ガタガタな歯並び「ガチャ歯」とは?!原因や放置するリスクから矯正治療までを解説

  • 2023.10.302024.02.28
ガタガタな歯並び「ガチャ歯」とは?!原因や放置するリスクから矯正治療までを解説

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ガタガタとガタガタと歯が重なり合うように生えている歯並び「ガチャ歯」にお悩みではありませんか?

ガチャ歯は歯磨きがしづらく、歯周病やむし歯のリスクも高まるため、矯正治療の対象となる歯並びの1つです。

そこで今回は「ガチャ歯」について、詳しくご案内いたします。

ガタガタな歯並び「ガチャ歯」とは?

歯が重なり合うように生え、見た目がガチャガチャしていることから「ガチャ歯」と呼ばれていますが、歯学による正式名称は「叢生(そうせい)」や「乱ぐい歯」です。

また、日本ではチャームポイントとしても親しまれる「八重歯」もガチャ歯の一種となります。

こちらも参考に:叢生(そうせい)ってどんな歯並び?おすすめの歯科矯正について

「ガチャ歯」の原因とは?

ガチャ歯になってしまう主な原因は「スペース不足」です。

人間の歯は親知らずを除いて28本あり、親知らず4本を含むと32本になります。

すべての歯がキレイに生え揃うスペースを以下のような理由から確保できない場合、ガタガタと重なり合うように歯が生え、ガチャ歯になってしまう可能性が高くなります。

顎の大きさや形状

顎の大きさや形状は、遺伝すると考えられています。

顎が小さかったり、V型に歯列弓が形成されたりすると、すべての歯がキレイに並ぶスペースがない状態となります。

そのため、スペースを確保できなかった歯が生える場所を求めた結果、ガチャ歯になるリスクが高くなります。

 

歯が大きい

平均より歯が大きい場合、すべての歯がきれいに並んで生えるスペースが不足してしまうため、アーチ状に歯が並ぶことなく、ガタガタした歯並び「ガチャ歯」となってしまいます。

 

習癖

普段なにげなく行っている習癖が原因で、ガチャ歯となるケースもあります。

 

【指しゃぶり】

赤ちゃんのうちであれば、指しゃぶりを行っていても歯並び・かみ合わせに大きく影を与えることはないと考えられています。

しかし、乳歯が生え揃う3歳を過ぎても指しゃぶりを行っている場合は、ガチャ歯になってしまう原因になりかねないため、指しゃぶりの改善をめざしましょう。

【爪を噛む】

爪を噛む行為は前歯に過度な力がかかり、歯並びに影響がでる可能性があります。爪を噛む行為は控えましょう。

 

【舌癖】

舌癖の原因は、複数考えられます。

歯と歯の間にすき間ができるような歯並び・かみ合わせであった場合、そのすき間に舌をあてがうことが癖になり、歯が動きガチャ歯になる可能性があります。

口呼吸

慢性鼻炎などによって常に口呼吸をしている場合は、舌の位置が通常よりも低くなるため、飲み込むときに舌を上へと突き上げる動作が必要になり、歯並びにも影響を与える要因となります。

 

舌小帯が短い

舌小帯(舌の裏側にあるヒダ)が短い場合、舌が正常な位置で留まらず、舌の縁に歯型がついてしまうケースも珍しくありません。

 

乳歯の早期脱落

乳歯が、むし歯や外傷などによって予定の時期より早い段階で抜けてしまった場合、両隣の歯が、空いたスペースを埋めるように動いていき、順次生えてくる永久歯が重なり合うように生え、ガチャ歯となってしまう可能性があります。

 

親知らずの萌出

親知らずは10代後半から20代前半にかけて生えてきます。

親知らずの生える位置や方向によっては、手前の歯を押し出すように生え、歯並びを乱れさせる原因となります。

 

「ガチャ歯」を放置するリスクは?

ガチャ歯を放置すると、以下のようなトラブルを招く恐れもあるため、歯列矯正が望まれています。

 

歯周病リスクが高くなる

歯が重なり合って生えている歯並び「ガチャ歯」は、歯ブラシの毛先が行き届きにくく、十分に清掃できていないケースも多くあります。

汚れはやがて歯周病菌を呼び寄せ、歯肉をはじめとする歯を支える歯周組織(歯肉のほかに、歯槽骨、歯根膜、セメント質)を炎症させ、最終的には歯を失う恐れもあります。

 

歯周病は「サイレントキラー」と呼ばれるほどに、目立った自覚症状がないまま進行していってしまうため、注意が必要です。

むし歯リスクが高くなる

ガチャ歯が歯周病リスクを高めてしまうように、ガチャ歯であった場合はむし歯にもなりやすくなります

歯磨きがしにくく、歯垢(プラーク)を落としきれず、むし歯菌が食べ物などに含まれる「糖」を吸収して酸を生み出し、歯を溶かしむし歯へと進行させていきます。

むし歯は歯を失う理由の1つでありますので、むし歯になるリスクを抑えるためにも、歯列矯正をご検討する方も増えています。

 

コンプレックスになる

ガチャ歯は複数の歯が重なりあうようにガチャガチャしている印象から、つくられた造語です。

人の印象は口元で決まるといわれるほどに、影響を与えるものであり、ガチャ歯は時にコンプレックスになります。

 

ガチャ歯に限らず、歯並び・かみ合わせがコンプレックスになると、口元を周囲の人に見られたくないなどの理由から、大きく口をあけて笑えなくなってしまったり、自信を持てなくなってしまったりするケースもあります。

 

口内炎になりやすい

ガチャ歯は、アーチ状の歯列弓から飛び出る位置に歯が生えている歯があるため、ガチャガチャ・ガタガタしています。

そのため舌や粘膜に歯が当たり、口内炎ができやすい環境といえます。

 

顎関節に負担がかかりやすい

ガチャ歯は上下の歯が上手く噛み合いにくく、お口の開け閉めにも必要不可欠である顎関節に負担がかかりやすいといわれています。

口を開けると「カクカク」したり、お口の開け閉め時に痛みを感じたりする場合は「顎関節症」と診断される恐れもあります。

 

不明瞭な発音になりやすい

ガチャ歯は複数の歯が重なり合うように生えているとお伝えしてきましたが、重なり合うように生えるがゆえに、周囲の歯とすき間が開いている場合もあります。

そういった場合などは、すき間から空気がもれて、サ行・タ行が上手く発音できない可能性もあります。

また、日本語の発音には支障がなくとも、日本語とは異なった発音の仕方が必要になる外国語の発音に影響を及ぼす可能性もあります。

 

胃腸に負担がかかりやすい

ガチャ歯の場合、上下の歯が上手く噛み合うことができず、食べ物を細かく噛み砕けずに消化不良となりやすくなります。

結果的に胃腸に負担がかかる恐れもあるといわれています。

歯は私たちが生きる上で重要な身体の一部であり、歯並び・かみ合わせは栄養を摂取する上でも重要になります。

 

身体のバランスが崩れやすい

ガチャ歯は上下の歯が適切な位置で噛み合っていないことも多く、噛みやすい片側だけで食べ物を噛んでしまう傾向にあります。

そのため、お口周りの筋肉のバランスが崩れ、左右非対称なお顔に見えてしまったり、口元が歪んでしまったりします。

また、お口周り、お顔周りだけに留まらず全身のバランスにも影響を与え、肩凝りや頭痛といった症状を引き起こす原因にもなりかねません。


ここまででガチャ歯の原因やリスクなどを理解することができたと思います。

なかには、矯正治療を検討してみたいと考える方もいるかもしれません。

一方、どの歯科医院が良いか、治療内容はどんな感じか、相談したいことはたくさんあるかと思います。

そこで、LINEで無料で相談しながら、自身にあった医院を探すことができれば便利だと思いませんか!?

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「ガチャ歯」を治す矯正装置

ガチャ歯は以下のような矯正装置で治療が可能です。

詳しくはこちら:ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

表側矯正

その名のとおり、歯の表側にブラケットと呼ばれる装置を装着します。

ブラケットにワイヤーを通し、ワイヤーを引っ張る力を利用して歯を動かしていきます。

金属のブラケットのほかにも、目立ちにくいセラミックブラケットや、透明なクリアブラケットなどもあります。

 

表側矯正
メリット 費用がほかの矯正装置よりも安価、さまざまな症例に対応
デメリット 目立ちやすい、メタルブラケットは金属アレルギーの心配がある

裏側矯正(フルリンガル矯正)

歯の裏側にブラケットを装着する矯正装置です。

歯の裏側に装着するので、口元から矯正装置が見えにくいのが特徴です。

歯の裏側にブラケットを装着するため、舌に当たるデメリットもありますが、口元の審美性を保ちながら矯正治療が受けられます。

 

裏側矯正(フルリンガル矯正)
メリット 目立ちにくい、さまざまな症例に対応
デメリット 表側矯正に比べると費用が高価、舌に矯正装置が当たる

ハーフリンガル矯正

口元から目立ちやすい上顎には裏側矯正目立ちにくい下顎には表側矯正のブラケットを装着する方法です。

裏側矯正(フルリンガル矯正)よりも費用を抑えられ、下顎は表側矯正なのでブラケットが舌に当たる範囲も少なくなり、裏側矯正と比べると痛みや違和感も抑えられます。

 

ハーフリンガル矯正
メリット 裏側矯正よるも費用が安価、裏側矯正よりも痛みや違和感が少ない
デメリット かみ合わせによっては不向き、歯磨きしにくい

 

マウスピース矯正

透明なマウスピースを付け替えながら、歯を動かしていく矯正装置です。

自身で取り外しができるので、食事制限はありません。

また、歯磨きも普段通りに行えます。

決められた装着時間、しっかりとマウスピースを装着できていないと、計画どおりに歯を動かせないデメリットもあるので注意が必要です。

 

マウスピース矯正
メリット 目立ちにくく、金属アレルギーの心配がない、食事や歯磨きがしやすい
デメリット 適用されない症例もある、装着管理が必要

 

セラミック矯正は被せ物(補綴物)

「セラミック矯正」は、これまでご紹介してまいりました矯正方法とは異なります。

ガチャ歯となっている歯を大きく削り、天然歯と見分けがつかないほどに美しいセラミックの被せ物を装着して、歯並びを整えていくのが「セラミック矯正」です。

 

一見、「矯正」と単語がついているので、矯正装置によって歯を動かす治療法であると、思い違いをしてしまう方も多くいらっしゃるのですが、正しくは審美治療の分野となり、被せ物を装着する治療となります。

 

セラミック矯正は歯の形や色合いを好みに調整でき、短期間で治療が完了するメリットがあります。

しかし、自身の歯を大きく削る必要があり、場合によっては歯の神経を取り除いたり、抜歯が必要になったりする可能性もあります。

セラミック矯正は魅力的な治療ではありますが、一般的な矯正方法とは異なったデメリットもあるため、それぞれの治療内容をしっかりと理解した上で選択しましょう。

 

セラミック矯正
メリット 短期間で治療が完了する、歯の形や色も好みに調整できる
デメリット 歯を大きく削り歯の寿命が短くなる

 

「ガチャ歯」は抜歯が検討される

ガチャ歯の原因の多くは、スペース不足といわれています。スペースを生み出す方法は主にディスキングと抜歯です。

 

ディスキングは、歯の両側面を合計で0.5ミリ程度削り、スペースを生み出す方法です。IPR(Inter proximal Reduction)とも呼ばれています。

 

一方、抜歯を検討する場合に候補となるのが第一小臼歯、第二小臼歯です。1本抜歯するだけで、7~8mmスペースを生み出すことができます。

 

健康な歯を抜歯することを便宜抜歯(べんぎばっし)と呼びます。

歯を抜歯してしまうと、2度と生えることはありません。

そのため、抜歯することに懸念を持つ方もいらっしゃいますが、スペース不足であるのにもかかわらず、抜歯をせずに治療を進めてしまうと、後戻りの原因になってしまう恐れもあります

 

抜歯について歯科医師と相談の上、決めていきましょう。

 

矯正治療を受ける医院探しのポイント

歯科医院はコンビニよりも多くあるといわれています。

しかし、どこの医院であっても矯正治療を受けられるわけではなく、「矯正歯科」を実施する医院でなければなりません。

実際、矯正治療をお考えの方からも「どの歯科医院に相談すればいいのか、わからない」とお声が聞こえてきます。

 

そこで、医院選びのプロであるデンタルジュが考える、医院選びの際の6つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

ポイント1:日本矯正歯科学会の認定医

日本矯正歯科学会の認定医の称号を所有する、歯科医師が在籍する医院を選ぶことを1つの目安としましょう。

認定医の称号を得るためには、5年以上の研修を受けていることや、歯科矯正に関する専門的な知識と技術をもっているなど、厳しい条件をクリアする必要があります。

 

ポイント2:セファログラム(頭部X線規格写真)の撮影実施

ワイヤー矯正を実施する場合、セファログラムの情報をもとに治療計画を立てることが一般的です。

そのため、セファログラムの導入がない医院であった場合は、矯正を専門的にお取り扱っていない恐れもあります。

 

ポイント3:希望の矯正装置が導入されているか

矯正治療は自費診療(自由診療)です。

そのため、各医院で取り扱いのある矯正装置が異なります。

希望する矯正装置があれば、まずはその医院で希望装置の取り扱いがあるのか、確認する必要があります。

ポイント4:メリットだけではなくデメリットも教えてくれる

治療のメリットばかりにとらわれることなく、デメリットも理解した上で治療を受けることが大切です。デメリットの説明がない場合は、必ず確認しましょう。

 

ポイント5:治療費や治療期間の案内がある

矯正治療は装置の基本料金のほかにも、調整料や保定装置(リテーナー)代などが必要になります。

また、治療期間が長くなればなるほどに調整料の負担が大きくなるので、事前に目安となる治療期間を案内してくれる医院を選択しましょう。

 

ポイント6:通院しやすい

矯正治療は平均して2~3年の期間を要するといわれています。

数年間、定期的に通院する必要があるため、自宅や職場からアクセスしやすい医院を選ぶのもポイントの1つです。

 

まとめ

今回は、ガチャ歯について詳しく紹介してまいりました。

ガチャ歯の原因はさまざま考えられます。

原因を把握した上、どのように治療していくことが自身にとってベストであるのか、各矯正装置のメリット・デメリットを理解して治療を進めていくことが重要です。

また、デンタルジュでは、ガチャ歯の矯正治療を実施する、医院探しのお手伝いや、カウンセリング代行予約を実施しています。

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