殊な装置のためメタルブラケットより費用が高くなる
・他のブラケット装置に比べると少し大きくなってしまうので、慣れるまで違和感があることがある |
裏側ワイヤー矯正
裏側矯正は歯の裏側にブラケットを装着して矯正する方法です。
裏側ワイヤー矯正のメリットとデメリット
《裏側ワイヤー矯正のメリット》
・装置が裏側なので目立ちにくい
・歯の表面に比べて裏側はエナメル質が3倍厚いので、矯正中の虫歯のリスクが少ない ・表側ワイヤー矯正と同様に幅広い症状に対応できる |
《裏側ワイヤー矯正のデメリット》
・難易度が高い矯正方法なので治療費用が高い
・発音がしにくい ・難易度が高い矯正方法なので対応できる医院の数は少ない |
裏側ワイヤー矯正の費用相場
裏側ワイヤー矯正で全体矯正の治療を行う場合は、90万円~140万円が相場です。
治療の難易度が高い分、治療費用は高くなってしまいます。
裏側ワイヤー矯正の治療期間の相場
裏側ワイヤー矯正で全体矯正の治療を行う場合は、表側ワイヤー矯正で治療を行う際と同じように、軽度の症状であれば1年~1.5年ほど、中程度であれば2年、重症であれば3年以上の治療期間が一般的です。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正とは、矯正装置が目立ちやすい上の歯には裏側に矯正装置をつけて、矯正装置が目立ちにくい下の歯には表側に矯正装置をつける方法です。
表側矯正と裏側矯正の間をとったような矯正方法です。
ハーフリンガル矯正のメリットとデメリット
《ハーフリンガル矯正のメリット》
・表側ワイヤー矯正よりも装置が目立ちにくい
・裏側ワイヤー矯正よりも治療費が安い |
《ハーフリンガル矯正のデメリット》
・表側ワイヤー矯正よりは治療費が高い
・裏側ワイヤー矯正よりは矯正装置が目立つ可能性がある |
ハーフリンガル矯正の費用相場
ハーフリンガル矯正で全体矯正の治療を行う場合は、90万円~130万円ほどが相場です。
表側ワイヤー矯正よりは高くて、裏側ワイヤー矯正よりは安い費用になることが多いです。
ハーフリンガル矯正の治療期間の相場
ハーフリンガル矯正で全体矯正の治療を行う場合は、表側ワイヤー矯正や裏側ワイヤー矯正で治療を行う際と同じように、軽度の症状であれば1年~1.5年ほど、中程度であれば2年、重症であれば3年以上の治療期間が一般的です。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは透明のマウスピース型の矯正装置をはめて矯正していく方法で、少しずつ違う形の新しいマウスピースに変えることで歯を動かしていきます。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
《マウスピース矯正のメリット》
・矯正装置が目立ちにくい
・自分のタイミングで矯正装置を外せるので歯磨きや食事を通常通り行える ・価格帯が広いので自分の事情にあうマウスピースを選べる |
《マウスピース矯正のデメリット》
・決められた時間装着していないと、矯正治療が予定通り進まないことがある
・ワイヤー矯正に比べて対応できる症状がせまい |
マウスピース矯正の費用相場
マウスピース矯正で全体矯正の治療を行う場合は、70万円~110万円になることが多いです。
マウスピース矯正は医院によって費用の幅が大きいことが特徴です。
マウスピース矯正の治療期間の相場
マウスピース矯正で全体矯正の治療を行う場合は、ワイヤー矯正と同じように軽度の症状であれば1年~1.5年ほど、中程度であれば2年、重症であれば3年以上の治療期間が一般的です。
しかし、マウスピース矯正の場合は患者さんがどれだけマウスピースの装着時間を守っているかも治療期間に影響します。
ちゃんと決められた時間装着すれば予定通りに治療が進みますが、ついついさぼってしまったりするとどんどん治療期間は長くなります。
また、ワイヤー矯正の場合は先生がワイヤーで歯を引っ張る強さを調節できますが、マウスピースはそういった細かい調整ができないので、矯正力はワイヤー矯正の方が強い傾向にあり、そのためマウスピース矯正の方が若干治療期間が長めにかかることがあります。
その他の矯正方法
基本的にはワイヤー矯正とマウスピース矯正が一般的な矯正方法ですが、特殊な事情がある場合は以下で紹介するような矯正方法を利用することがあります。
インプラント矯正
インプラント矯正とは、歯科用のアンカースクリュー(小さなねじ)を歯茎に挿入して、それを歯を動かす際の固定源として矯正治療を行う方法です。
《インプラント矯正のメリット》
・歯を支点にするのではなく、アンカースクリューを支点にして矯正していくので安定感があり、従来の矯正より期間を短縮することができる
・歯ではなく、アンカースクリューを支点にするので、アンカースクリューの位置を変えることで歯を動かしやすくなり、難しい症例も治療可能になる |
《インプラント矯正のデメリット》
・顎の骨にアンカースクリューを入れるので、口腔内を清潔な状態に保たないと炎症を起こす可能性がある |
外科的矯正治療
骨格的な問題があり、歯並びを動かすだけでは難しい場合には、あごの骨も含めて治療していく外科的矯正治療があります。
歯列矯正する歯医者を探すならデンタルジュに相談!
部分矯正
部分矯正とは歯全体を動かして矯正するのではなく、前歯など一部分を矯正する方法です。
部分矯正にもワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、どちらか選択することができます。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いは全体矯正の場合とほとんど変わりません。
部分矯正のメリットとデメリット
《部分矯正のメリット》
・全体矯正よりも費用が抑えられる
・全体矯正よりも治療期間が短い |
《部分矯正のデメリット》
・対応できる症状が狭い
・噛み合わせは治療できない |
部分矯正の費用相場
部分矯正で歯列矯正を行う場合は、表側ワイヤー矯正かマウスピース矯正の場合は、30万円~60万円程になることが多いです。
ハーフリンガル矯正や裏側ワイヤー矯正で治療する場合は50万円~100万円程になります。
部分矯正の治療期間の相場
部分矯正の治療期間としては半年~1.5年程におさまることが多いです。
子供の矯正(小児矯正)とは
小児矯正とはその名の通り、子供のうちに行う矯正治療のことです。
詳細に言うと、まだ永久歯が生えそろっていない乳歯の段階から矯正治療を行うのが小児矯正です。
小児矯正は大きく一期治療と二期治療に分かれます。
一期治療と二期治療とは
一期治療とは、まだ乳歯のお子様に、顎の成長を促すことを目的として行われる治療です。
床矯正という手段を使って、顎の成長を促し、永久歯がきちんと並ぶスペースを作ることが目的です。
二期治療とは、成人矯正と同じで、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を利用して歯を動かす矯正治療です。
一期治療を行っても、永久歯がきれいに並ばなかった場合は二期治療に移行します。
子供のうちから歯列矯正を行うメリットとデメリット
歯列矯正と聞くと子供のうちから行うものとイメージする人も多いと思います。
現在は成人してから歯列矯正を行う人も増えてきましたが、小さいころ矯正治療を行うメリットがあるのでご紹介します。
反対に小児矯正のデメリットはどんなものがあるかもご紹介します。
小児矯正のメリット
・永久歯で矯正治療を行う必要がなくなる可能性がある
・成人矯正に比べて歯が動きやすい ・成人矯正に比べて痛みが少ない |
小児矯正では、成人矯正と比較して歯が動きやすかったり、顎の成長を利用しながら歯並びを整えることができるというメリットがあります。
小児矯正のデメリット
・お子さんの協力を得るのが大変
・永久歯になっても矯正治療が続きトータルの治療期間が長くなる可能性がある |
小児矯正は一般に親御さんがお子さんにしてあげたいと思い、行うものです。
そのためお子さんにとっては矯正装置が煩わしかったりして、なかなか協力を得られないという難しさがあります。
また、必ずしも乳歯の段階で矯正治療が完了するとは限らず、永久歯になっても矯正治療が続き、トータルの治療期間が長くなる可能性はあります。
ただし、その場合でも小児矯正を行っていない場合と比べると永久歯になってからの矯正治療は行いやすくなります。
小児矯正の種類
床矯正
あごを拡大する取り外し式の装置を使った矯正です。
プラスチックや針金がついた装置を入れてあごの成長を促し、歯が生えるスペースを作ってあげる矯正方法です。
口腔トレーニング装置
お口の周りの筋肉を鍛え、舌で歯を押してしまう癖が治る様に舌を正しい位置に誘導する取り外し式の装置です。
FKO
あごの成長をコントロールするための取り外し式の装置で、下あごが前に出てしまっている『反対咬合』の場合に下あごが出てこない様にする効果が期待できます。
マウスピース矯正(ムーシールド・T4K)
就寝時に使用するマウスピースで『受け口』を改善するために使用する取り外し式の装置です。
舌が低い位置になってしまうのを防いで正しい位置になる様にしていきます。
マウスピース矯正(インビザラインTEEN・KIDS)
インビザラインの中でも10代のためのマウスピース矯正です。
透明のマウスピースをはめて矯正する方法は同じですが、10代のあごの成長や歯の生え変わりを考慮した取り外し式のマウスピース矯正です。
リンガルアーチ
あごの裏側につける装置で動かしたい歯だけを移動させ、歯列を拡大してスペースを確保したい場合にも使用されます。
奥歯に固定する固定式の装置です。
フェイシャルマスク
夜間のみ使用する取り外し式の装置です。
『受け口』の場合に上のあごが前にくることを期待して、上あごの成長を促す装置です。
あなたにあった歯列矯正はどれ?
ここまで成人矯正や小児矯正、全体矯正や部分矯正などをご紹介しました。
一通り歯列矯正の種類を理解したうえで、あなたに最適な矯正治療はどれでしょうか。
もちろん正確には、歯医者さんに行って精密検査を行って診断してもらわなければ、どの矯正方法が良いかは分かりません。
しかし、歯医者さんに行く前に自分の希望の矯正方法を把握しておくと歯科医院探しや先生とのコミュニケーションもスムーズにいくでしょう。
矯正装置の見た目が気になる方
人前によく出るお仕事をしている方や個人的に矯正装置の見た目が気になる方は、「審美ブラケットの表側ワイヤー矯正」か「裏側ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」という選択肢があります。
この中でも費用を抑えたい場合は「審美ブラケットの表側ワイヤー矯正」か「マウスピース矯正」が適切でしょう。
本記事でご紹介したワイヤー矯正の特徴とマウスピース矯正の見比べてご自身の好みがどちらかを確認しましょう。
矯正治療の費用を抑えたい方
とにかく費用を抑えたいという方で、軽度の不正咬合であれば、まず部分矯正を検討してみると良いでしょう。
そのうえで部分矯正では対応できないと診断された場合に、全体矯正をするのであれば、表側ワイヤー矯正かマウスピース矯正で検討することになると思います。
こちらも表側ワイヤー矯正とマウスピース矯正の特徴を見比べてご自身にあう方を選択しましょう。
確実に矯正治療を終わらせて、治療期間もなるべく短くしたい方
確実に矯正治療を終わらして、治療期間もなるべき短くしたい方はワイヤー矯正を検討すると良いでしょう。
なぜならワイヤー矯正は一般にマウスピース矯正よりも矯正力が強く、マウスピース矯正のように自分でさぼってしまうということができないので、治療期間が長くなることが少ないです。
マウスピース矯正の場合は矯正装置を自分で自由に外せるという自由度が高い一方で、自律力を働かせて矯正装置を装着し続けないといけません。
確実に矯正を完了したい場合は、自分でさぼることができないワイヤー矯正が向いているでしょう。
なるべく痛みを抑えたい方
矯正治療中の痛みがいやだなと思っている方も多いでしょう。
少しでも矯正中の痛みを抑えたい方はマウスピース矯正が良いです。
ワイヤー矯正の方が、複雑な形の矯正装置がお口の中にあるので、矯正装置がお口の内側にあたって痛むということが起こり安いです。
また、ワイヤー矯正の方が歯にかける圧力が強い場合があるので、それによる痛みの発生の確立が高いといえるでしょう。
そのため、痛みを気にしている方はマウスピース矯正がおすすめです。
まとめ
歯列矯正の種類についてご紹介しました。
「大人の矯正なのか子供の矯正なのか」
「全体矯正なのか部分矯正なのか」
「ワイヤー矯正なのかマウスピース矯正なのか」
歯列矯正をする際には考えることが非常に多いです。
しかし、高額な費用を支払い、長期間にわたり行う治療なので、それぞれの歯列矯正の方法の特徴をしっかりと理解したうえで自分に一番あっている矯正方法を選ぶようにしましょう。
そして自分にあった矯正方法が分かったら、次はその治療をするにあたって一番自分にあった歯医者さんを探す必要があります。
この歯医者さんを探す際にも気を付けなければいけないことがいくつかあります。
こちらに関しては以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。
もし自分一人で歯医者さん探しは難しいし、どう選んだら良いか分からない、もしくは忙しくて自分で探す時間がないという方はデンタルジュというサービスを使ってみてください。
以下のリンクから詳しいサービスページにいけます。
全て無料で矯正の歯科医院探しをプロが相談にのって手伝ってくれます。
悩み相談、医院探し、予約代行まですべてLINEで完結するので、とても便利です。