歯科矯正で行う「ゴム入れ」って?目的や注意点

  • 2022.12.142024.02.29
歯科矯正で行う「ゴム入れ」って?目的や注意点

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ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーをつける前に「ゴム入れ」という処置を行うことがあります。

これは、矯正装置をつけるために、歯と歯の間にすき間を作るために行われる処置です。ここでは、歯科矯正で行うゴム入れとは何か、目的や方法、注意点などについて詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

■歯科矯正で行うゴム入れって?

ゴムかけのかけ方矯正方法の一つにワイヤー矯正があります。ワイヤー矯正とは、歯にブラケットをつけて、そこにワイヤーを通して歯を動かす方法です。

ブラケットをつける方法には、直接歯につける方法と、歯に「バンド」と呼ばれる金属の輪をはめてから、ブラケットをつける方法があります。

前歯や小臼歯は歯に直接ブラケットをつけることができますが、奥歯(第一大臼歯)の場合は被せ物をしていたり、歯の高さが低かったりするとブラケットがうまくつかないことがあります。

そのような場合、バンドを使用してブラケットがつけられるようにするのです。

しかし、バンドは歯と歯の間に適度なすき間がなければ、はめることができません。そのため、歯と歯の間にセパレートゴム」と呼ばれる矯正器具を使ってすき間を作る作業を行います。

この作業のことを「ゴム入れ」と言います。セパレートゴムは、直径5mm程度の小さなゴムでできており、ゴムを伸ばした状態で歯と歯の間に入れます。

ゴムが縮む力を利用して歯と歯の間にすき間を作るのです。

■ゴム入れは痛い?

歯と歯の間にすき間を作るには歯を動かす必要があるため、セパレートゴムを入れると2~3日は痛みを伴うことがあります

また、歯ぐきの近くまでゴムを入れるため、慣れるまで違和感を覚えることも。痛みには個人差があり、全く痛みを感じない方もいれば、強い痛みを覚える方もいます。

ただ、ゴム入れは歯に直接圧力をかけること、ワイヤーを使った矯正よりも短い期間で歯を動かすため、強い痛みを伴うことがあります。

もし痛みがあれば我慢せずに痛み止めを飲むことをおすすめします。歯科医院で処方されたものがあればそれを飲み、処方されていなければ市販の痛み止めでも構いません。

ただ、痛み止めが効かないケースもあるため、我慢できないような痛みが続く場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。

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■ゴム入れをした後の注意点

矯正治療をスムーズに始めるためにも、ゴム入れをした後は以下の点に注意する必要があります。

  • 硬い食べものは控える
  • 歯磨きは優しく丁寧に行う
  • 粘着性の強い食べものは避ける

硬い食べものは控える

ゴム入れの後は歯が動き始めるため痛みを伴いやすい状態です。硬い肉やスルメ、おせんべいなど硬いものを食べると、痛みが強くなったり長引いてしまったりする可能性があります。

また、うっかり硬いものを食べると激痛が走ってしまうことも。ゴム入れが終わるまでは、豆腐やおかゆ、スープなどやわらかいものを中心に食べるように心がけると良いでしょう。

歯磨きは優しく丁寧に行う

普段から力強く歯磨きをしている方は、ゴムが外れてしまうことがあります。歯ブラシは歯面に軽くあてて優しく小刻みに動かして磨きます。

また、歯ブラシのほかに歯間ブラシやフロスなど、補助清掃用具を活用して汚れをしっかり落としましょう。

ただ、ゴムが入っている箇所は、歯間ブラシやフロスは入らないため注意が必要です。歯ブラシやタフトブラシを使って優しく丁寧に磨く必要があります。

粘着性の強い食べものは避ける

ガムやキャラメル、餅など粘着性の高い食べ物は、ゴムが外れてしまう原因となるほかに、ゴムに食べかすがついてしまうことがあります。

食べかすは虫歯や歯周病の原因となるため、ゴム入れをしている間は粘着性の強い食べものは避けた方が良いでしょう。


今回のテーマでもある「ゴム入れ」という言葉、歯列矯正について調べたり、カウンセリングに行って先生から教えてもらうまでそんな言葉も分かりませんでしたよね。

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■入れたゴムが外れてしまったら?

歯と歯の間に入れたセパレートゴムは、何かしらの理由で外れてしまうことがあります。外れてしまった場合、まずは口から取り出しましょう。

万が一、食べものと一緒に飲み込んでしまっても人体に影響はないので、過度に心配する必要はありません。

つぎに歯科医院に連絡します。ゴムが外れた場合ケースによって入れ直すこともあれば、そのまま様子をみることもあります。

次の予約まで1週間以上空いている場合は、あいたすき間が閉じてしまう可能性があるため、歯科医院に連絡して指示を仰ぎます。

■ゴム入れはどれぐらいの期間している?

ゴム入れをしている期間はケースによって異なりますが、1週間~10日ほどです。ただし、ゴムが切れたり外れたりするとゴム入れを再度行うため、期間は延びてしまうことも。

歯と歯の間にすき間ができたらバンドをはめて、型取りをする工程に進みます。

■ゴム入れが終わった後の流れ

ゴム入れは矯正治療を始めるためのスタートラインです。ゴム入れが終わった後は以下の流れに沿って治療が進みます。

 

①セパレートゴムを外してバントをはめる

②歯型を採る

③バンドを外して、再度セパレートゴムを入れる

④矯正装置の装着・矯正スタート

 

一つ一つみていきましょう。

①セパレートゴムを外してバントをはめる

セパレートゴムを1週間~10日ほど入れて、歯と歯の間にすき間ができたらゴムを外して、バンドをあわせていきます。この段階ではバンドをつけず、歯にあうバンドを探す作業を行います。

②歯型を採る

装置を作るために、バンドをはめた状態で歯型を採ります。

③バンドを外して、再度セパレートゴムを入れる

装置が出来上がるまで1週間程度かかるため、すき間が閉じないように再度セパレートゴムを入れます。

④矯正装置の装着・矯正スタート

装置が出来上がったらゴムを外してバンドをはめて、ブラケットやワイヤーを装着し矯正スタートです。月に1回など定期的に通院し、ワイヤーなどの調整を行います。

■まとめ

ゴム入れは、バンドをはめるために行う処置のことです。矯正治療を開始する前に行われ、初めて使用する矯正器具でもあります。

そのため、個人差はありますが痛みに驚かれる方も多いです。しかし、セパレートゴムは矯正装置をスムーズに装着することが可能になり、次の段階に進めるための大切な役割があります。

矯正治療前に不安や心配なこと、気になることがあれば、歯科医師とよく相談しましょう。

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