大人の矯正治療事情 | 年代別 矯正治療の理由や矯正法の違いとは

大人の矯正治療事情 | 年代別 矯正治療の理由や矯正法の違いとは

「歯列矯正治療」といえば、お子様が受けるイメージがあると思いますが、大人になって矯正治療を受ける方もたくさんいらっしゃいます。ただしお子様と違って、大人になると身体的・環境的に状況がさまざまですので、年代に応じた矯正治療が必要です。 そこで今回、年代別の矯正治療について解説致しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

大人が歯並びを治したいと悩む要因

大人の場合、矯正治療を希望する理由として「見た目」をお悩みの方が多くいらっしゃいます。特に、人前に立つ仕事や接客業の方は第一印象として「表情」や「笑顔」を意識されて矯正治療をしたいと考えるのではないでしょうか。 また審美性だけでなく、噛み合わせを正しく整えることでおのずと身体も整い、頭痛や腰痛改善、不眠症や高血圧改善などの効果が現れることも。このため最近では、20~40代の矯正治療希望者が増えています。

気兼ねなく自然な笑顔で

歯並びが悪いことを気にしていると、人前で自然な笑顔をつくることができない人が多いようです。歯並びが整い、口元に自信が持てるようになれば隠す必要もなくなり、自然な笑顔で雰囲気も明るくなります。

歯列矯正で整えられるフェイスライン

矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、上下左右の噛み合わせのバランスも正しく誘導します。美しさの象徴とされている「Eライン」(顔を横から見た時に鼻先と顎を一直線で結んだ線上に唇があるのが最も美しいとされている)になります。

頭痛・肩こり・腰痛などが改善される

歯並びが乱れていると噛み合わせにズレが生じます。一部に負担が大きくなると、筋肉の緊張などから、頭痛や肩こり、腰痛の原因になることもあります。矯正治療で噛み合わせのバランスが良くなることで、これまで悩まされていた症状が改善したという方も沢山いらっしゃいます。

全身的な不調が改善される

噛み合わせのズレから歯ぎしりなどを起こし、熟睡できない要素になることもあります。また、顔周辺の筋肉のバランスも整うことで偏った緊張が無くなり、高血圧の解消につながったというケースもあります。

健康的な身体づくりにつながることもあります

噛み合わせのバランスが良くなり、食べ物を噛み砕く機能がしっかりと働くようになります。これまで上手く噛めずに丸呑みしていたり、早食いになっていた癖も改善されることで胃腸に負担がかかることも無くなりますし、栄養吸収の効率もよくなります。これらの効果によって、自然に健康的な身体づくりにもつながってくるのです。

20代の矯正治療

20代は人生の転機が多く、就職や結婚などを機会に矯正治療を開始される方が多くいらっしゃいます。社会人として人前に出る機会が増え、見た目を意識して始める方が増えます。就職活動を中心に、特に接客業で多くの人への第一印象が重要視される仕事や、モデルや芸能活動など、不特定多数の人に認知される活動などをする方、結婚式に向けて等、矯正治療を希望されることが多いようです。

30代の矯正治療

矯正治療を開始する大人の年代の中で最も多いのが30代の女性といわれています。 子育ても忙しい年代ではありますが、仕事復帰やお子様が幼稚園や小学校など入園・入学によって少し自分の時間が持てるようになるという時期でもあります。 また、経済的にも安定し始める時期でもあり、思い切って矯正治療を始めるという方も多いようです。

40代の矯正治療

ひと昔前は少なかった40代ですが、最近矯正治療希望者が増えてきている年代です。 30代の頃よりも子育てが落ち着き、自分の時間を活かして充実したライフスタイルを送ることができることで矯正治療を始めるにあたっての余裕が生まれてくる年代でもあるでしょう。お仕事での活躍や、新たな趣味の交友関係などに際し、見た目の若々しさや身体的バランスを整えるためなど、アンチエイジングとして始める方も増えています。

大人の矯正治療で選ばれる矯正法

大人の矯正治療は子供の矯正治療と比べて「目立ちにくい」装置を希望される方が多くいらっしゃいます。できるだけ人に気づかれないでできる方法をいくつかご紹介します。 ただし、金額が通常の装置に比べて割高になることが多いため、十分に説明を聞いて納得の上選択するようにしましょう。

透明ブラケット

最もポピュラーなブラケットとワイヤーによるマルチブラケット矯正装置は、さまざまな歯並びに対応する万能かつ一般的に用いられる矯正法です。ただ、歯の表面に付ける「金属ブラケット」が目立つため、この部分を透明な素材の装置に変えることもできます。

ホワイトワイヤー

透明ブラケットだけでは銀色のワイヤーが目立つので気になるという場合、ワイヤーも白い素材のものを選択することもできます。成人の矯正治療では約20%の方がホワイトワイヤーを選択されています。

裏側矯正(舌側矯正)

歯の表面に付けるブラケットとワイヤーを、全体的に歯の裏側に付ける方法です。表側の矯正とほぼ同様の効果があり、かつ周囲に気づかれることなく矯正治療することができます。ただし装置が内側にあるため、表側よりも歯磨きや食事、発音がし辛いなどのデメリットはあります。

マウスピース矯正

透明なプラスチックでできた装置を装着し、その圧力で歯並びを整えていく方法です。マルチブラケット法に比べて違和感が少なく、目立ちにくいのが特徴。また、取り外しも可能なので、外して歯磨きすることもできて衛生的な方法です。ただし骨格的に問題がある場合やスペースが不足しておりマウスピースの圧力だけでは整えるのが難しい歯並びによっては、適応できない場合もあります。

まとめ

矯正治療は小さなお子様から60代位の大人の方まで幅広く受ける方がいらっしゃいます。 昨今、成人向けの矯正装置も、目立たずにおこなうことができる装置が増えてきており、かつ治療期間も昔にくらべて大幅に短縮されてきています。 患者様のライフスタイルも考慮し、ご希望に合わせた矯正法をご提案できるようになってきております。ぜひ信頼できる矯正歯科にご相談の上、納得のいく矯正治療を選びましょう。

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