ワイヤー矯正治療中に起こる痛みとその対処法について紹介

  • 2023.05.172024.02.29
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歯科矯正の治療中は、初めて矯正装置をつけたやワイヤー調整を行うたびに痛みが出ることがあります。特にワイヤー矯正ではマウスピース矯正に比べると痛みが生じやすく、ワイヤー矯正治療中の痛みによって苦しんでいる方も少なくありません。

そこで本記事では、ワイヤー矯正で感じる痛みやその対処法について解説します。歯科矯正中の方はもちろんのこと、これからワイヤー矯正を検討している方もぜひ参考にしてください。

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ワイヤー矯正治療中に起こる痛みとは?

全体の歯並びと噛み合わせを治す矯正方法には、主にワイヤー矯正が用いられます。ワイヤー矯正は対応できる症例が多く、マウスピース矯正が普及した現在もスタンダードな矯正方法です。

しかし、ワイヤー矯正は歯が動いたり矯正装置が粘膜にあたったりすると痛みを伴うことがあります。これらの痛みは個人差があるため、人によって感じ方や痛みが続く期間が異なることがあります。

最近のワイヤー矯正治療では、NiTiワイヤーやローフリクションブラケットといった装置を用いることにより持続的に弱い力をかけることができるため、以前に比べると比較的矯正治療中の痛みは少ないと言われていますが、それでも全く痛みを感じずに矯正治療を行うことはできません。

痛みがある場合には、矯正装置を調整したり、食事のはやわらかい食べ物を選んだりするなど工夫することで痛みをやわらげることができます。ただし、強い痛みが長期間続く場合には、歯科医師に相談することが大切です。

ワイヤー矯正治療中に起こる痛みの種類

ワイヤー矯正治療中の痛みは、以下のような種類があります。

  1. 歯が動く時の痛み
  2. 装置が粘膜に当たる痛み
  3. 食事などで上下の歯があたる時の痛み
  4. 清掃不足で歯肉炎、歯周炎による、歯茎の痛み
  5. 歯の移動による一時的な知覚過敏

それぞれ詳しく説明していきますね。

歯が動く時の痛み

歯科矯正中は矯正器具によって力が加わり、歯が動くことによって痛みを感じることがあります。

これは、矯正装置により歯の根っこと歯を支えている骨の間にある「歯根膜(しこんまく)」に刺激が伝わると歯根膜の中の血管が圧迫されて痛みを感じる物質(プロスタグランジンE2)が分泌されるからです。

痛みの程度は個人差がありますが、特に初めて矯正装置を装着した後やワイヤー調整を行なった日の夜から3日間ほどは強い痛みを感じることがあります。

時間が経つにつれて痛みはやわらぎますが、最初の3日間ほどはやわらかい食べ物も噛めないほど痛みを感じる方もいらっしゃいます。痛みが強い場合は、痛み止めの服用でやわらぎますが、我慢できないほど強い場合は歯科医師に相談しましょう。

歯が動く痛みは矯正治療初期に感じやすく、矯正治療が進んでいくとそこまで感じなくなっていきます。綺麗な歯並びになることをイメージしながら最初は頑張りましょうね!

装置が粘膜に当たる痛み

ワイヤー矯正では歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着して、そこにワイヤーを通して歯を動かします。

そのため、矯正中はブラケットやワイヤーなどの矯正装置が歯ぐきや舌、頬の粘膜に当たって傷をつけることがあります。中には傷から口内炎になってしまい強い痛みによって食事をするのも辛いという時期があるかもしれません。

特に矯正器具のワイヤーがはみ出すことで、頬の粘膜に引っかかり傷ができやすくなります。器具がお口の中に当たらないようにブラケットを覆うワックスをつけたり、ワイヤーの先端をカットすることで対処していきます。

食事などで上下の歯があたる時の痛み

矯正装置をつけた当初やワイヤー調整を行った後は、歯が動いている最中なので歯の周りの歯根膜が敏感な状態になり食事でものを噛むときに痛みが出ることがあります。

このような場合には、硬いものは避けるようにして食事内容をやわらかい食べ物に変えたり、小さく切って食べたりするように心がけるなど、工夫が必要です。

清掃不足で歯肉炎・歯周炎による歯茎の痛み

矯正装置がつくと歯磨きが難しくなり、うまく汚れが落とせなくなってしまうことがあります。そのため、矯正中は歯肉炎になりやすくそのまま放置してしまうと歯周炎へ進行してしまうことがあります。

歯肉炎や歯周炎では歯の痛みは起こりませんが、汚れによって歯茎に炎症が起こり痛みや違和感を感じることがあります。歯肉炎の状態でしたら正しい歯磨きを行うことで改善されますので、普段からしっかりと歯磨きを行うようにしましょう。

歯の移動による一時的な知覚過敏

歯の矯正中は歯を動かすことによって、歯茎と歯の根っこ(歯根)部分に隙間ができ、象牙質が露出することによって一時的に知覚過敏になることがあります。

特に冷たいものがしみやすくなりますので、知覚過敏用の歯磨き粉を使ったり、できるだけ冷たいものを食べたり飲んだりしないように注意しましょう。知覚過敏の症状は一時的なことが多く数週間で治ることがほとんどですが、もし症状が長引く場合は、一度歯科医師に相談してみてください。


歯の矯正治療をしたいものの痛みが不安でなかなか治療に踏み切れない方がいらっしゃると思います。ワイヤー治療による痛みについてもなかなか事前に予測することは難しいです。できることならそういった不安についてその都度しっかり相談できる歯科医院を選びたいですよね。

でも、自分で歯科医院を片っ端から調べて、優劣をつけるのはとても難しく、時間もかかります。

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ワイヤー矯正治療中に痛みがある場合の対処法

ワイヤー矯正で痛みがある場合は、以下の対処法を試してみましょう。

痛み止めの服用

歯が動くときの痛みは、痛み止めの服用が有効です。歯科医師に相談して痛み止めを処方してもらいましょう。また、市販の痛み止めも有効です。

ただし、過剰に服用すると副作用が生じる場合があるため、適切な量を守りましょう。

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矯正用ワックスの利用

矯正装置が歯ぐきや舌、頬の粘膜にあたって痛みが生じる場合、矯正用ワックスの利用が有効です。矯正用ワックスは、矯正装置のブラケットにつける保護材です。使用する際は、しっかり手を除菌し、口内の水分をとってから使用しましょう。矯正用ワックスは市販でも販売していますが、最初は歯科医院で販売しているものを購入し、担当医に使用方法や注意点を教えてもらった方が安全に使用できます。

食事内容の工夫

歯が痛くて食べ物を食べることができない場合には、やわらかい食べ物を選んだり食べ物を小さく切って噛む回数を減らす工夫をしましょう。たとえば、豆腐やスープ、やわらかいハンバーグ、おかゆなどがおすすめです。

口腔内のケア

ワイヤーやブラケットがあたって傷ができると口内炎に発展する可能性があります。また、ワイヤー矯正中は、食べ物が矯正装置に挟まったり汚れが蓄積しやすいものです。

口腔内を清潔に保つことで口内炎の治りが早くなったり、虫歯や歯周病のリスクを減らしたりできます。ワイヤー矯正中は歯ブラシのほかにタフトブラシや歯間ブラシなどを併用してしっかりケアすることも大切です。

痛みが長期間続く場合は歯科医に相談しましょう

ワイヤー矯正の痛みは一時的なもので、時間が経つにつれて緩和されることがほとんどです。適切なケアを行い、辛抱強く治療を続けることが大切です。

ただし、痛みが長期間続く場合には、歯科医師に相談しましょう。痛みの原因を特定し、痛み止めの処方やワイヤー調整など適切な対処をしてくれます。

まとめ

ワイヤー矯正の痛みには、

  • 歯が動く時の痛み
  • 装置が粘膜に当たる痛み
  • 食事などで上下の歯があたる時の痛み
  • 清掃不足で歯肉炎、歯周炎による、歯茎の痛み
  • 歯の移動による一時的な知覚過敏

などがあります。

痛みがある場合には、矯正装置を調整したり、食事のときはやわらかい食べ物を選んだり、矯正装置の周りを保護するためのワックスを使用するなど工夫することで痛みを和らげることができます。ただし、痛みが強い場合には、歯科医師に相談することが大切です。

デンタルジュでは一人ひとりに合った歯医者探しのお手伝いをしています。ぜひお気軽にご相談ください。

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