マウスピース矯正の治療期間を解説!治療を長引かせないための注意点も紹介

  • 2024.02.022024.02.27
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SNSなどで話題となっているマウスピース矯正は、矯正治療を行っていることが周囲から気づかれにくい特徴があり、見た目に影響を与えないことからも、年代問わずに注目されている矯正装置です。

しかし、矯正治療は治療が長くかかるイメージもあることからも、どのくらい治療期間がかかるのか、ご不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、マウスピース矯正における治療期間について、詳しくご紹介できればと思います。

マウスピース矯正の治療期間

日々お仕事や学業で忙しくしていらっしゃる方も多いと思いますが、矯正治療を行なった場合の治療期間はどのくらいかかるのか、治療期間中にちゃんと通院できるのか不透明なことも多く、矯正治療に今一歩踏み出せない方も中にはいらっしゃり、デンタルジュでもご相談いただくこともあります。

マウスピースに限ったことではないのですが、矯正治療の期間は歯並びやかみ合わせの状態によって変動するため、個人差があります。
そのため矯正期間は「〇年です」と断言はできず、矯正治療の期間を把握するには、カウンセリングを受ける必要があります。
そのためこちらの記事では、あくまで平均となる治療期間をご紹介します

また、マウスピース矯正の場合、全体矯正と部分矯正でマウスピースの枚数が異なりますので、必然的に全体矯正と部分矯正とで治療期間に差が出てきます。

【マウスピース矯正の枚数】

・全体矯正・・・40~50枚(症例によっては100枚前後になるケースもある)

・部分矯正・・・14~20枚

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全体矯正の場合

歯科医師の診断によりすべての歯が矯正対象となった場合、全体的な矯正が適応されます。
全体的な矯正では、平均して2〜3年の治療期間が必要になります。
すべての歯が矯正対象となりますので、部分矯正よりも治療期間が長くなるのが特徴です。

部分矯正の場合

部分矯正はその名の通り一部の歯だけを動かしていくので、全体矯正に比べるとマウスピースの枚数も少なく、それに比例するように治療期間も短いのが特徴です。平均して部分矯正の治療期間は、数ヶ月〜1年程度といわれています。

ワイヤー矯正の治療期間と比較

次に、スタンダードな矯正装置として知られるワイヤー矯正の治療期間とマウスピース矯正の治療期間を比較していきましょう。

マウスピース矯正が誕生した当初は、ワイヤー矯正の方が治療期間が短いとされておりましたが、今現在では差も縮まりつつあり、治療期間は1年6ヶ月〜3年といわれています。

マウスピース矯正より6ヶ月ほど短くありますが、ワイヤー矯正の場合は難症例にも対応しており、歯を動かす「動的治療」のゴールを細かく調整できるため、場合によっては予定より長くなることもあります。

マウスピース矯正の来院頻度

矯正治療は長期に渡るため、忙しい日々の中で挫折することなく通えるのか、来院頻度はどのくらいであるのか、ある程度見通しが立たないと治療を決断しにくかったりするのではないでしょうか。
マウスピース矯正の来院頻度は、症例にもよりますが、2〜3程カ月に1程度といわれています。

また、治療開始するまでにも約4回の来院が必要になります。

各マウスピース矯正のメーカーによって、治療の流れは異なりますが、基本的には以下のような流れに沿って治療は行なわれていきます。

【マウスピース矯正の治療の流れ】

STEP01:カウンセリング・・・・来院1回目

まずは、歯並び・かみ合わせのご相談をしていただきます。分からないこと、不安に思うこともご相談していただける時間となります。
カウンセリング内容は各医院によって異なりますが、お口の中のお写真、レントゲン撮影などを行なった上で、考えられる治療法、おおまかな費用などもお伺いいただけます。

STEP02:精密検査・・・来院2回目

詳しく歯並び・かみ合わせの状態を確認していくために、詳しく検査を行います。レントゲン撮影、口腔内スキャン、歯科用CTの撮影などを行います。

STEP03:治療計画のご案内・・・来院3回目

検査結果を基に治療計画を立て、3Dシミュレーションソフトで歯の動きを確認していきます。
ワイヤー矯正とは異なり、視覚的に治療開始から治療完了時までの歯の動きを把握できるので、より治療のイメージが沸きやすくなるのが特徴です。
治療内容や費用にご納得した上で、マウスピースを発注します。

STEP04:治療開始・・・来院4回目

マウスピースができあがり次第、治療開始です。
メーカーによって異なりますが、マウスピースは発注から完成まで約1ヶ月ほどかかるケースが多いようです。

STEP05:定期チェック(調整)・・・1~3ヶ月に1回

マウスピースは約2週間に1度のペースで交換していきます。計画どおりに歯が動いているのか、定期的にチェックを行う必要があるため、治療を開始した時は1ヶ月に1回、治療が軌道に乗ってからは、2~3ヶ月に1回の頻度で来院が必要になります。

また、治療期間は平均して2〜3年ほどといわれています。歯を動かす治療期間が3年で3ヶ月に1回の来院頻度であった場合は、おおよそ12回の来院回数となります。

※来院回数はあくまでも仮定となります。

STEP06:保定期間・・・2~6ヶ月に1回

歯を動かす治療が完了した後は、歯の位置を定着させるための保定期間に入ります。
リテーナーと呼ばれる装置を決められた時間装着し続ける必要があります。
保定期間は歯を動かす治療を行なった期間と同等、またはそれ以上必要であると考えられています。平均的な来院の頻度は2〜6ヶ月に1回です。

ワイヤー矯正の来院頻度と比較

次にマウスピース矯正とワイヤー矯正の来院頻度を比較していきましょう。
ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面に装着し、ブラケットにワイヤーを通して歯を連結させた上でワイヤーを引っ張り歯を動かしていきます。

マウスピース矯正の場合は約2週間に1回の頻度でマウスピースの交換が必要になりますが、その度に来院する必要はなく、事前に受け取っている歯が動くように設計されたマウスピースを順番に付け替えていくだけです。

しかし、ワイヤー矯正の場合は自身で取り外したり、ワイヤーを引っ張ることができないため、歯を動かすためには必ず来院する必要があり、ワイヤー矯正の来院頻度は1ヶ月に1回といわれています。

治療の流れはマウスピース矯正とさほど違いはありませんが、矯正装置の特徴上、定期チェックの回数がマウスピース矯正とよりも多くなります。

各医院によって、治療の流れは異なりますが、基本的には以下のような流れに沿って治療は行なわれていきます。

ワイヤー矯正の種類や費用を解説!ワイヤー矯正とマウスピース矯正どっちが向いてる?

【ワイヤー矯正の治療の流れ】

STEP01:カウンセリング・・・・来院1回目

歯並び・かみ合わせのお悩みをご相談し、考えられる治療法、適応する矯正装置、おおまかな費用、支払い方法などもご案内していただける場となります。ワイヤー矯正の場合は、ブラケットの種類も豊富であり、メタルブラケット、クリアブラケット、セラミックブラケット、メタルワイヤー、ホワイトワイヤーなど選択肢の幅が広がります。

STEP02:精密検査・・・来院2回目

矯正治療の計画を立てるため、口腔内撮影、レントゲンや歯科用CT撮影、お口の中の型取りなどを行っていきます。

STEP03:治療計画のご案内・・・来院3回目

精密検査の結果を基に治療計画が立てられ、ご案内いただけます。医院によっては、ご自身と似たような症例の画像を提示しながら説明してくれるケースもあります。希望する場合は、事前に相談してみましょう。また、治療内容にご納得した上で治療に進められるように、分からないこと、不安に思うことは治療前に払拭することが大切です。

STEP04:治療開始・・・来院4回目

矯正装置を装着していよいよ治療スタートです。歯にブラケットを専用の接着剤で取り付け、ワイヤーを通して連結させていきます。装着後、矯正中の歯磨きの仕方などについての指導を受け、治療期間が延びないように、予防にも努めましょう。

STEP05:定期チェック(調整)・・・1ヶ月に1回

計画通りに歯が動いているか確認を行い、その上でさらに調整し、歯が新たに動くように処置していきます。手作業で行っていくため、所要時間を要します。

また、定期チェックを怠ってしまうと、計画どおりに歯が動いていかなくなるため、おのずと治療期間も延びてしまうので注意が必要です。歯を動かす治療期間が3年であれば、およそ36回の来院が必要になります。

※来院回数はあくまでも仮定となります。

STEP06:保定期間・・・2~6ヶ月に1回

歯を動かす治療が完了すると、次に歯の位置を固定する期間へと移行します。
ワイヤー矯正であっても、マウスピース矯正であっても保定期間に差はほとんどありません。

矯正治療後は歯が元の位置に戻りやすいため、動かした歯が元の位置へ戻らないようにするために必要な期間となります。

マウスピース矯正を長引かせないための3つの注意点

決められた時間マウスピースを装着する

マウスピース矯正は、歯が動くように設計されたマウスピースを決められた順番に付け替えていきます。
マウスピース矯正のメーカーによって1日の装着時間は異なりますが、ほとんどの場合は1日20時間以上の装着が求められています。

自分自身で簡単にマウスピースを取り外せるので、食事の際には取り外して普段通りに食事を楽しめるのもメリットの1つです。

しかし、食後に歯磨きを行った上でマウスピースを装着しなければ、虫歯になるリスクが高まるため、マウスピースを再び装着するタイミングを失ったり忘れてしまうといったことも、長期となる治療期間においては起こりうるトラブルの1つになります。

そういったトラブルが積み重なり、マウスピースの装着管理を十分に行なえない場合、計画どおりに歯が動かないといった問題が起こる恐れもあります。

マウスピースは、歯の動きを分析して事前に製作されているので、計画どおりに歯がうごかないと、マウスピースが合わなくなり、作り直さなくてはならなくなる可能性もあります。

そのため治療期間を長引かせないためにも、マウスピースは決められた時間・期間、装着しましょう。

虫歯や歯周病の予防をしっかりする

マウスピース矯正は取り外せる分、虫歯や歯周病になりにくいといわれています。

しかし、前述でもご案内したとおり、食後の歯磨きを怠ったまま、マウスピースを装着してしまうと、虫歯菌が増殖してしまうので、虫歯になってしまうケースも少なくありません。

矯正治療期間中に虫歯になってしまうと、虫歯治療を行うために一旦治療を中断せざるを得なかったり、マウスピースが合わなくなる恐れもあり、結果的に治療期間が長引いてしまうこともあります。

歯周病もまた、進行してしまうと最終的に矯正治療が困難になってしまうため、虫歯と同様に歯周病も予防が大切です。

ワイヤー矯正では取り外しができないため、歯磨きがしづらい部分もありますが、マウスピース矯正は外せるので、定期的に歯科医院でクリーニングも可能です。

虫歯や歯周病を予防することも、矯正治療を順調に進めていくためには必要なこととなりますので、治療期間を長引かせないためにも日々予防ケアをしていきましょう。

正しくマウスピースを噛む

マウスピースは簡単に取り外しができ、装着も容易に行なえる設計になっており、マウスピースを装着することで歯に圧力がかかり、徐々に歯が動いていく仕組みとなっています。

しかし、装着が簡単に出来るがゆえに最初のうちは緊張しながら丁寧にマウスピースの装着を行っていても、だんだんと慣れていくと、マウスピースの装着も毎日のルーティーンになります。
そうなっていくと、手でマウスピースを装着するのではなく、歯で噛み込むように装着するようになることもあるでしょう。

マウスピースがしっかりと歯に密着するように装着できていないと、歯に適切な圧力がかからなくなり、計画通りに歯が動いていかず、治療期間が延びてしまう恐れもあります。

また、歯で噛みしめて装着するようになってしまうと、マウスピースが破損してしまったり、お口の中を傷つけてしまったりする恐れもあるため注意が必要です。

マウスピース矯正の代表的なメーカーであるインビザラインでは、マウスピースを適切に装着できるアイテムとして、「アライナーチューイ」と呼ばれるロール状のシリコンゴムを使用した装着を推奨しています

手でマウスピースを装着し、その上でアライナーチューイを噛み、歯とマウスピースの間にすき間がないように装着できます。

まとめ

今回はマウスピース矯正における治療期間について詳しくご紹介してまいりました。
矯正治療は長い治療期間がかかり、およそ2〜3年といわれています。

また、自身で取り外しが可能であるがゆえに、装着時間が十分でなかったり、治療中にむし歯や歯周病になってしまうと治療期間が延びてしまう恐れもあります。

しかし、マウスピース矯正の装着時間を守り、矯正治療を行いながらむし歯や歯周病の予防もしっかりと行うことで、スムーズに治療が進められご自身の負担も抑えられます。

忙しい毎日の中で通院が難しいと矯正治療を断念していた方、矯正装置の見た目が気になり矯正治療に今一歩踏み出せていない方も、マウスピース矯正をぜひご検討ください。

 

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