矯正中には少なからず感じることになる「痛み」ですが、「歯科矯正の痛みって痛み止めをのんでいいのかな…」、「痛みに弱いから歯科矯正中は痛み止めを飲み続けたいな」と歯科矯正の痛みについてお悩みの患者さまもいらっしゃるでしょう。
今回は歯科矯正と痛み止めについて詳しく説明します。ぜひ参考にしてくださいね。
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歯科矯正中の痛みに痛み止めは効果がある?
結論から言いますと歯科矯正中の痛みに痛み止めは効果があります。
そのため、痛みがひどいときには無理せず痛み止めを服用しましょう。
強い痛みがでてからのほうが効果的なの?
矯正治療中は痛みが出そうな処置など予測ができる場合は痛みが出る前に服用するのがおすすめです。
痛みがでてからですと痛み止めの効果が出にくいことがあります。痛みがでそうだと感じたら「我慢は美徳」と思わずに早めに服用してくださいね。
歯科矯正中の痛みの種類
歯科矯正中の痛みにはいくつか種類があります。ここでは代表的な痛みの種類を紹介いたしますのでご自身がどの痛みなのか確認してみてくださいね。
歯を移動させる痛み
ワイヤー矯正やマウスピース矯正など歯科矯正にはさまざまな種類がありますが、どの矯正方法でも痛みがあります。
とくに痛みが強いのはワイヤーの調整やマウスピースの交換をしたときで、慣れるまで2~3日は痛みがでる可能性が高いです。
痛みがでそうで心配なときには、歯科医院で痛み止めを処方してもらえますので相談してみてください。
矯正装置のあたる痛み
ワイヤー矯正は出っ張っているところが多いため、舌や頬に当たって痛みを感じることがあります。
また、つけ始めは問題なくても歯が移動してワイヤーが舌や頬に当たりやすくなることもあるでしょう。
我慢してそのままにすると口内炎ができることもありますので、無理せず歯科医師へ相談してください。
また、マウスピース矯正は表面がツルツルしていてお口の中で引っかかりにくいですが、縁が尖っているため歯ぐきに食い込んで痛みがでることがあります。
痛い部分がありましたら歯科医院で調整をお願いして角を丸めてもらいましょう。
矯正装置についてはこちら!:ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?
かたい食べ物を食べたときの痛み
歯科矯正中は装置で歯に力をかけ続けているため、負担がかかっています。
そのため、かたい食べ物を噛むと痛みを感じることがあるのです。
歯科矯正中はかたすぎるせんべいや煮干しは避けて、柔らかいものを選ぶと痛みを感じにくいでしょう。
痛み止めは飲み過ぎに注意
「痛みを感じる前に、常時飲み続けたいけど大丈夫?」、「毎日飲んでもいいのかな」と心配な患者さまもいらっしゃるかと思います。
痛みを和らげてくれる心強い薬ですが、痛み止めは飲み過ぎると悪影響があるのです。痛みの緩和も大切ですが、胃腸へ負担がかかってしまいますので注意が必要になります。
歯科矯正において痛み止めをなるべく使いたくない人は多いと思います。
ですが、何かあったときにはすぐに医師に相談しなくてはなりません。そんなときご自身にあった医院を選択していれば相談もしやすいですよね。
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痛み止めを飲み過ぎるとおこる悪影響
痛み止めを飲み過ぎるといくつかの悪影響があります。
とくに、胃腸に潰瘍がある方は服用自体に注意が必要なケースもあります。こちらでは痛み止めを飲みすぎるとおこる悪影響を紹介しますので、参考にしてください。
胃腸に負担がかかる
痛み止めを飲み過ぎると食欲不振、胃もたれ、腹痛といった不調がでてきます。
ひどくなると強い胃腸の痛みがでたり、胃潰瘍などの症状がでる可能性もあるのです。
痛み止めを飲むときには、胃の粘膜を守る薬と一緒に服用すると胃腸への負担が減ります。
薬物乱用頭痛がおこる
痛みを和らげるために飲んでいる痛み止めなのに、飲み過ぎると薬物乱用頭痛が起こる可能性があります。
薬物乱用頭痛は文字通り薬を飲みすぎて起こる頭痛のことです。
痛み止めを飲み続けなければいけないほどの痛みは歯科医院へ連絡を
痛み止めを飲みすぎなければ生活できないほどの痛みは、もしかしたらお口の中で何か問題が起こっていることもあります。
痛みを我慢し続けると悪化することもありますので、早めに歯科医院へ連絡して指示を仰いでくださいね。
飲み過ぎが心配だから痛みを我慢したほうがいい?
基本的に痛みを我慢するのはよくありません。
「薬には頼りたくない」という考えもありますが、痛みで炎症が強くなってきてから飲んでも痛み止めが効きにくくなってしまいます。
痛み止めは歯科医院で処方してもらえるの?
痛み止めは基本的に歯科医院で処方してもらえます。歯科矯正の中には抜歯する矯正もありますので、矯正専門のクリニックでも処方してもらえるでしょう。
痛みがないときにも痛み止めをもらえるの?
痛みがないときでも、ワイヤーの交換やマウスピースの交換で痛みが出そうなときには痛み止めを処方してもらうこともできます。
「痛みに弱いから心配…」という患者さまは歯科医師に相談して痛み止めを処方してもらいましょう。
痛み止めと一緒に胃の粘膜を守る薬ももらえるの?
痛み止めの用意があっても、胃の粘膜を守る薬を一緒に用意している歯科医院が多いわけではありません。
そのため、胃腸への負担が気になるときには市販の胃の粘膜を守る薬を服用してもいいでしょう。一緒に服用しても大丈夫な薬かどうかは、歯科医師や薬剤師に確認しましょう。
矯正器具をつけた後や調整日の次の日はゆっくりしよう
矯正器具をはじめてつけた後やワイヤーの調整日の後、マウスピースの交換日の後は痛みがでやすいです。
そこで、次の日は無理なスケジュールを組まずになるべくゆっくりと過ごしてください。
忙しくてタイトなスケジュールしか組めないときは?
忙しくてどうしてもゆっくりできるスケジュールにできないときには、痛み止めを無理せず適度に服用しましょう。
しかしながら、矯正器具をはじめてつけたときには強い痛みがでやすいので、次の日はできるだけゆっくりできるようにするのがおすすめです。
まとめ
痛み止めは歯科矯正中の痛みも和らげてくれる便利で心強い薬です。痛みが強いときや痛みがでそうなときに頼るのは良いのですが、痛み止めを飲みすぎると悪影響があるため注意が必要です。
とくに、胃腸がもともと弱い方や胃潰瘍がある方は注意してください。
そこで、痛みのでやすいはじめて矯正器具をつけた後やワイヤー調整日の後、マウスピース交換日の後はできるだけゆっくり過ごすのがおすすめです。
痛み止めを飲みすぎないように注意しながら、歯科矯正治療を進めていきましょう。
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